おかしい校則の理由や例は?ブラック校則はなぜ存在するのか?

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おかしい校則理由例学校生活
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Yahoo!ニュースに「ブラック校則」について触れているニュース記事を見ました。

頭髪指導はこれまで聞いたことはありましたが、下着の色のチェックまでしている学校もあるようです…(^^;

普通にセクハラではないのでしょうか?

調べてみて個人的にとんでもないと思った校則は以下のようなものです。

・下着の色の指定と教員による下着のチェック

・肌着の着用禁止

・女子生徒は髪を耳の下で結ぶ

・地毛・天然パーマ証明書の提出

・髪の毛は眉毛の上

教員が女子生徒の下着をチェックとか狂気じみていますよね(^^;

本記事では校則の定義、校則の存在意義、おかしな校則の例などについてまとめてみました。

【2023/9/27追記】

シャーペン使用禁止を発端とした体罰事件が起きしてしまいました。こちらの記事を是非ご参照ください。

おかしい校則「ブラック校則」のニュースについて

ニュース記事をよく読むと、ブラック校則について警鐘を鳴らすものではなく、教員養成の現場における規則はどうなのかということが記載されておりました。

ニュース記事では、学校で人を見た目で判断しないと教えておきながら、教育実習の手引きの中では「教師らしい髪型や服装や喋り方をせよ」、「茶髪禁止」、「化粧は薄目」、「アクセサリー禁止」等と見た目に関する規定が詳細に書かれており、その矛盾について指摘しておりました。

確かに人を見た目で判断しないと言っておきながら、見た目に関する規定ばかり記載されていたら矛盾を感じますよね。

ただし、TPOによって使い分けができるような人間にならないと周囲から浮くことは間違いないでしょうね(^^;

本記事を見て、教員側にも矛盾を感じる規則があるんだなと感心する一方で、おかしな校則、いわゆる「ブラック校則」にはどんなものがあるのか調べてみようと思いました。

参考:Yahoo!ニュース 現代ビジネス, “学校で「茶髪はダメ」「化粧は薄めに」「地毛証明を出せ」…! “人を見た目で判断するな”と教える教師たちの「決定的矛盾」”, https://news.yahoo.co.jp/articles/a6368369e22f18dbc9942e6723fe3d0a8b68db5c

校則の定義と存在意義とは?

校則については文部科学省が公表している生徒指導提要の中に以下のような記載がありました。

校則は、学校が教育目的を実現していく過程において、児童生徒が遵守すべき学習上、生活上の規律として定められており、小学校では「〇〇学校のきまり」、「生活のきまり」、「よいこの一日」、中学校・高等学校では「校則」、「生徒心得」などと呼ばれています。これらは、児童生徒が健全な学校生活を営み、よりよく成長していくための行動の指針として、各学校において定められています。

児童生徒が心身の発達の過程にあることや、学校が集団生活の場であることなどから、学校には一定のきまりが必要です。また、学校教育において、社会規範の遵守について適切な指導を行うことは極めて重要なことであり、校則は教育的意義を有しています。

引用:文部科学省, “生徒指導提要”, 平成22年3月, https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1404008.htm

確かに書いてあることには納得できます。

集団生活をする上で秩序を守るために一定の決まりは必要です。

また、トラブルや問題になりそうな要因を早期に排除することも、学校運営上必要なことだとは思います。

ただし、その決まりが妥当かどうか、時代の流れに合わせて常にアップデートしていくことが重要だと考えます。

生徒指導提要の中には、校則について定める根拠法令の規定は特に無いとの記載がありますが、その一方で判例では学校側に教育目的達成のための合理的範囲内の校則を制定することを認めています。

なお、校則の制定権限は学校運営責任者である校長とのことです。

つまり合理的でないと思われる校則が存在し、それについて抗議したいのであれば、担任や学年主任のような現場の教員にいくら言っても無駄なので、直に校長に対して校則の妥当性について問い質し、校則の合理性について校長から説明をするよう要求するべきです。

往々にして校則に関して教師は上からの命令に従っているだけで、校則の本質について考えていない場合が多いように思えます。

「神戸高塚高校校門圧死事件」がその最たる例です。

神戸高塚高校では生活指導の一環として、遅刻を厳重に取り締まっており、毎朝定刻になると問答無用で校門を当番制で教員たちが閉めていました。

1990年7月6日、定刻になったため教員が周囲の安全確認もろくにせずに校門を閉めたところ、当該高校の女子生徒が重さ約230kgの校門に頭を挟まれ亡くなってしまいました。

当該教員は業務上過失致死で起訴され、禁固1年・執行猶予3年の有罪判決が下されました。

手段が目的化してしまっており、何故遅刻をしてはいけないかその本質を置き去りにしてしまった事件と言えます。

何がなんでも校門を閉めることに固執する姿勢は、生徒の安全を最優先していなかったことが窺えます。

生徒を校門に挟んで圧死させた教員は、その後本を出版し、自己弁護に走っておりました。

本当に校則の存在意義について理解していなかったんだなと思います。

生徒指導提要の中には校則の内容と運用についても以下のような記載があります。

校則には、学業時刻や児童会・生徒会活動などに関する規則だけでなく、服装、頭髪、校内外の生活に関する事項など、様々なものが含まれています。校則の内容は、社会通念に照らして合理的とみられる範囲内で、学校や地域の実態に応じて適切に定められることとなるので、全国一律の校則があるわけではありません。学校種や児童生徒の実情、地域の状況、校風など、学校がその特色を生かし、創意工夫ある定め方ができます。

