【不祥事】青森中学高校教員2名をわいせつ行為で免職!2023青森県懲戒処分事例

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青森県で高校と中学の男性教員計2名がわいせつ行為で免職となったそうです。

なんと中学校の56歳の男性教員は10年以上前のわいせつ行為で免職とのことです(^^;

時を超えて己の悪行で身を滅ぼす…(;゚д゚)ゴクリ…

本記事ではニュースの内容、青森県の教員の懲戒処分事例についてまとめてみました。

ここ最近の教員のわいせつ事件の記事はこちらをご参照ください。

青森県で教員2名がわいせつ行為で免職になったニュース

青森県教育委員会が2月9日付で、中学校の56歳の男性教員と、高校の30歳の男性教員をわいせつ行為を理由にそれぞれ免職処分としたそうです。

中学校の56歳の男性教員は、10~20年前に県内の農地に止めた自家用車内で女子中学生にわいせつ行為をしたそうです。

自宅へ送り届ける途中での事案だったようです。

10~20年前って…(^^;

被害女性のコメントがこちら。

「中学生だった当時大人に相談しなかった後悔が強くあった」

引用:熊本日日新聞,”10年以上前のわいせつで免職 青森、中学教諭”,2024-2-9,https://kumanichi.com/articles/1322691#:~:text=%E9%9D%92%E6%A3%AE%E7%9C%8C%E6%95%99%E8%82%B2%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A,%E3%82%8F%E3%81%84%E3%81%9B%E3%81%A4%E3%81%AA%E8%A1%8C%E7%82%BA%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

気持ちは分かるのですが、中学生だったということは当時13~15歳。

そしてニュース記事によっては10~20年前と記載されております。

すると10年前だとしたら被害女性は現在23~35歳、20年前だとしたら被害女性は現在33~45歳…

証言も立派な証拠であることは間違いないですが、10~20年前のことで懲戒免職にすることも可能なんですね…(;゚д゚)ゴクリ…

56歳の教員も認めたとのことですから処分が下るのは妥当なのでしょうね。

ただし県警捜査1課によると時効を過ぎていることから警察は何もできないそうです。

司法が裁かずとも社会的制裁は下った…といったところでしょうか。

一方で30歳の男性高校教員は、2022年8月と11月、自家用車で女子高校生に対しわいせつな行為などをし、児童福祉法違反の罪で1月30日付けで起訴されたとのことです。

この女子高校生ですが、複数のニュース記事を確認しましたが、勤務校の生徒との記載はありませんでした。

不思議ですね。一体どこで知り合ったのでしょうか…対価を払っていたのでしょうか…

それにしても一気に教員のわいせつ事案のニュースが噴出してきましたね(^^;

教員の懲戒処分の種類について

教員の懲戒処分の種類には、戒告、減給、停職及び免職が存在します。

懲戒処分の基準などについてまとめた記事はこちらの記事を是非ご参照ください。

各自治体によって多少差はあるものの、大体似通ったような基準を定めております。

わいせつ教員データベースと官報情報検索ツールについて

あまりニュースにはなっておらず、報道も多くはされておりませんでしたが、わいせつ行為で処分を受けた教員を教育現場から締め出すため、2023年4月1日から「わいせつ教員データベース」が運用開始されました。

このわいせつ教員データベースは、教員がわいせつ行為による過去の免許失効の処分歴を隠して採用されるのを未然に防止することを目的として運用が開始されました。

教員を採用する際には、このデータベースで検索することが義務化されたとのことです。

わいせつ教員データベースの詳細については、過去の記事を是非ご参照下さい。

またわいせつ教員かどうかを処分歴を調べるために、図書館の官報情報検索ツールが無料で使用可能です。

官報情報検索ツールに関する記事についてはこちらをご参照ください。

青森県教育委員会の懲戒処分の基準について

青森県教育委員会においても懲戒処分に係る標準処分例を公表しております。

児童生徒に対するわいせつ行為に関しては以下のような基準が示されております。

2 児童生徒に対する非違行為関係

(2) わいせつ行為等

ア 青森県青少年健全育成条例違反等のわいせつな行為をした職員は、免職とする。

イ わいせつな言辞等の性的な言動を繰り返した職員は、免職、停職又は減給とする。

ウ わいせつな言辞等の性的な言動を行った職員は、停職、減給又は戒告とする。

引用:青森県教育委員会, “懲戒処分に係る標準処分例”,平成27年4月2日, https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kyoiku/e-kyoin/files/syobunrei_2.6.1.pdf

