中学受験では誰しもが第一志望校に合格できるわけではありません。
我が家でももし中学受験をして、第一志望校に不合格したらどうすべきなのか…。
この中学受験シーズンで色々と考えてしまいました(^^;
そこで今回は中学受験で第一志望校に不合格した場合の親の対応について考えてみました。
中学受験で第一志望校に不合格した場合の親の対応としては以下のようなものがあるのではないでしょうか。
・中学受験をやり切ったことを褒める
・親が不合格を残念に思っているところを子供に見せない
・進学予定の中学校の良いところを探す
・塾の先生に相談して助言を得る
・中学受験は通過点だと伝える
・中学受験を通じた子供の成長を伝えてあげる
・好きなことをやらせてあげる
・次の目標の設定を手助けする
・中学校での学習内容を先取り学習させる
本記事では不合格でショックを受けた子供にそのショックをいかにして引きずらせないかの視点で保護者として考えてみました。
中学受験で第一志望校に不合格だった時の子供の反応とは?
子供によっても不合格だった時の反応は様々だと思います。
お子様はどのタイプでしょうか?
不合格を引きずらないポジティブなタイプ
子供に限らずポジティブなタイプの人は、悲しいことがあったとしても自力でメンタルを回復できる場合が多いと思います。
第一志望校に合格できなかったことで最初は当然落ち込むとは思いますが、時間の経過とともに切り替えられるでしょう。
時が解決してくれる羨ましいメンタルの持ち主ですよね。
ただし、このようなポジティブなタイプの人というのはそもそも少ない気がします。
多くの人は次のタイプではないでしょうか?
不合格を引きずってしまうネガティブなタイプ
不合格になれば誰でも落ち込みますよね…。
私は別に人生のかかっているわけではない資格の試験でさえ落ちた時は落ち込みました(^^;
一度落ち込むとずるずるとそれを引きずり続けてしまう人も多いと思います。
こんなときはやはり周囲のサポートが重要ではないでしょうか。
一番重要だと思うのは、単純な慰めではなく本人の考え方を変えるような助言を親ができるかどうかではないでしょうか。
次の項で考えてみたいと思います。
中学受験で子供が第一志望校に不合格だった時の親の対応について
第一志望校に不合格だった時はやはり親の対応が一番問われる時だと思います。
ここで対応を誤ると一生涯のしこりに…なんてこともあるようです(^^;
子供に第一志望不合格を引きずらせないために親ができることを考えてみました。
中学受験をやり切ったことを褒める
合格不合格を問わずまずは頑張ったことに対して素直に褒めてあげるべきだと思います。
我が家でも小学校受験終了後は、息子を褒め、行きたがっていたユニバーサルスタジオジャパンへ連れていきました。
中学受験は辛い長期戦です。
好きなこと、やりたいこともたくさん我慢したでしょう。
それを小学生が乗り切っただけでもすごいことだと思います。
結果がどうあれ頑張った姿勢を褒めることで子供は気持ち的に落ち着くでしょう。
親が不合格を残念に思っているところを子供に見せない
一番残念がっているのは子供のはずです。
そこで親まで一緒に落ち込んでしまっては、子供は自分のせいで親を悲しませたと思うことでしょう。
追い打ちをかけるようなことになりかねないので、せめて子供の前では気丈に振舞うべきでしょう。
進学予定の中学校の良いところを探す
子供が落ち込んでいるなら親が積極的に進学予定の中学校の良いところを伝えてあげてみてはどうでしょうか?
どんな行事があるか、どんな部活動があるか、名物先生はいないか等々…。
子供の視点を変えるためにも、色々な角度から良い点を洗い出し、ポジティブな気持ちになれるよう導いてあげたいところです。
塾の先生に相談して助言を得る
そうは言っても親も第一志望不合格後は落ち込むもの…。
そんなとき相談相手が欲しいですよね?
