12月10日日曜日のテレビ朝日で19:00から、「ナニコレ珍百景」が放送されます。
番組内容を見ると「福島の高校生がザリガニでSDGs」と書かれており、調べてみるとどうやら福島県立猪苗代高等学校が製作している「ザリガニ塩」のことのようです。
ザリガニの殻を高温で焼き、塩と混ぜてミキサーで砕いたもので、エビやカニのような香ばしさが特徴とのことです。
その他「ザリガニラーメン」等も開発したようです。
本記事ではザリガニ塩や福島県立猪苗代高等学校について調べてまとめてみました。
ナニコレ珍百景について
「ナニコレ珍百景」はテレビ朝日で放送されているバラエティ番組です。
2008年1月から2016年3月までは「珍衝撃映像バラエティ ナニコレ珍百景」としてレギュラー放送されていました。
全国にある珍しい風景を紹介し、審査委員が認定すると珍百景として登録されて番組公式サイトで公開されます。
単純に風景だけではなく、商品、人物、記録等と珍百景の登録候補は非常に幅広く、見飽きない番組だと思います。
今回は福島県立猪苗代高等学校のSDGsに関する取り組みの一つである「ザリガニ塩」の紹介とのことですので、どんな珍百景が見られるのか非常に楽しみです。
\ \ 12月10日(日)よる7時 #ナニコレ珍百景 / /
— ナニコレ珍百景【公式】毎週日曜よる7時OA (@nanikore_ex) December 8, 2023
🗾高校&大学の学食特集🗾
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福島県立猪苗代高等学校のザリガニ塩とは?
福島県立猪苗代高等学校では「ザリガニ塩」の開発を行っているようです。
ザリガニ塩の原料となっているのは特定外来生物のウチダザリガニで、駆除した後の活用方法を検討していたところザリガニ塩の開発に至ったそうです。
このウチダザリガニですが、下記のような被害を及ぼすようです。
近年になり、在来種であるニホンザリガニに対する捕食(直接的被害)やザリガニペストの感染による致死(間接的被害)の危険性が非常に高いことから、2006年2月、外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、新たな放流や生きた個体の運搬などが規制され、新たな野生化の心配はなくなりましたが、既に野生化したウチダザリガニが、道内各地において確認されており、ニホンザリガニや他の在来生物への影響が懸念されています。
ニホンザリガニへの影響を最小限とするために、ウチダザリガニを捕獲するなどの対策が必要となっていますが、道東の阿寒湖及び塘路湖では、漁業者により適法に捕獲され、フランス料理店などで食材として有効に利用されています。
引用:北海道,”ウチダザリガニ(特定外来生物)”,https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/alien/zarigani/zarigani_top.html
北海道のホームページでの紹介になります。
全国で被害が及んでいるようです。在来種を食べたりザリガニペストの感染など被害は甚大のようですね…(;゚д゚)ゴクリ…
北海道のホームページにも記載があるように、特定外来生物をなんとか美味しく料理できないかと創意工夫がなされているようです。
それを福島県立猪苗代高等学校の高校生が主導となり開発したというのですから驚きです。
生態系を守り特定外来生物の命をも有効活用する…素晴らしい高校生の取り組みだと思います。
ウチダザリガニを使ったザリガニ塩は、ザリガニの殻を高温で焼き、塩とミキサーで砕いたものです。
エビやカニのような香ばしさが特徴とのことですから、甲殻類好きにはたまらない一品ではないでしょうか。
エビやカニですら殻の活用は難しいのにザリガニの殻を活用するとは…
若い高校生の柔軟な発想には恐れ入ります。
ちなみに福島県立猪苗代高等学校のブログでもザリガニ塩について記載がありました。
殻はもちろんのこと身も見事に活用されていました。
興味のある方は福島県立猪苗代高等学校のブログを覗いてみてはいかがでしょうか。
R5.8.1 外来種ウチダザリガニの活用班
— 福島県立猪苗代高校・地域探究活動 (@inako_tan9) August 1, 2023
3年生3名による活動。
猪苗代町北部秋元湖に生息する外来生物ウチダザリガニ。
昨年度の「ザリガニラーメン」に続き、今年度も更なるメニュー開発を進めます。
今回作ったのはウチダザリガニを使った「塩焼きそば」と後のせスパイス「ザリ塩」。
うん、旨い🦞 pic.twitter.com/Q7fRSO0VH1
R5.10.16 「ザリガニ活用」への挑戦🦞📰
— 福島県立猪苗代高校・地域探究活動 (@inako_tan9) October 16, 2023
本日の福島民友会津版ページに3年生ウチダザリガニ班の取り組みを掲載いただきました!
ぜひお手に取っていただけたら幸いです!
現在、若鷹祭で提供する「ザリ塩」メニューを考案中。
楽しみにしていてください!#11月4日一般公開#若鷹祭#福島民友 pic.twitter.com/JE6B83EaKW
参考:福島県立猪苗代高等学校,”「外来種の活用」が生んだ繋がり”,2023-11-2,https://inawashiro-hs.note.jp/n/n72ac09e78372
福島県立猪苗代高等学校について
福島県立猪苗代高等学校についてまとめてみました。
所在地 | 福島県耶麻郡猪苗代町窪南3664 |
設立年 | 1948年 |
設置者 | 福島県 |
生徒数 | 1学年 25名(男12名 女13名)2学年 15名(男8名 女7名)3学年 17名(男9名 女8名)合計 57名 |
福島県立猪苗代高等学校は、もともと県立若松商業高等学校猪苗代分校と猪苗代町立猪苗代高等女学校が合併してスタートしました。
当時は定時制農業科と家庭科が設置されていたようですが、現在は普通科のみとなっております。
福島県立猪苗代高等学校は北は山々、南は猪苗代湖に挟まれた場所に位置しています。田園が広がるのどかな環境です。
本記事ではザリガニ塩や福島県立猪苗代高等学校について調べてまとめてみました。
若い高校生によって駆除対象の特定外来生物が食料へと姿を変えるのは、SDGsが求められている今の時代にぴったりだと思いました。
ザリガニラーメンにザリガニ塩という柔軟な発想には驚きます。
ナニコレ珍百景の当日の放送を楽しみにしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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