【佐藤ママ】「灘→東大理Ⅲ3兄弟の母が教える中学受験」を読んだ感想

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レビュー
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本作を読もうと思ったきっかけ

テレビでも何度か佐藤ママ(佐藤亮子氏、以下ニックネームの佐藤ママで統一)を拝見し、兄弟4人とも東京大学の理科Ⅲ類に合格させたその手腕を窺い知れると思ったからです。(本作の時点で一番下の長女は大学受験前です。)

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本作のテーマ

中学受験に対する保護者(特に母親)の子供に対する関わり方が本作のテーマだと考えました。

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本作を読んで得られるもの

本作のテーマの通り、中学受験における保護者の子供に対する関わり方が得られると思います。

また本作では佐藤ママが中学受験に当たって行ったことの詳細が非常に具体的に記載されとりますので、良いと思ったことは積極的に取り入れて活用可能だと思います。

ちょっとした工夫が子供の学習意欲を向上させることは非常に参考になるのではないでしょうか。

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著者のプロフィール

  • 著者・・・佐藤亮子、子供4人全員を東京大学理科Ⅲ類合格へ導く
  • 津田塾大学学芸学部英文学科卒業
  • 大分県内の私立高校で英語教師として2年間勤務
  • テレビや雑誌への出演多数(フジテレビのバイキングへの出演経験もあり)

本書を読んだ後感じることは、非常に合理主義者であり、無駄を省いたタイムマネジメントに長けているため、一般企業の中間管理職でもその力をいかんなく発揮するだろうと感じました。

もちろん子供に対する愛情の深さがあったからこそ、お子様に時間を割き、お子様4人とも東京大学理科Ⅲ類へ導くことが可能だったと思います。

本作の概要 

本作は全8章で構成されています。

中学受験のメリット、塾の選び方、志望校の選び方も記載されておりますが、本作の一番の目玉は間違いなく佐藤ママが何を行ってきたかが書かれている章だと思います。

特に中学受験時に佐藤ママが実践したこととお子様が小学校低学年の時に実践したことが具体的かつ詳細に書かれているため、良いと思ったことは取り入れることが簡単にできます。

中学受験において具体的に何をどうすれば良いのか全く分からない保護者の方々は、参考に読んでみることを推奨します。

ただし、専業主婦であることが前提の取り組み内容があることにも注意が必要です。

参考になったポイント

個人的に本作を読んで参考になったポイントについて記載したいと思います。

子供ファーストの考え方

佐藤ママはとにかく子供のために時間を割いています。

例えば子供のために国語の音読をしてあげることを推奨しています。

時間短縮とイメージをつかみやすくなることが理由だそうです。

また、算数の回答ページは字が小さく読みづらいとの理由から、単元ごとにラインを引いて見つけやすい工夫を佐藤ママは行っていたそうです。

このように子供の時間を極力節約するような工夫を随所で行っています。

これら以外にも時間節約のために様々な取り組みを自分の時間を使ってしております。

自分にできるかと問われると…(^^;

佐藤ママの実際の取り組み内容

本書では非常に詳細かつ具体的に佐藤ママが取り組んだ内容が記載されております。

良いと思った内容は積極的に取り入れてみたいと思いました。

上記の内容もそうですが、佐藤ママは1週間のスケジュールを睡眠時間を考慮しつつ新年度になると作成していたそうです。

かの有名なスティーブ・ジョブズが同じ服を着ることで、服を選択する時間を省いていたように、明確なスケジュールを立てることで迷いを無くし、無駄な時間を省いていたようです。

また、成長期の子供に無理をさせないよう睡眠時間に配慮しているあたりは母親らしいなとも思いました。

睡眠時間に関しては我が家でもかなり気をつけております。

徹底した見える化

カレンダーを2つ並べて1か月以上先の模試の日なども子供たちに意識させるようにしていたようです。

なんとなく予定を把握するのではなく、子供の目に触れるところにカレンダーを置き、常に目的の期日から逆算させて勉強の進捗度合いを意識させるのは効果的だと感じました。

いつまでに何ができていれば良いかがはっきりすれば、今何をすべきかも明確になります。

また、その日の勉強内容は予め佐藤ママがノートに記載しておくそうです。

ここでも見える化を図って具体的な行動に移すための手助けをしています。

さらに、間違えた知識問題は壁に斜めに貼って覚えさせたそうです。

斜めに貼ることで心に引っ掛かりを作り、覚えさせやすくするそうです。

これも見える化の効力だと思います。

私は斜めに貼るのは性格的に無理ですが…(^^;

自分と子供に対して厳しくしすぎないマインドセット

子供の年齢が低いうちは学習習慣を身に付けるのは難しいことと割り切り、毎日勉強をするのが理想としつつも、親も子供も疲弊しきっている際には余裕のあるときだけ勉強すればいいとの記載がありました。

確かに無理矢理毎日勉強して、勉強自体が嫌いになってしまっては元も子もありません。

また、中学受験に失敗したとしても、中学受験が全てではないとの記載もありました。

確かに中学受験で志望校に入学出来たら嬉しいことは間違いありませんが、中学受験が人生のゴールではありません。

中学受験後の高校受験や大学受験でもいくらでも自分の志望する道に行くことは可能です。

もっと大局的な観点で子供の人生を見つめる視点も必要だと思いました。

食卓から勉強机までの動線を短くする

子供が気軽に勉強できるように、意識的に食卓から勉強机までの動線を短くするようにしていたそうです。

確かに勉強するまでに階段を上がり、自室へ行き、ライトを付け、問題集をセットし…

などとアクション数が多くなればなるほど着手までのハードルが上がり、やる気が起きなくなると思います。

佐藤ママのようにリビングに机を設置して勉強着手までのハードルを下げるのは効果的だと思いました。

我が家では子供部屋ありますが、子供は自分の部屋で勉強したがりませんね…(^^;

