「奇跡の保育園」小俣幼児生活団の大川繁子保育士の著書の感想

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奇跡の保育園小俣幼児生活団大川繁子保育士著書感想レビュー

5月13日17:00からTBSのバースデイにて「奇跡の保育園」小俣幼児生活団が特集されることを知り、大川繁子主任保育士の存在を知りました。

調べてみると「92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育て」というタイトルの著書を執筆されており、タイトルに惹かれて読むことにしました。

先日「奇跡の保育園」小俣幼児生活団について取り上げた記事はこちらをご参照ください。

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本作のテーマ

60年以上保育に携わる「奇跡の保育園」小俣幼児生活団の大川繁子主任保育士の保育に対する考え方や「奇跡の保育園」と呼ばれる理由を紹介するのがテーマです。

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本作を読んで得られるもの

本作を読んで強く思ったことは子育てに「これだ!」という方法は存在しないということです。

大川繫子主任保育士も本作中で、本作に書いてあることを鵜吞みにせずに疑問を持つことが良いことだと言っています。

鵜呑みにするということは思考停止で自分では何も考えていないことと同義だからです。

本作は随所に「自分で考え自分で決断する」ことの大切さが訴えられています。

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著者のプロフィール

・著者・・・大川繁子主任保育士 昭和2年生まれ 

・昭和20年東京女子大学数学科入学 結婚のため中退

・昭和37年小俣幼児生活団就職 昭和47年に主任保育士

60年以上も保育に携わるベテラン保育士である大川繫子主任保育士。

大川繁子さんの姑である大川ナミさんが昭和24年に保育園を立ち上げ、翌年保育士の有資格者がもう一人必要との理由から、保育士資格を取得したとのことでした。

60年以上保育に携わるベテラン保育士の最初が姑の要請によるものだったとは意外でした。

本作でも記載されておりますが、小俣幼児生活団では元々モンテッソーリ教育にもアドラー教育にも基づかない保育を行っていました。

大川ナミさんが亡くなったことにより、大川繫子さんの息子である大川真さんが園長になってから小俣幼児生活団の改革が始まっていったようです。

大川真さん自身は工学部のご出身で、保育の経験も無い方でした。

しかし園長の大川真さんの働きにより、モンテッソーリ教育を導入する等し、小俣幼児生活団の基礎を作り上げていったようです。

逆に保育に携わっていなかったからこそ、ニュートラルな目線で保育現場を見つめ直し、より良い方向へ改善を継続できたのではないでしょうか。

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本作の概要 

本作は全5章で構成されています。

第1章~第3章はまさに小俣幼児生活団のコアとなる部分が余すところなく書いてあり、何故今の保育スタイルになったのかが分かるかと思います。

第4章は大川繁子さんが具体的な相談事項に対して回答する形式で構成されています。

この第4章を読むだけでも普段育児に悩まされている保護者にとってかなり有益だと私は思いました。

この第4章は育児に対する発想の転換に誘う章だと思いました。

第5章は大川繫子さんが考える母親像について書いてあります。

中々突飛なことも仰っており、興味深く拝見させていただきました。

参考になったポイント

個人的に本作を読んで参考になったポイントについて記載したいと思います。

世間の子育ての常識を疑う

本作を通して著者である大川繫子さんは、大川繫子さん自身の保育についても疑問を抱いてもらっても構わないと仰っています。

そして疑問に思い、自分の頭で考えることが重要だとも仰っています。

印象的だったのが以下の部分です。

世間で言われている子育ての常識は、「そういう説もあるんだな」と話半分で受け止めるぐらいでちょうどいいと思います。

引用:大川繁子,”92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育て”, 実務教育出版,2019, p30

学術的に権威のある著名な方や子供を有名大学に次々入学させた母親の子育てに世間の注目が集まりがちですが、それはたまたまその子どもに合っていた子育てに過ぎないかもしれません。

