長野県で教員が盗撮逮捕の不祥事ニュース。画像が出回り通報発覚…

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長野県教員盗撮逮捕不祥事ニュース教員不祥事

勤務態度良好な教員のとんでもない不祥事です…。

長野県の中学校の41歳の男性教員が盗撮で逮捕されました。

なんと撮影された画像が出回っているとのことで通報があり、犯行が特定されたとのこと…。

画像が出回る…つまり販売していたということでしょうか…(^^;

勤務態度良好なのに盗撮、挙句に画像が出回る…

本記事では、ニュースの内容及び長野県の教師の懲戒処分状況についてまとめてみました。

最近の教師の不祥事に関するニュースに関しては以下の記事をご参照ください。

ここ最近の教員のわいせつ事件の記事はこちらをご参照ください。

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長野県松本市の中学校の男性教員が盗撮容疑で逮捕されたニュースについて

ニュースによると、長野県松本市の41歳の男性教員が盗撮の容疑で逮捕されたそうです。

長野県迷惑防止条例違反による逮捕になります。

2023年5月に中信地域の施設で着替え中の女性を撮影した疑いが持たれているとのことです。

10月中旬に施設関係者から施設内で撮影されたとみられる画像が出回っていると警察に通報があり、犯行が特定されました。

しかもこの男性教員は複数の場所で撮影をしていた疑いが持たれており、余罪について調べているとのことです。

このニュースの恐ろしいところは2点あり、1点目はこの男性教員は普段は勤務態度良好な教員だったということです。

表面上は良い先生を演じ、裏では…

「悪の教典」のハスミンこと蓮見先生を彷彿とさせますね(^^;

そして2点目は画像が出回っているということです。

普通に考えて出回るということは、取った画像を販売するか、仲間内で楽しむために共有していたか…

先日の四谷大塚の講師の盗撮事件では、仲間内で楽しんでいる様がSNS上のメッセージに残っていました。

いずれにしてもかなり悪質なことを行っていたのではないかと疑ってしまいますよね。

四谷大塚の塾講師の盗撮事件の記事に関しては是非こちらをご参照ください。

参考:長野放送,”「勤務態度は良好」と市教委…中学校教師(41)が着替え中の女性を盗撮疑い 「許せない」保護者は憤り”,2023-11-10,https://www.nbs-tv.co.jp/news/articles/?cid=16330

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教員の懲戒処分の種類について

教員の懲戒処分の種類には、戒告、減給、停職及び免職が存在します。

懲戒処分の基準などについてまとめた記事はこちらの記事を是非ご参照ください。

各自治体によって多少差はあるものの、大体似通ったような基準を定めております。

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わいせつ教員データベースと官報情報検索ツールについて

あまりニュースにはなっておらず、報道も多くはされておりませんでしたが、わいせつ行為で処分を受けた教員を教育現場から締め出すため、2023年4月1日から「わいせつ教員データベース」が運用開始されました。

このわいせつ教員データベースは、教員がわいせつ行為による過去の免許失効の処分歴を隠して採用されるのを未然に防止することを目的として運用が開始されました。

教員を採用する際には、このデータベースで検索することが義務化されたとのことです。

わいせつ教員データベースの詳細については、過去の記事を是非ご参照下さい。

またわいせつ教員かどうかを処分歴を調べるために、図書館の官報情報検索ツールが無料で使用可能です。

官報情報検索ツールに関する記事についてはこちらをご参照ください。

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長野県教育委員会の懲戒処分の基準について

長野県教育委員会においても懲戒処分の基準を公表しております。

児童生徒に対するわいせつ行為に関しては以下のような基準が示されております。

児童生徒性暴力等

(1) 児童生徒等に性交等をした職員又は児童生徒等をして性交等をさせた職員 免職

(2) 児童生徒等にわいせつな行為をした職員又は児童生徒等をし   てわいせつな行為をさせた職員((1)に掲げるものを除く) 免職

(3) 刑法第182条の罪、児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律第5条から第8条までの罪又は性的な姿態を撮影する行為等の処罰及び押収物に記録された性的な姿態の影像に係る電磁的記録の消去等に関する法律第2条から第6条までの罪(児童生徒等に係るものに限る)に当たる行為をした職員((1)及び(2)に掲げるものを除く)  免職

(4) 児童生徒等に衣服その他の身に着ける物の上から又は直接に人の性的な部位その他の身体の一部に触れた職員(児童生徒等 の心身に有害な影響を与えるものであって、児童生徒等を著し く羞恥させ、若しくは児童生徒等に不安を覚えさせるようなも のをすること又は児童生徒等をしてそのような行為をさせるこ と)((1)から(3)までに掲げるものを除く)免職

(5) 児童生徒等に通常衣服で隠されている人の下着又は身体を 撮影し、又は撮影する目的で写真機その他の機器を差し向け、 若しくは設置した職員(児童生徒等の心身に有害な影響を与え るものであって、児童生徒等を著しく羞恥させ、若しくは児童 生徒等に不安を覚えさせるようなものをすること又は児童生徒 等をしてそのような行為をさせること)((1)から(4)までに掲 げるものを除く) 免職

(6) 児童生徒等に対し、性的羞恥心を害する言動であって、 児童生徒等の心身に有害な影響を与えるものを行った職員 ((1)から(5)までに掲げるものを除く) 免職、停職、 減給又は戒告

引用:長野県教育委員会,”懲戒処分等の指針”,令和5年8月24日,https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/kyoiku02/kyoshokuin/shishin/chokai/documents/chokaishishin050824.pdf
(参照日2023-11-12)