長男は現在早稲田アカデミーを利用しておりますが、保護者向けの説明会でも先生方は不合格の時も含めて気軽に相談するようおっしゃて下さいます。
塾の先生方は様々な保護者から様々な相談を日々受けているため、経験の幅が違います。
経験豊かな先生に不合格の時にどうすれば良いのか相談すると、解決策が見つかる可能性もあるかもしれません。
中学受験は通過点だと伝える
「翼の翼」と「勇者たちの中学受験」のレビュー記事でも書きましたが、中学受験は将来的に大学へ進学することを考えればただの通過点です。
子供には目の前のことで精一杯で、先のことまで考える余裕は中々ないかもしれません。
そんなとき親の方から、人生における一つの通過点であることを伝え、子供の考え方を変えさせるのは、気分の落ち込みを回復させる一つの手段だと思います。
立ち止まって引きずるのではなく、次の高校受験を目指したほうが有益であることを優しく説いてあげましょう。
「翼の翼」と「勇者たちの中学受験」のレビュー記事を是非ご参照ください。
中学受験を通した子供の成長を伝えてあげる
中学受験を通して子供の学力は相当上がると思います。
それは模試の結果などからもわかるでしょう。
また、色々とやりたいことを我慢して一つの目標に向かって頑張る忍耐強さも見せてくれたと思います。
そのような点を具体的に褒め、さらに成長に繋がったことを素直に伝えてあげましょう。
中学受験自体が無駄ではなかったと伝えることが重要だと思います。
好きなことをやらせてあげる
中学受験期に我慢していたことや、中断していた好きな習い事を思う存分やらせてあげましょう。
中学受験から一旦頭を離し、気分転換させてスッキリさせることも引きずらせないためのコツではないかと思います。
また、スポーツなどで身体を動かし、汗を流すことも良い気分転換に繋がると思います。
次の目標の設定を手助けする
子供の気持ちを切り替える上でも次の目標設定は有効だと思います。
目標があれば頑張れる子もいると思います。
長期的には高校受験及び大学受験を目標設定にするのも良いですが、短期的な目標の方が具体的でイメージがしやすいかと思います。
もっと言えばビジネスでも行われているように、短期、中期、長期目標を定め、一定期間ごとに中期、長期目標を見直すみたいな感じが理想かなとは思います。
まずは中学入学後の6月の中間テストを目標とし、子供のやる気を奮い立たせてみてはいかがでしょうか。
その他子供の興味のある資格等の試験を目標設定としても良いかもしれません。
我が家では、英検などの資格・検定試験で子供の目標設定とモチベーション向上を図っています。
中学校での学習内容を先取り学習させる
第一志望校不合格のショックを忘れさせるためには、これから学ぶことをインプットするのが効果的ではないでしょうか。
知的好奇心の強い子供であれば、これから学ぶことに興味関心が行き、第一志望校不合格のショックが和らぐかもしれません。
また、第一志望校不合格のショックで何も手がつかなくなり、これまでの学習習慣を捨ててしまうのはもったいないです。
学習習慣維持のためにも中学校での学習内容を先取り学習させるのは良いと思います。
塾や通信教育を活用しても良いでしょう。
Z会、進研ゼミ、スマイルゼミなどでは新中学生向けの講座も充実しています。
近年はタブレットで楽しみながら勉強できる学習スタイルもあるようなので、無料体験や資料請求でお子様に合ったところを選択することも可能です。
Z会におきましては、学校教育における生徒一人一人の端末整備が進み、ICTを活用した教育を見据え、人の指導とAI技術を取り入れた学習を行っています。
中学生タブレットコースでは、Z会独自AIと添削問題を通した徹底演習や、AIがこれまでの学習を分析して、優先的にやるべき課題の抽出などが行われています。
また、英語講座にはオンラインレッスンも組み込まれており、外国人講師と1対1のレッスンで実践的スピーキング能力を培うことも可能です。
是非無料体験や資料請求をお試しください。
中学受験で第一志望校に不合格だった場合に備えて前もってできること
第一志望校に合格したいのは誰しも同じ思いです。
ただし、全員が全員第一志望校に合格できるわけではありません。
つまり第一志望校に合格できないことを想定しておくことも重要であると言うことです。
そこで前もって第一志望校に不合格だった時に備えられることはないかと考えてみました。
偏差値だけで志望校を選ばない
人間は比較するときにどうしても数値で比較してしまいます。
数値で比較することは具体的かつ明確だからです。
しかし中学校選びには偏差値以外の要素もあるはずです。
校風、教育理念、教育方針、設備、通学時間等々・・・。
着眼点は人それぞれだと思います。
受験する中学校のそれぞれの良いところを子供とともに事前に洗い出しておけば、形式上第一志望、第二志望、第三志望となっていたとしても、どこの中学校に行くことになっても納得感が得られるのではないでしょうか。
第一志望校に不合格だった時に第二志望以下の中学校の良いところを慌てて探すのではなく、予め探しておいたほうが第一志望校不合格の現実も受け入れやすいのではないかと思います。
中学受験前から中学受験を人生の通過点と考えておく
中学受験前から中学受験はただの通過点に過ぎないと思っておけば、試験もリラックスして受けられ、第一志望校にたとえ不合格でもショックは抑えられるのではないでしょう。
目の前の中学受験に集中しすぎてしまい、視野が狭くなっているようであれば、受験前から親が積極的に中学受験は通過点に過ぎないことを伝えてあげましょう。
もっとも、通過点であることを伝えて中学受験に身が入らなくなってしまっては元も子もないですが…(^^;
通過点であることを伝えるかどうかは、各ご家庭の判断でお願いします(^^;
本記事では、中学受験で第一志望校に不合格した場合の親の対応について考えてみました。
中学受験で第一志望校に不合格した場合の親の対応としては以下のようなものを考えてみました。
・中学受験をやり切ったことを褒める
・親が不合格を残念に思っているところを子供に見せない
・進学予定の中学校の良いところを探す
・塾の先生に相談して助言を得る
・中学受験は通過点だと伝える
・中学受験を通じた子供の成長を伝えてあげる
・好きなことをやらせてあげる
・次の目標の設定を手助けする
・中学校での学習内容を先取り学習させる
第一志望校に不合格した場合はどうしてもショックを受けてしまうと思います。
ショックを受けた自分を受け入れて、次に何をすべきか考えることで子供は成長するのではないでしょうか。
いつの日か親として子供をショックから立ち直らせる時が来るかもしれないことを考えると、気が重いですが…(^^;
ポジティブシンキングができるよう普段から導いてあげることが重要かもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。