港区立中学校の海外修学旅行3泊5日・67万円!港区女子もびっくり?!

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「港区女子」…こんな言葉が世に出てから久しいですが、なんと港区女子も驚きのニュースが飛び込んで参りました。

港区立中学校の修学旅行は3泊5日で67万円の費用がかかるとのこと。

お金持ちの街である港区でなんとも豪勢な修学旅行だなと思いつつ、よくよく記事を読むと港区の負担は生徒1人当たり約67万円で、この67万円は税金からの拠出だったんですね(^^;

この修学旅行の件では港区の区議会議員の方々もかなり苦言を呈されているようですね…。

本記事ではニュースの内容、港区議会議員の反応や修学旅行の意義についてまとめてみました。

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港区立中学校の修学旅行に関するニュースについて

ニュースによると、港区立中学校の海外修学旅行はシンガポールに3泊5日で、67万円が税金から支払われる計算になるとのことでした。

あまりの高額な税金からの支払いに驚いてしまいました(^^;

住民の平均年収1600万円以上なんて言われている港区ですから、税収もホクホクだとは思いますがずいぶん大盤振る舞いですね(^^;

なんで海外修学旅行を企画したのかというと、港区は国際人育成に注力しているからとのことです。

2007年度からオーストラリアでのホームステイや現地校体験入学を通じて海外派遣には積極的だったようです。

海外派遣は大変良い試みだと思いますし、海外修学旅行の意図については私自身も海外派遣研修を体験した身からすると賛成です。

しかし金額が…。

そして修学旅行という3泊5日という短期間で得られるものとは…。

人それぞれ判断が大いに分かれる点だと思います。

公金の使用には慎重になってもらいたいところです。

参考:Yahoo!ニュース MINKABU, “「3泊5日・67万円」で大炎上!港区立中学校「シンガポール修学旅行」…子供7人に1人が”貧困状態”の日本が掲げる教育の機会平等・格差是正のお笑い”, 2023-9-18, https://news.yahoo.co.jp/articles/0b223985b04fada364b7ba527851933f11296a50?page=1

(参照日2023-9-19)

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港区立中学校の海外修学旅行の何が問題なのか?

記事の中にもありましたが、以下のような点が港区立中学校の海外修学旅行の問題点だと思いました。

67万円が高過ぎる

港区はこれまで修学旅行で訪れてきた奈良や京都の費用と同じ分しか各家庭には負担を求めないとのことです。

つまり旅費の超過分は港区が負担をするということです。

自治体側がある程度負担するのは分かりますが、果たして「67万円」が適正な負担額なのでしょうか…。

格差社会を生む

生まれた自治体によって、自治体側の負担額が異なればそこには当然格差が生まれます。

今回の海外修学旅行の件も、港区の子供が優遇されていると感じてしまう人もいることと思います。

私立中学だったら何も言われないでしょうが、公立中となるとやはり公教育を掲げている以上様々自治体と比較されて色々な意見が出てきますよね。

修学旅行も勉強の一環ですので、「教育格差」になりますし、それと同時に生まれ落ちた場所による「地域格差」にも繋がります。

ただし、現実問題として完全に格差を無くすのは難しいと思います。

完全な平等を目指すのは難しいとは思いますが、やはり「67万円」というのがインパクトが強すぎますね(^^;

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港区議会議員の反応は?

