不登校29万人!いじめ68万件!過去最多のニュース。件数の推移は?

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不登校!いじめ過去最多ニュース件数推移学校生活

不登校29万人、いじめ68万件…

この国はどうなってしまうのでしょうか…

Yahoo!ニュースを見ていたところ、衝撃的なニュースを拝見しました。

不登校の小中学生が29万人、いじめは小中高校生で68万件とのこと…(^^;

右肩上がりで増え続けているようです。

つい先日も当ブログで重大事態に発展したいじめ事件を取り上げましたが、いじめの内容も悪質化している気がします。

本記事では不登校の児童生徒数の推移、いじめ件数の推移についてまとめてみました。

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不登校29万人、いじめ68万件のニュースについて

Yahoo!ニュースで、不登校の小中学生が29万人、いじめは小中高校生で68万件との記事を拝見しました。

不登校の小中学生が29万人ということは、大阪府茨木市の人々が丸々不登校という感じでしょうか…(^^;

不登校の生徒だけで市を形成できますね…。

おそろしいのは前年度比22.1%の大幅増となったことです。

いじめなどで自死するよりかは不登校を選んでもらったほうが良いとは思いますが、不登校の生徒数の増加に歯止めが効かなくなっているような気がします。

またいじめは68万件ということで、人数ではありませんが高知県在住の人々がみんないじめに1回遭ったことになります(^^;

いじめをする生徒には何かしら問題を抱えているケースが多いので、不景気→家庭環境の悪化→子供のストレス→いじめ、なんて負のサイクルができているのではないかと考えてしまいます。

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いじめの定義について

いじめと一言で言っても様々あるかと思います。

ここでは文部科学省のいじめの定義について見ていきたいと思います。

まずは平成25年6月28日に公布されたいじめ防止対策推進法では以下のように定義されています。

第二条 この法律において「いじめ」とは、児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう。

引用:いじめ防止対策推進法 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=425AC1000000071_20221001_503AC0000000027

法律においていじめは心理的、そして物理的な行為双方が含まれていることが定義づけされています。

加えてインターネットを通じて行われるものも含まれています。

また、重要なのは対象となった児童が苦痛を感じているかどうかです。

詳細につきましては、当ブログの以前の記事を是非ご参照ください。

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不登校の定義について

続いて不登校の定義とは何でしょうか?

文部科学省では、年度間に30日以上登校しなかった児童生徒で、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にある者 (ただし、「病気」や「経済的理由」、「新型コロナウイルスの感染回避」による者を除く。)と定義しています。

「病気」や「経済的理由」、「新型コロナウイルスの感染回避」による者を除くと書かれており、「不登校」は長期欠席者の一種として統計上は取り扱われております。

また、不登校に含まれず、上記「病気」、「経済的理由」、「新型コロナウイルスの感染回避」にも含まれない「その他」という項目が長期欠席者の一種として存在しています。

具体例として、「保護者の教育に関する考え方、無理解・無関心、家族の介護、家事手伝いなどの家庭の事情から長期欠席している者。」ということが挙げられています。

参考:文部科学省, “児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査-用語の解説”,https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/shidou/yougo/1267642.htm#:~:text=%E2%97%8B%E3%80%8C%E4%B8%8D%E7%99%BB%E6%A0%A1%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%81%AF,%E3%82%92%E8%A8%88%E4%B8%8A%E3%80%82(参照日2023-04-05)

以前ゆたぼんの不登校、不登校の原因などについて取り上げた記事はこちらをご参照ください。

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いじめの件数の推移

令和4年度(2022年度)番の最新の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」が今月中に公表予定とのことですが、昨年度までの公表資料を基にいじめの件数の推移について小学校、中学校、高校、小中高の合算別にまとめてみました。

出典:文部科学省, 令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果,https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm

出典:文部科学省, 令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果,https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm

出典:文部科学省, 令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果,https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm

小学校、中学校、高校ともにいじめの認知(発生)件数が増加傾向にあることが良く分かります。

また、いずれのグラフも2012年度から認知件数が急激に伸びていることが分かります。

これは2012年に発生した大津市のいじめ自殺事件の影響が大きいです。

いじめ問題に対する意識がより一層高まった結果、いじめの積極的な把握が進んだと文部科学省は分析しているそうです。

結局誰かが犠牲にならないと学校側も本気でいじめ問題に取り組まないんですよね。

数値が全てを物語っている…(^^;

公式の資料の発表はまだですが、小中高校の合計のいじめの認知件数がニュース記事の中で公表されておりましたので、これまでの推移に2022年度の認知件数を加えてグラフを作成してみました。

2020年度に一旦減少に減じましたが、再び増加していることが分かります(^^;

不登校の件数の推移

いじめの件数と同様に昨年度までの公表資料を基に不登校の児童・生徒数の推移について小学校、中学校、小中学校別にまとめてみました。

出典:文部科学省, 令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果

児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査:文部科学省

出典:文部科学省, 令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果

児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査:文部科学省

いじめの件数は小学校の方が多かったですが、逆に不登校生徒数は中学校の方が多い結果となりました。

小学校は何とか通ったけど、中学校でいじめがひどくなり心が折れて不登校に…

なんてケースもあるのではないでしょうか…(^^;

年齢が上がるにつれていじめもより悪質かつ陰湿になっているようですし…

旭川市のいじめ事件なんて、警察に注意された後にわざわざバックアップをとっていたわいせつ画像を再度拡散していますからね。

鬼畜の所業ですよね(^^;

触法少年とか言ってないでやったことの悪質性に鑑みて罰を下す社会にしてもらいたいものです。

旭川市のいじめ事件の記事についてはこちらを是非ご参照ください。

公式の資料の発表はまだですが、小中の合計の不登校児童・生徒数がニュース記事の中で公表されておりましたので、これまでの推移に2022年度の不登校児童・生徒数を加えてグラフを作成してみました。

いじめと異なり不登校児童・生徒数はここ最近は減少に転じることもありません…(^^;

改めてグラフにしてみると2021年度から2022年度の増加もさることながら、2020年度から2021年度の増加も中々えぐい…(^^;

いじめに遭ってつらい思いをするよりかは不登校で心身共に守ることの方が大事だとは思いますが…。

ただし、不登校の要因は調査によると断トツの一位が「無気力、不安」でした。

いじめ以外の要因も多分にありそうですね(^^;

出典:文部科学省, 令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果,https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm


本記事では不登校の児童生徒数の推移、いじめ件数の推移についてまとめてみました。

いじめも不登校も右肩上がりで留まることを知りません…。

このままではこの国はどうなってしまうのか…。

そんな不安を抱かせるニュースでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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