上記のアの規定にあるように、わいせつ行為は一発で免職です。

もうこれに関してはどこの自治体も変わりはないですね。

ただ残念なのが、青森県の懲戒処分基準にはSNSに関する規定が無いことです。

近年教員と生徒がSNSで私的な関係の構築を発端とし、わいせつ行為に発展するケースが後を絶ちません。

懲戒処分基準にはSNSで私的な関係を持つことを罰する規定も是非盛り込んでいただきたいです。

平成27年制定で改訂履歴が無いのは、時代にそぐわない規定を放置していることに他ならないので、青森県教育委員会にはしっかり仕事をしてもらいたいです。

他の自治体の懲戒処分基準は以下の記事を是非ご参照ください。

神奈川県の懲戒処分の基準はこちらの記事をご参照ください。

山形県の懲戒処分の基準及び退職金不支給を争った裁判についてはこちらの記事をご参照ください。

埼玉県の懲戒処分の基準はこちらの記事をご参照ください。

栃木県の懲戒処分の基準はこちらの記事をご参照ください。

2023年度青森県の教職員の懲戒処分事例

青森県教育委員会の報道発表資料及びニュース記事から確認できる、青森県の2023年度の教員の懲戒処分事例を下表にまとめてみました。

No.発令日校種職名性別年齢処分の程度処分理由
15/26三八地域の高等学校教諭45免職酒気帯び運転による人身事故道路交通法違反及び過失運転致傷による略式命令(罰金50万円)を受けた。
26/22東青地域青森市の中学校教頭55減給1月令和4年11月28日(月)自動車を運転中、校地内から道路に出ようとした際、左側から直進してきた自転車と衝突したもの。事故の相手方(男性1名 6週間の加療)
37/28東青地域青森市の小学校教諭37免職令和5年5月下旬頃、青森市内の小学校女子トイレに侵入し、女子児童に背後から抱きついた。
49/29特別支援学校教諭31免職酒気帯び運転付近の住民の通報により到着した警察官によって行われた呼気検査により呼気中濃度0.52mg/lのアルコールが検出された。
59/29三八地域八戸市の小学校教諭41免職酒気帯び運転パトカーに停止を求められ、呼気検査を受けたところ、呼気中濃度0.36mg/lのアルコールが検出された。
69/29特別支援学校教諭24戒告最高速度60km/h のところ、98km/h で走行
710/31西北地域つがる市の小学校教諭59戒告人身事故自動車を運転中、赤信号を見落として交差点に進入したため、右側から同交差点に進入してきた自動車と衝突したもの。
811/28三八地域市部以外の中学校教諭51免職令和5年8月20日(日)、八戸市内のホテルにおいて、女性に対し同意することが困難な状態にあることに乗じてわいせつな行為を行ったもの。
911/28三八地域八戸市の小学校校長57減給1月最高速度60km/h のところ、96km/h で走行
1012/25西北地域の県立高等学校技能職員47停職4月令和4年7月17日(日)午後4時頃、弘前市内の家電量販店において、ビールジョッキ(2,680円相当)を窃取したもの。
111/24三八地域の高等学校講師28戒告最高速度60km/h のところ、103km/h で走行
1212/25特別支援学校教諭46戒告赤信号で停車中、青信号になったと思い発進したところ、前方に停車していた車に追突した。
132/09高等学校教諭30免職18歳未満の女子生徒にわいせつ行為
142/09中学校教諭56免職18歳未満の女子生徒にわいせつ行為
引用:青森県,”青森県教育委員会会議審議結果”,https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kyoiku/e-seisaku/shingikekka.html
熊本日日新聞,”10年以上前のわいせつで免職 青森、中学教諭”,2024-2-9,https://kumanichi.com/articles/1322691#:~:text=%E9%9D%92%E6%A3%AE%E7%9C%8C%E6%95%99%E8%82%B2%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A,%E3%82%8F%E3%81%84%E3%81%9B%E3%81%A4%E3%81%AA%E8%A1%8C%E7%82%BA%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

処分件数は下表のとおりとなりました。

処分の種類件数
免職7
停職4月1
減給1月2
戒告4
合計14

青森県教育委員会の報道発表資料及びニュースからは、14件の懲戒処分を確認できました。

最も多い処分は、最も重い処分である免職で7件でした。

免職処分になったのは飲酒運転かわいせつ行為かという地獄のような状況…(;゚д゚)ゴクリ…

わいせつ行為は4件で免職処分の半分以上がわいせつ行為という恥ずべき結果となりました(^^;

教員のわいせつ行為がどこの自治体でも目立ちますね…

やっぱり生徒との距離感がおかしい教員というのは一定数存在するんですね。

No.8のわいせつ事案で「同意することが困難な状態にあることに乗じて」というのはつまり泥酔状態とかでしょうか?

当時のニュース記事を確認しようとしたのですが、確認できず…

いずれにしても卑劣な行為ですよね(^^;


本記事ではニュースの内容、青森県の教員の懲戒処分事例についてまとめてみました。

10~20年前のわいせつ行為で教員が免職とは正直なところ驚きました(^^;

教員本人が認めたのは幸いでしたね。

証拠も無いでしょうから、本人の自白以外無かったとは思いますが、教員本人が自白したことで被害女性も少しは報われたかもしれません。

「わいせつ教員を……駆逐してやる! この世から……一匹残らず!」

と思わずにはいられません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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