福岡の私立中で鎖で縛り暴行!いじめにおける暴力行為による死亡事例は?

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Yahoo!ニュースを見ていたところ、痛ましいニュースを見てしまいました…。

福岡市内の私立中学校のバスケットボール部の男子生徒が上級生から鉄製の鎖で縛られ暴行を受け、不登校になっていたようです…。

中学生がすることでしょうか…(^^;

あまりにも凶悪過ぎますね。更生の余地があると言えるのでしょうか?

本記事ではニュースの内容やいじめによる暴力行為の死亡事例などについてまとめてみました。

【2023-9-27追記】

本事件に進展があったようです。

こちらの記事を是非ご参照ください。

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福岡市の私立中学校のいじめ暴行事件のニュースについて

9月23日のYahoo!ニュースで、福岡市内の私立中学校のバスケットボール部の男子生徒が上級生から鉄製の鎖で縛られ暴行を受けていたとのニュースを拝見しました。

バスケ部の練習後に体育館で上級生3人から鉄製の鎖で縛られ体や顔を平手で殴られたりする等の暴行を受け、翌日から不登校になってしまったようです。

学校の説明によると、上級生からこの下級生への暴行は複数回行われていたらしく、バスケ部は活動休止に追い込まれたようです。

すでに保護者説明会を開いて謝罪をしたそうです。

まず鎖で縛るという発想がもう残虐非道ですよね(^^;

中学生でこのような発想が出てきてしまうあたり、更生の余地は無いのではないでしょうか?

悪い芽は早めに摘み取る…これからの社会に必要なことかもしれません。

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暴行事件があった福岡市の私立中とは?

ニュースの中では福岡市の私立中としか記載が無く、具体的な学校名の記載がありませんでした。

福岡市内の私立中学校は以下の12校になります。

No.中学校名共学 or 別学バスケ部有無
1福岡舞鶴誠和中学校共学
2私立博多女子中学校女子
3私立中村学園三陽中学校男子
4私立沖学園中学校共学
5私立福岡大学附属大濠中学校共学
6私立中村学園女子中学校女子
7私立筑紫女学園中学校女子
8私立東福岡自彊館中学校男子
9私立福岡雙葉中学校女子
10私立西南学院中学校共学
11私立福岡女学院中学校女子
12上智福岡中学校高等学校共学

男子生徒間の暴行事件ですので、女子校は自動的に外れることになります。

そうなると12校中5校が女子校ですので、残り7校のうちになります。

ここでFNNプライムオンラインのYouTubeの動画を見てみると…。

動画の冒頭にモザイクはかかっているもののもろに校舎が…。

そして各校のストリートビューを見てみると…(^^;

校名を伏せるならもう少し配慮できなかったのでしょうか…。

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いじめの定義について

今回の暴行事件は既に警察も介入しているとのことなので、いじめではないと思いますが念のためいじめの定義について見ていきたいと思います。

いじめと一言で言っても様々あるかと思います。

ここでは文部科学省のいじめの定義について見ていきたいと思います。

まずは平成25年6月28日に公布されたいじめ防止対策推進法では以下のように定義されています。

第二条 この法律において「いじめ」とは、児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう。

引用:いじめ防止対策推進法 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=425AC1000000071_20221001_503AC0000000027

法律においていじめは心理的、そして物理的な行為双方が含まれていることが定義づけされています。

加えてインターネットを通じて行われるものも含まれています。

また、重要なのは対象となった児童が苦痛を感じているかどうかです。

詳細につきましては、当ブログの以前の記事を是非ご参照ください。

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いじめの件数について

ここで文部科学省が実施している令和3年度の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」から中学校のいじめの認知件数について見ていきたいと思います。

出典:文部科学省, 令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果,令和4年10月27日,https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm

学校の数は国立77校、公立9,409校、私立797校となっています。

校数が異なるので1校当たりのいじめ認知件数で比較すると、国立と公立が多く、私立が少ないことが分かります。

ただし、あくまで認知された件数で認知されていない件数がどれだけあるかは何とも言えません。

出典:文部科学省, 令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果,令和4年10月27日,https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm

上記のグラフはいじめの認知件数と、そのうち警察に相談・通報した件数とその比率を示したものになります。

警察へ相談や通報するような事態が起きていることが分かるとともに、国立、公立、私立問わず、警察に相談・通報した件数の比率は1以下であり、非常に低いことが分かります。

実際に警察への相談・通報が必要だったのかどうかは調査からは不明です。

今回のような鎖に縛って暴行は監禁・暴行であり、「いじめ」ではなく「犯罪行為」だと思います。

いじめの方法について

いじめの方法としてはいじめの定義にあるように、心理的及び物理的なものや、手段としては直接ではなくインターネットによるものまであるかと思います。

文部科学省の調査からいじめの方法について下のグラフに示してみました。

1冷やかしやからかい,悪口や脅し文句,嫌なことを言われる。
2仲間はずれ,集団による無視をされる。
3軽くぶつかられたり,遊ぶふりをして叩かれたり,蹴られたりする。
4ひどくぶつかられたり,叩かれたり,蹴られたりする。
5金品をたかられる。
6金品を隠されたり,盗まれたり,壊されたり,捨てられたりする。
7嫌なことや恥ずかしいこと,危険なことをされたり,させられたりする。
8パソコンや携帯電話等で,ひぼう・中傷や嫌なことをされる。
9その他

出典:文部科学省, 令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果,令和4年10月27日,https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm

最も多いのは1の冷やかしやからかいでした。

暴行に相当するのは4だと思いますが、国立、公立、私立のいずれも5%前後と決して多いほうではありません。

逆に多かったら怖いですけどね(^^;

そんなレアケースが今回発生してしまったことは非常に残念としか言いようがありません。

複数回暴行を受けたとのことですが、最初の時点ですぐに警察へ相談・通報を行って欲しかったです。

校内暴力にはどのような種類があるのか?

