【不祥事】神戸市29歳男性教員が盗撮で免職!2023神戸市懲戒処分事例

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神戸市の市立本山第二小学校で29歳男性教員が女子高生のスカート内を盗撮しようとして懲戒免職となりました…

この男性教員によると2017年度頃から少なくとも30回の盗撮行為をしたとのこと…(^^;

もう癖になっているんですね…というか窃視症の可能性もありますね。

本記事ではニュースの内容、神戸市の懲戒処分事例についてまとめてみました。

最近の教員の不祥事に関する記事はこちらの記事をご参照ください。

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神戸市の29歳男性教員が盗撮で免職になったニュース

ニュースによると、神戸市の市立本山第二小学校で29歳男性教員が女子高生のスカート内を盗撮しようとして懲戒免職となりました。

市立本山第二小学校

この男性教諭は11月21日、尼崎市の阪急塚口駅のエスカレーターで、16歳の女子高校生のスカート内をスマートフォンで撮影しようとした疑いで現行犯逮捕されたとのことです。

現行犯逮捕したのは、通勤時間帯に警戒していた鉄道警察隊と尼崎北署署員で、スカート内にスマートフォンを差し入れようとしているのを確認してから現行犯逮捕に踏みきったようです。

私人逮捕系YouTuberがここ最近問題になっておりましたが、きちんと警察は仕事をしておりますし、私人逮捕要件を満たしているのかどうかも不明な状態で相手を制圧する私人逮捕系YouTuberはやはり無用ですね。

しかもモザイク無しで通行人を平気で晒したり…(^^;

そもそも本当に正義感でやるなら、証拠の動画を撮影するのは理解できても、それをYouTubeにアップロードする必要性はないです。

この男性教員は以下のように述べているようです。

「2017年度ごろから盗撮行為を少なくとも30回ほどやった」

引用:神戸新聞NEXT,”盗撮未遂、電車で平手打ち、部下にセクハラ… 小学校教諭や環境局職員ら男性5人を処分 神戸市”,2023-12-27,https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202312/0017173265.shtml

かなり悪質ですね…

こういう供述を聞くと、私人逮捕系YouTuberが「警察が仕事していないからだ!」とか言い出しそうですが、警察が全ての事件に対応するのは物理的に無理ですし、逮捕権を行使して犯罪を取り締まりたいなら自らが警察官になればいい話です。

もっとも、警察官になれればの話ですが…

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教員の懲戒処分の種類について

教員の懲戒処分の種類には、戒告、減給、停職及び免職が存在します。

懲戒処分の基準などについてまとめた記事はこちらの記事を是非ご参照ください。

各自治体によって多少差はあるものの、大体似通ったような基準を定めております。

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わいせつ教員データベースと官報情報検索ツールについて

あまりニュースにはなっておらず、報道も多くはされておりませんでしたが、わいせつ行為で処分を受けた教員を教育現場から締め出すため、2023年4月1日から「わいせつ教員データベース」が運用開始されました。

このわいせつ教員データベースは、教員がわいせつ行為による過去の免許失効の処分歴を隠して採用されるのを未然に防止することを目的として運用が開始されました。

教員を採用する際には、このデータベースで検索することが義務化されたとのことです。

わいせつ教員データベースの詳細については、過去の記事を是非ご参照下さい。

またわいせつ教員かどうかを処分歴を調べるために、図書館の官報情報検索ツールが無料で使用可能です。

官報情報検索ツールに関する記事についてはこちらをご参照ください。

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神戸市教育委員会の教職員の懲戒処分の指針について

神戸市教育委員会においても教育委員会懲戒処分の指針を公表しております。

以下のような基準が示されております。

3 公務外非違行為関係

(14)わいせつ行為等

(エ)痴漢行為若しくはわいせつな行為(盗撮、のぞき等)をした場合 免職又は停職

引用:神戸市教育委員会,”教育委員会懲戒処分の指針”,https://www.city.kobe.lg.jp/documents/11162/kyouikuiinkaityoukaisyobunnoshishin.pdf

痴漢や盗撮は停職に余地も残しているようですが、免職だけで良いのではないかと個人的には思います。

痴漢や盗撮を犯した人間に再び教壇に立ってもらいたいですかね?