子供一人一人に個性があるように、その個性に合わせて子育ても画一的にするのではなく、柔軟に対応すべきだと思います。

まさに本作で大川繫子さんが自由を強調しているのはこのような点からだと思いました。

子どもを評価をしない

子どもが勉強でも運動でも良い成績を収めるとつい褒めてしまいます。

しかし大川繫子さん曰く子どもも大人も対等だから評価はしないそうです。

評価をした時点で上限関係ができてしまい、アドラー心理学に反するそうです。

評価をせずに、嬉しいなどの気持ちを軸に子供に接するようにしているそうです。

そうすることで評価ばかりを気にしてしまう子供になることを回避するそうです。

非常に参考になったとは思いつつも、無人島で自給自足生活でもしない限り人はどこかの組織に属して生活することになります。

組織に属している以上は評価が付きまとうのが常です。

評価ばかり気にして自分の思うように何もできない人間になってしまうのは良くないとは思いますが、評価を気にしなさ過ぎるのも組織で生きていくことができなくなってしまいます。

小俣幼児生活団の子どもたちが、卒園後も上手く組織に馴染めていることから、まったくの自由人になってしまって集団生活が送れていないということは無いとは思います。

結局は評価をどこまで気にするのかしないのかのバランスの問題なのではないでしょうか。

本作を今後どう役立てたいと思ったか

本作を今後我が家でどう役立てたいかを下記にまとめてみました。

我が家流の子育てを常に模索する

世間で流行っている子育て方法はついつい注目してしまいがちですが、今後は参考程度に留めておきたいと思いました。

やはり自分の子供に本当にその子育てが合っているかなど誰にも分かりませんし、日々模索を繰り返して子育てをカスタマイズしていくしかないかなと思いました。

子育てをカスタマイズするためには、我が子を注意深く観察し、分析することが重要です。

子供をじっくり観察して分析できる時間をきちんと確保したいです。

褒める+気持ちで接する

私自身もそうですが、我が家の息子も褒めるとモチベーションがグンと向上するタイプの人間です。

褒めることが評価に繋がるから褒めない、というのは私の場合は完全に賛同することはできません。

褒めて伸ばすことで有名なのは元プロテニスプレーヤーのマルチナ・ヒンギスさんを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。

マルチナ・ヒンギスさんの母はマルチナ・ヒンギスさんを徹底して褒めることでその才能を開花させ、世界最年少の16歳6か月で女子テニス世界ランキング1位になりました。

マルチナ・ヒンギスさんの例は極端かもしれませんが、褒めることが起爆剤になり得る人間もいることは確実ですので、子供と大人は対等の関係だから褒めないというのは違うかなと思います。

また対等の関係だから褒めないというのは本当でしょうか?

対等であっても士気向上のために褒め合うというのは、チームスポーツ等では当たり前のように行っていることだと思います。

大川繫子さん曰く、やはり他人の子育ては話半分ぐらいがちょうどいいのかもしれません。

ただし、気持ちで接するというのは大事にしたいと思いました。

年齢関係なく嬉しい気持ちや感謝の気持ちを伝えることは気持ちのいいことですし、親が子供に対して感謝の気持ちを伝えることで子どもが親に対して貢献できたという気持ちになり、子どもの自己肯定感が高まると思います。

まとめ

本作では「奇跡の保育園」と呼ばれる小俣幼児生活団の数々の奇跡の源が詳細に記載されておりました。

小俣幼児生活団では「自由」に重きを置いておりますが、その「自由」には「責任」が伴うことも子どもにきちんと伝えておりました。

子どものころから「自由」と「責任」を自然と身に付けられる小俣幼児生活団は確かに「奇跡の保育園」と呼ぶに相応しいかもしれません。

本作では小俣幼児生活団を卒園した園児の後の成長についても一部記載があり、その成長度合いが著しいことも知ることができました。

私が本作で参考になったポイントは下記の点についてです。

・世間の子育ての常識を疑う

・子どもを評価をしない

また、今後本作をどう役立てたいかは下記の点についてです。

・我が家流の子育てを常に模索する

・褒める+気持ちで接する

小俣幼児生活団では褒めることを否定しているようですが、褒めることは人間の大きな原動力になることは間違いないと私自身は考えておりますので、褒めることは継続し、気持ちを一緒に子どもに伝えることをしていきたいと思いました。

子育てに対する考え方を一度見つめ直してみたい方にはお勧めの一冊です!是非!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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