今回は上級生から下級生に対する暴力行為でした。

それでは校内暴力にはどのような種類があるのでしょうか?

文部科学省では以下の4種類を定めています。

・対教師暴力・・・教師に故意に怪我を負わせた等

・生徒間暴力・・・上級生と下級生間の喧嘩により怪我を負わせる等

・対人暴力・・・他校の生徒と喧嘩になり怪我を負わせる等

・器物損壊・・・トイレのドアを故意に破壊した等

出典:文部科学省,”第2章暴力行為”,https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/003/toushin/001219b.htm

今回は生徒間暴力に該当します。

生徒間暴力の発生件数についてグラフで示してみました。国立は77校、公立は9,409校、私立は797校の集計結果です。

出典:文部科学省, 令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果,令和4年10月27日,https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm

校数が多いので公立校の発生件数が多いのは仕方がありませんが、生徒1000人当たりで考えると公立の発生件数が多いことが分かります。

逆に私立は生徒1000人当たりの発生件数は国立よりも低く、最も低い結果となりました。

それにも関わらず、今回このような痛ましい暴行事件が起きてしまうとは…。

校内暴力が多い都道府県は?

校内暴力が多い都道府県はどこか気になりますよね?

文部科学省では都道府県別の集計も行っております。

下記に都道府県別の生徒1000人当たりの生徒間暴力発生件数を示しました。

出典:文部科学省, 令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果,令和4年10月27日,https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm

生徒1000人当たりの生徒間暴力発生件数の第1位は鳥取県、第2位は宮城県、第3位は広島県という結果でした。

関東地方では神奈川県が第14位で最も多い結果となりました。

今回問題となった福岡県はTOP20圏外で、発生件数4.2件で29位という結果でした。

今回の暴行事件が強烈過ぎて勝手にもっと上位だと思っておりましたが、意外にも低い結果でした。

いじめは暴行罪になり得るのか?

今回の暴行事件ではすでに警察が被害届を出しているとのことなので、今後捜査が進められていくことお思います。

ちなみにいじめが抵触する可能性がある刑罰法規の例として、文部科学省から以下のような例が挙げられています。

・強制わいせつ(刑法第176条)

・傷害(刑法第204条)

・暴行(刑法第208条)

・強要(刑法第223条)

・窃盗(刑法第235条)

・恐喝(刑法第249条)

・器物損壊等(刑法第261条)

参考:文部科学省, “いじめが抵触する可能性がある刑罰法規の例について”, https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1327873.htm

今回の暴行事件ですと、暴行、傷を負っていれば傷害といったところでしょうか。

その他恐喝等の余罪がないかも捜査して頂きたいところです。

いじめにおける暴力行為による死亡事例

いじめによる暴行死が起きた事例についてまとめてみました。

河内長野19歳暴行死事件

2015年に専門学校生が高校時代の同級生に暴行され死亡した事件です。傷害致死と暴行の罪に問われた元専門学校生は、2015年12月21日に求刑懲役12年のところ懲役9年が大阪地裁で言い渡されました。

長年にわたり被害者に対していじめを繰り返し、被害者が意識を失うほど首を絞めたり、コンクリートの地面に投げたりしていたそうです。

被害者が高校を中退した後も暴力を振るい続け、最終的に2015年6月8日に河内長野市内の公園で被害者の頭を地面に打ち付け、急性硬膜下血腫の傷害を負わせ、2015年7月4日に死亡させました。

裁判官にも「暴力に対する抵抗感が欠如していると言わざるを得ない」と指弾されており、今回のバスケ部の暴行事件も暴力に対する抵抗感が欠如していたのではないかと推察されます。

そうでなければ鎖に縛った状態で暴行をするなんて普通の中学生が考え付きますかね(^^;

出典:産経新聞, “20歳の元専門学生に懲役9年 「いじめを楽しんだ。動機は身勝手極まりない」”, 2015-12-21,https://www.sankei.com/article/20151221-CWC3SIPPU5NMNEP37T75D2TGMU/

川崎市中1男子生徒殺害事件

あまりにも凄惨な事件だったため記憶に新しい方もいらっしゃるのではにでしょうか。

13歳の中学1年生の少年が殺害され、河川敷に遺体を遺棄された事件です。

少年3名が殺人の疑いで逮捕された少年犯罪です。

もはやこの事件は少年犯罪の域を超えており、義憤に駆られた人たちによって3名とも特定がされてしまっています。

事件を起こした少年の家は特定され、塀には落書きがされ、加害少年の家族は引っ越しを余儀なくされたようでした。

やったことを考えたら正直なところ同情はできません。

被害者の少年の首には鋭利な刃物による切り傷が集中してあり、拘束バンドが殺害現場から発見されており、手足を縛られた状態で暴行を受けていた可能性もあります。

今回の鎖で縛って暴行をしていたというのを聞いたとき、この川崎市中1男子生徒殺害事件を真っ先に思い出しました。

今回発覚したからよかったものの、エスカレートしていったら川崎の二の舞になっていたかもしれません。

「縛る」という行為は、相手を「支配した」という支配欲を満たし、いじめがエスカレートする一つのキーポイントではないかとふと思ってしまいました。


本記事では福岡市の私立中学における暴行事件のニュースやいじめによる暴力行為の死亡事例などについてまとめてみました。

縛って暴行…中学生でこの発想ができ、実行に移してしまうのが末恐ろしいです(^^;

私は個人的にこの加害者達に更生の余地があるとは思えません。

社会から隔離してもいいのではないかと思ってしまいます。

皆さんはどうお思いになったでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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