 ただし、しつけや道徳、健康などに関する事項で、細かいところまで規制するような内容は、校則とするのではなく、学校の教育目標として位置付けた取組とすることや、児童生徒の主体的な取組に任せることで足りると考えられています。

引用:文部科学省, “生徒指導提要”, 平成22年3月, https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1404008.htm

生徒指導提要によると、服装や頭髪についても含まれているのが一般的なようです。

注目したいのが「社会通念に照らして合理的とみられる範囲内」との記載があり、この社会通念というものの認識が学校側と生徒・保護者側でずれがあると軋轢が生まれると思います。

そしてこの社会通念というものは時代と共に変化するのが常だと思います。

校則の制定権のある校長の社会通念が歪んでいたら悲惨ですね…

学校側が昔のまま校則を変更せずに運用し、校則の本質を考えていなければ、無用な学校と生徒間の対立に繋がることは間違いないです。

おかしい校則の例とその制定理由について

日本にはどのようなおかしい校則があるのか調べてみました。

下着の色の指定と教員による下着のチェック

制定理由は制服を着た際に制服から下着の色が透けるから等だそうです。

この校則は福岡の市立中学の8割ぐらいで採用されているというのだから恐ろしいですよね(^^;

下着の上に何か一枚着れば済む話だと思います。

下着のチェックの方法は廊下に女子生徒を並ばせて、シャツの胸を開けさせるそうです。

男性教員が女子生徒の下着をチェックするとか狂気の沙汰です。

これには福岡県弁護士会が人権侵害との指摘をしたそうです。

当ブログでも既に何回か取り上げましたが、生徒に対するわいせつ行為で摘発される教員が後を絶ちません。

2023年度からはついに「わいせつ教員データベース」まで稼働する始末…。

この校則はもはや教員の欲望を満たすために存在するのではないでしょうか。

教師のわいせつ行為に関する記事とわいせつ教員データベースの記事はこちらをご参照ください。

肌着の着用禁止

川崎市立小の34校で採用されている校則です。

制定理由は、運動後の汗などによって体を冷やさない等の児童の健康面を気遣ってのことらしいですが、それならば着替え用の下着を持参すればいいだけの話だと思います。

ここにも教員の欲望が見え隠れしているのではないかと邪推してしまいます。

女子生徒は髪を耳の下で結ぶ

制定理由はうなじが見えると男子が興奮するかららしいです。

これを本気で言っている教員がいるとしたら病院に行くことをお勧めしますね(^^;

うなじで興奮…?

何か特殊な癖をお持ちなのでしょうかね。

地毛・天然パーマ証明書の提出

東京都立高校の4割ぐらいが地毛証明書の提出を求めるそうです。

洗髪・パーマ禁止の校則がある場合は、このような地毛証明書もセットになっているようです。

生まれた時の髪の毛の色が分かる写真と保護者の署名捺印が必要な場合もあるようです。

髪の毛は眉毛の上

制定理由は前髪が長いと目に入り、目が悪くなる可能性がある等のようでした。

しかし疑問なのが、眉毛と目の間隔は個人差があります。

その個人差を無視して一律で決めてしまうのはどうなのでしょうか。

全く何も考えずに校則を制定しているのが透けて見えますね。

おかしな校則がテーマの映画「ブラック校則」について

おかしな校則をテーマとした映画が実は2019年に製作されておりました。

その名も「ブラック校則」(^^;

主演はSexy Zoneの佐藤勝利さんとKing&Princeの高橋海人さんで、生徒たちを理不尽に縛り付けるブラック校則に立ち向かう高校生の恋と友情を描いた青春ドラマです。

理不尽な校則に反発するところから物語が展開し、ブラック校則打破に向けて立ち上がるといった内容のようです。

ご興味のある方は是非ご覧ください。


本記事では校則の定義、校則の存在意義、おかしな校則の例などについてまとめてみました。

調べてみて個人的にとんでもないと思った校則は以下のようなものです。

・下着の色の指定と教員による下着のチェック

・肌着の着用禁止

・女子生徒は髪を耳の下で結ぶ

・地毛・天然パーマ証明書の提出

・髪の毛は眉毛の上

教員によるわいせつ行為が後を絶たない原因が、校則に存在しているのではないかとも思ってしまいました。

もちろん個人の資質によるところが大きいとは思っています。

時代に合わず、合理性を欠く校則はどんどん廃止に追い込むべきではないでしょうか。

理不尽な校則で子供たちを縛ると、将来理不尽に相手を縛っても良いという思考になってしまわないか心配です。

集団生活を営む上で最低限の秩序を守れる校則以外は不要ではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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