何故停職があるのでしょうか…

他の自治体の懲戒処分基準は以下の記事を是非ご参照ください。

山形県の懲戒処分の基準及び退職金不支給を争った裁判についてはこちらの記事をご参照ください。

富山県の懲戒処分の基準はこちらの記事をご参照ください。

栃木県の懲戒処分の基準はこちらの記事をご参照ください。

2023年度神戸市の教職員の懲戒処分事例

今回神戸市の小学校に勤める29歳の男性教員が免職の懲戒処分となりました。

そこで神戸市教育委員会が下した、2023年度の神戸市の教職員の懲戒処分状況について、神戸市のホームページから調べて下表のとおりまとめてみました。

No.発令日校種職名年齢性別処分の程度わいせつ行為等処分理由(要約)
14/21中学校(西区) 中学校(西区)52免職酒気帯び運転2023年2月26日午後8時21分頃、飲酒後に自家用車を運転し、神戸市内の路上において、歩道脇に設置された植栽を損壊する物損事故を起こし、その後の警察による呼気検査の結果、呼気1リットルにつき0.21mgのアルコールが検出された。また、上記以外にも2022年度に複数回、飲酒後に自家用車の運転を行っていた。なお、被処分者は過去に酒気帯び運転により減給10 分の1、1 月の処分を受けている。
25/15小学校(灘区)技術職員44戒告通勤手当不適正受給2022年8月から2023年2月までの間、通勤届で届け出ている内容と異なる通勤方法で通勤し、通勤手当を不適正に受給した。
36/30小学校(長田区)教諭35減給10分の13月個人情報紛失2023年4月28日、休日に自宅で業務を行う目的で、所属校の全児童の名前が記載された一覧表など複数の個人情報を含む資料、情報端末などを鞄に入れて校外へ持ち出して飲酒を伴う会食を行い、結果として上記資料等の入った鞄を紛失した。なお、資料については、持ち出しにあたって事前に管理職の許可を得ていなかった。
46/30中学校(長田区)教諭30戒告学校施設の鍵の紛失2023年3月30日、学校施設の鍵を持ち出した状態で飲酒を含む会食を行った後、帰宅途中に屋外で眠ってしまい、その間に学校施設の鍵の入った鞄を紛失した。
56/30小学校(須磨区)会計年度任用職員50戒告通勤手当不適正受給2022年度において通勤届で届け出ている内容と異なる通勤方法で通勤することがあったが、計6月間については、月の半数を超えて届出内容と異なる方法で通勤しており、通勤届の変更が必要だったにもかかわらずこれを怠り、通勤手当を不適正に受給した。
66/30中学校(西区)教諭58戒告不適切な事務処理2022年11月以降、腰の痛みがあったとはいえ、授業中に教室にある簡易ベッドで横になり、結果的に寝たことが2回あり、かつ、2023年2月に実施したいじめアンケートにおいて、生徒がその旨を記載しているのを確認した際、いじめに関係ないという理由で当該生徒に消させた。
また、2023年1月、調理実習に使用する食材について、納品場所を自宅に設定し、履行確認を怠った。その後、学校に持参した際、他の職員に納品内容を確認してもらうことなく調理実習を行った結果、納品物の一部の行方が分からなくなった。
77/20高等学校(中央区)教諭時間講師40免職強制わいせつ2023年5月14日、灘区の路上で女性に後方から抱きつき、服の上から胸を触るわいせつ行為を行った。
88/4義務教育学校非常勤講師73戒告不適切な指導2023年5月17日、繰り返し注意をしても聞かない被害生徒に対して、顎を下から持ち上げるようにして押すという行為を計2回行った結果、いずれも被害生徒に尻もちをつかせるという不適切な指導を行った。加えて、丸めたプリントで喉元付近を指し示すようにした結果、被害生徒は首に擦過傷を負った。なお、当該講師は2020年度、2006年度、2003年度において、不適切な指導又は体罰によりそれぞれ口頭訓戒、減給10分の1・1月、口頭厳重注意の処分を受けている。
912/4小学校(垂水区)教諭41停職6月児童へのセクシュアル・ハラスメント2022年度中、児童との距離感に関して管理職から繰り返し指導があったにもかかわらず、被害児童の臀部に触れるという身体接触を複数回行った。
1012/4中学校任期付講師28戒告体罰等2023年6月から8月にかけての部活動において、被害生徒に対し、ピンポン玉をマスクの上から当てる、背負っている鞄を蹴る、後頭部を叩くといった不適切な行為を行ったほか、被害生徒ら複数名に対して不適切な発言を行った。
1112/4小学校(兵庫区)教諭※条件付採用期間中24分限免職窃盗2023年9月30日、商業施設内の店舗にて化粧品8点、計6万円相当を窃盗した。
1212/27市立本山第二小学校教諭29免職盗撮2023年11月21日、駅構内の昇りエスカレーターにおいて、被害女性のスカート内の盗撮を試み、その場で警察官により逮捕された。また、過去にも盗撮を試みようとして撮影を行ったことが複数回あった。
1312/27中学校技術職員64停職1月有料道路の不正通行及び通勤手当の不適正受給2021年度から2023年度にかけて、障害者割引が受けられるETCカードを使用し、本来支払うべき通行料金の半額で有料道路を不正に通行し、55,050円の支払いを免れた。また、当該期間において、障害者割引を適用して通勤していることを意図的に申し出ず、通勤手当を過大に受給した。
引用:神戸市,”過去の記者発表資料”,https://www.city.kobe.lg.jp/a57337/shise/press/press_back.html

確認できただけで神戸市では2023年度13件の懲戒処分があったようです(2023年12月28日時点)。

内訳は以下のとおりです。

免職・・・4件

停職・・・2件

減給・・・1件

戒告・・・6件

神戸市も着々と免職者の数が増えております…

これでは教員不足にもなります。

冒頭でも述べましたが、盗撮は窃視症という病気の可能性もあります。

繰り返し盗撮を行っていることからも、医療施設での適切な治療をしない限り、教職員を懲戒免職になったとしても今後も盗撮を続けていく可能性があります。

可能であれば窃視症かどうかを教員採用試験時に見破ることができればいいのですが・・・

今後の診断方法の開発と発展に期待するしかありません。


本記事ではニュースの内容、神戸市の懲戒処分事例についてまとめてみました。

盗撮行為で免職となる教員が自治体問わず後を絶ちません。

わいせつ行為と並び卑劣極まりない行為だと思います。

教壇に立ち、生徒達を指導していた教員の正体が盗撮犯と知ったら生徒達はどう思うでしょうか…。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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