我が家の場合すでにリビング学習導入済みと言ってもいいかもしれません。

本作を今後どう役立てたいと思ったか

本作を今後我が家でどう役立てたいかを下記にまとめてみました。

時間管理は継続しつつ改善へ

以前の記事でも紹介しましたが、我が家では子供のためのスケジュール管理をすでに見える化して実践しています。

ただし、本作を読んで思ったのはもう少し詳細なスケジュールを考えようと思ったことです。

子供のスケジュールをそんなぎちぎちに管理するなんてかわいそうだという声が聞こえてきそうですが、子供と話し合いながら最適なスケジューリングを模索していきたいと思います。

リビガクのマイプランボード

こちらの記事にもマイプランボードについて記載しております。是非ご一読ください。

保護者の子供への関与の仕方

勉強の主体は間違いなく子供です。

しかしながら佐藤ママのように保護者ができる限りのことをして、子供に無駄な時間を使わせないというのも非常に重要な考え方だと思いました。

全く無駄な時間を使わない子供というのもどうなのか?というご意見もあるかと思います。

そもそも子供にとっての無駄な時間とは何なのか?という議論がその前に必要になるかと思います。

無駄な時間の定義は各家庭で異なり、永遠に答えは出ないとは思いますが…(^^;

できる限りのサポートはしてあげなくてはと本作を読んで思ったことは間違いないです。

中学受験以降も見据えたプランを考える

長男の周囲の友人が中学受験を意識していることから、我が家も中学受験を意識したことは間違いありません。

ただし、子供の成長は個人差がありますし、高校受験や大学受験もあることから中学受験を行うかどうかも含めて長期のプランを家族で話し合いたいと思います。

幸い長男は国立の小学校ですので、中学はそのまま進学可能です。

逆に中学受験が不要な環境を活かして、子供の個性や長所を伸ばしてあげられないかとも考えております。

読んでもらいたい人

読んでもらいたいのは以下の方々です。

  • 中学受験を考えている保護者
  • 難関上位中学校を目指す中学受験生

中学受験を考えている保護者

本作には佐藤ママが実践してきた数々の中学受験ノウハウが詰まっています。

各ご家庭で合う合わないがあると思いますので、良いと思った部分だけ取り入れれば良いと思います。

また、佐藤ママは専業主婦ですので、共働き家庭にとっては参考になる部分が減ってしまうかもしれません。

佐藤ママはとにかく子供のためにできることは何かを考え、自分自身の時間を中学受験のために割いています。

共働きで時間的制約が大きい方には不向きな内容の可能性が高いです。

各ご家庭の時間的な制約の中で参考になる部分を取り入れることをお勧めいたします。

難関上位中学校を目指す中学受験生

本作を読むことで難関上位中学校を目指す受験生は、合格した受験生の具体的なスケジュールや取り組み内容を知ることができます。

本作では佐藤ママのお子様たちが反発するようなシーンは描かれておりませんが、スケジュールを親が立ててくれたとしてもその通り実行するのはかなりの忍耐力が必要だと思います。

しかし佐藤ママのお子様たちはスケジュールを実行し、灘から東大というルートを歩むことができました。

佐藤ママは他人と比べることはしないと本作中でも言っていますが、佐藤ママの子供たちは間違いなく中学受験及び大学受験にかけて成功した例と言うことができるのではないでしょうか。(「成功」の定義には色々ご意見はあるかと思いますが(^^;)

難関上位中学を目指す受験生が本作を読むことで、成功した人のリアルなスケジュールや取り組みを見て、自分にはできるかどうか、中学受験に耐えられるかどうかを一考してみてはいかがでしょうか。

まとめ

本作は中学受験に対するリアルな親の関わり方が記載されており、難関私立中学に合格するための親のサポートの一例として非常に参考になりました。

それと同時に、親がサポートしても子供本人のやる気を奮い立たせないと難関上位中学の受験は乗り切れないとも思いました。

私が本作で参考になったポイントは下記の点についてです。

  • 子供ファーストの考え方
  • 佐藤ママの実際の取り組み内容
  • 徹底した見える化
  • 自分と子供に対して厳しくしすぎないマインドセット
  • 食卓から勉強机までの動線を短くする

また、今後本作をどう役立てたいかは下記の点についてです。

  • 時間管理は継続しつつ改善へ
  • 保護者の子供への関与の仕方
  • 中学受験以降も見据えたプランを考える

本作を読んで詳細なスケジュールを親が立ててその通りに子供に実行させることに否定的なご意見をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

我が家の場合スケジュール管理が甘すぎる現状があるので改善しなければとの思いですが(^^;

また本作に記載されていた子供のための各実践内容ですが、時間的制約のある共働き世帯には取り組むのが難しいものもあるかと思います。

できることとできないことを選別した上で、良いと思った内容を取り入れてはいかがでしょうか。

さらに、あくまで本作で紹介された内容は佐藤家では効果を発揮しましたが、他のご家庭で効果があるかどうかはもちろん分かりません。

本作の内容を参考にしつつ、各ご家庭の独自スタイルを築いていく他ないのではないでしょうか。

本レビューが少しでもお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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