長野県も山形県と同様詳細な懲戒規定がなされておりました。

山形県との違いは、(6)の行為等の態様に対する懲戒に戒告があることです。

山形県では戒告は無く、性的羞恥心を害する言動であっても減給以上の処分が下ることから、山形県の方が厳しい懲戒処分の基準と言えるのではないでしょうか。

こう見ると埼玉と栃木は規定がざっくりし過ぎなのかなとも思ってしまいます。

山形県の懲戒処分の基準はこちらの記事をご参照ください。

埼玉県の懲戒処分の基準はこちらの記事をご参照ください。

栃木県の懲戒処分の基準はこちらの記事をご参照ください。

長野県の教職員の懲戒処分状況

今回長野県の公立中学校の教師が懲戒免職となりました。

そこで2023年度の長野県の現時点(2023年11月12日現在)での教職員の懲戒処分状況について調べてみました。

詳細を知りたい方は長野県のホームページをご参照ください。

ちなみにこれまで東京都、埼玉県、栃木県、山形県等の懲戒処分について当ブログで取り上げてきましたが、個別の事案ごとの報道発表資料をホームページに掲載している自治体と、もしくは報道発表資料の掲載も無く、教育委員会の定例会等の教職員の懲戒処分議案の会議も資料も非公開の自治体に分かれていました。

しかしながら、長野県はきちんと懲戒処分一覧表を作成し、すぐにいつどこで何が起きたのか、何件起きたのかがすぐわかるような資料を公表しています。

県民に対して積極的に情報公開をしている姿勢が見て取れます。

自治体によってここまで差があるとは…(^^;

No.発令日校種職名年齢処分の程度処分理由(要約)
15/23中学校講師40代免職北信地区中学校教員に臨時的に任用される際、過去に他都道府県において自校生徒へのわいせつ行為により懲戒免職処分を受けていたにも関わらず、職歴等の履歴事項に事実とは異なる記載をした履歴書を長野県教育委員会に提出した。
25/23高等学校教諭33免職長野県佐久市内の温泉の男性用脱衣場において、スマートフォンで脱衣中の複数名の動画を撮影した。撮影に気が付いた利用客により従業員へ引き渡され、従業員が警察に連絡した。この行為により、長野県迷惑行為等防止条例違反で略式起訴され、長野簡易裁判所において、罰金40万円の略式命令が出され、納付した。
37/24高等学校会計年度任用職員35停職1月日本への入国の際に、2021 年1月 25 日から1年間有効である国際運転免許証の開始年月日を2022年1月25日に書き換えた。入国後、免許の有効期限が切れていることを認識しながら、令和4年1月 25 日から約1年3ヶ月にわたり、通勤も含めた公務等に自動車を使用していたが、令和5年5月 10 日に物損事故を起こし、無免許運転が発覚した。
49/14中学校教諭45減給10分の1 3月学校行事の慰労会の2次会終了後、さらに飲食を重ねようと、帰路についていた同僚女性教職員を追いかけて二人きりになり、相手の意思を無視して、手を引き連れ回した後、複数回抱きしめた。このことにより、女性教職員は心的ストレスによる精神疾患を患った。
59/14小学校教諭30代停職1月管理職から、子どもとの距離感について指導を受けたにも関わらず、令和5年3月まで、校内において、自分に近寄ってこない自校の複数名の児童に対し、意思疎通のために必要と考え、性的羞恥心を害する言動を複数回行った。
69/14小学校講師40代停職3月校内において、自校の児童1名に対し、情緒の安定に必要との誤った判断により、性的羞恥心を害する言動を複数回行った。
引用:長野県教育委員会,”教育委員会の懲戒処分一覧”,https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/kyoiku02/kyoshokuin/shishin/chokai/documents/050914shobunichiran.pdf

長野県ではこれまで6件の懲戒処分が行われております。(今回の逮捕の処分は未発表)

注目すべきは、過去の他都道府県でのわいせつ行為による懲戒免職処分を隠して履歴書を提出したNo.1の事案です。

他都道府県での悪事を隠してまで教職にしがみつこうとする人間がいることに恐怖を覚えます(^^;

また教職になって何をするつもりだったのでしょうか…

考えただけでも戦慄します(^^;

やはりわいせつ教員データベースの運用開始は正解だったと思います。(本件の発覚までの詳細な経緯は不明ですが)

小児性愛等の性癖は一生治らないんでしょうかね…

個人的に気になったのは、No.5とNo.6の事案で、ともに「性的羞恥心を害する言動」が原因の懲戒処分ではありますが、停職期間が異なります。

No.5は複数名の児童が被害に遭い、No.6は1名の児童が被害に遭っているのにも関わらず、No.6の方が停職期間が長くなっております。

これは教育委員会の定例会等の教職員の懲戒処分議案の話し合いの中で、言動の内容等も精査して期間を決めているのでしょうか…。

どこの自治体も教職員の懲戒処分議案の会議も資料も非公開のため、一体どんな裁量で停職期間を決めているのか検討がつきません。

そもそもNo.5の事案の「意思疎通のために必要と考え、性的羞恥心を害する言動を複数回行った。」、No.6の事案の「情緒の安定に必要との誤った判断により、性的羞恥心を害する言動を複数回行った。」はもはや常人の理解の範疇を超えております(^^;

教員採用試験を受ける前に、対人関係の築き方の試験でもあればそちらを受けることをお勧めしますね(^^;

なぜこのような思考になるのかが全く理解できません。

ただの苦し紛れの言い訳かもしれませんけどね…。


本記事では、ニュースの内容及び長野県の教師の懲戒処分状況についてまとめてみました。

長野県では懲戒処分の一覧表を作成しており、長野県が情報公開に積極的である姿勢には好感が持てました。

しかし、処分された教員の処分理由はひどいものばかりでした…(^^;

生徒との意思疎通のために性的羞恥心を害する言動を行うのは全く理解できませんね…

やはり教員の質が低下しているのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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