港区立中学校の海外修学旅行の県は港区議会議員の間でも大いに反響があります。

ちなみに港区議会の会派別議員名簿はこちらです。

出典:港区議会, “会派別議員名簿”, https://www.gikai.city.minato.tokyo.jp/0000002539.html

一部港区議会議員の方々のX(Twitter)上での反応を紹介いたします。(Xの情報が古い場合はご容赦ください。)

みなと未来会議でこどもの党のさいき陽平議員は高過ぎるとの反応。

港区維新の新藤加菜議員は修学旅行には賛成のようですが、説明の食い違いがあり保留のようですね。

自民党の小倉りえこ議員は、海外修学旅行を含んだ補正予算の審議における答弁内容が不明で思い悩んでいる様子。

自民党のやなぎさわ亜紀議員は、業者の相見積もり先が少ないことを指摘し、区が受益者負担の方針を転換した理由に対してさらなる指摘をされているようですね。(委員会資料より)

公明党の丸山たかのり議員は、教員の負担を心配されている様子。

同じく公明党の野本たつや議員は、意見募集中。

みなと政策会議の清家あい議員は、修学旅行の予算の根拠の説明がないことを追及されているようです。

同じくみなと政策会議の阿部浩子議員は、修学旅行の主旨には賛成のようですが、優先すべきことなのか懐疑的なご様子。(阿部浩子議員のブログより)

議員の方々の党派を越えて共通する姿勢としては、突如発表されたシンガポール海外修学旅行に対して十分な説明が無いということでした。

確かに生徒1人当たりに対して投入される税金額が大きいですからね(^^;

議員の方々が慎重にならざるを得ないのは致し方ないと思います。

議員の皆さんには党を越えて協力して頂き、港区民の皆さんが納得のいく合意形成がなされることを祈っております。(区民ではありませんが(^^;)

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港区立中学校の紹介

今回海外修学旅行の対象となる港区立中学校は何校あるのか調べてまとめてみました。

港区には合計10校の港区立の中学校があります。

・御成門中学校・・・港区西新橋三丁目25番30号

「ザ・大都会」という感じですね。東京タワーも徒歩圏内です(^^;

めちゃくちゃ都会的な洗練されたスタイリッシュな建物ですね(^^;

・三田中学校・・・港区三田四丁目13番13号

クウェート大使館の真横にあるのが三田中学校です。

校門が特徴的で一見すると神殿?と思わせるような外観ですね。う~ん流石港区と言ったところでしょうか。

・高松中学校・・・港区高輪一丁目16番25号

都心ですが緑の多い学校ですね。

・港南中学校・・・港区港南四丁目3番3号

埋立地に建てられた学校です・

周囲がタワマンだらけですね(^^;環境がすごい(^^;

・白金の丘学園 白金の丘中学校・・・港区白金四丁目1番12号

中学校とは思えないようなお洒落な校舎ですね。

・六本木中学校・・・港区六本木六丁目8番16号

六本木ヒルズの目と鼻の先にあるのが六本木中学校です。立地がすごい(^^;

校舎外観は意外と普通ですね…。

・高陵中学校・・・港区西麻布四丁目14番8号

平成22年2月から新校舎となり、比較的校舎が綺麗ですね。

・赤坂中学校・・・港区赤坂九丁目2番3号

東京ミッドタウンまで超至近距離!ここに通う中学生は見えてる世界が違うかも…

赤坂中学校もお洒落な校舎ですね。アーチを描いた外観は柔らかさと洗練されたイメージを与え、まさに超都市型中学校といったところでしょうか。道路を跨ぐ渡り廊下も都会ならではですね。

・青山中学校・・・港区北青山一丁目1番9号

迎賓館、明治神宮に国立競技場と素晴らしい立地ですね。大学時代に実家が青山で賃貸業を営む青山出身の友人がおりましたが、ご先祖様は陸軍の高官だったようです(^^;住む世界が違うとリアルで感じた瞬間でした(^^;

校舎は年季が入ってますね。

・お台場学園 港陽中学校・・・港区台場一丁目1番5号

お台場に遊びに行ったことのある人なら見かけた人も多いのではないでしょうか?ゆりかもめから良く見える立地です。

公立中学とは言え、どのような層のお子様たちが入学してくるのでしょうか…。

合計10校の港区立中学校の立地や外観をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

いずれの中学校も素晴らしい立地ですし、お洒落な校舎も多くありました。

各中学校の詳細については機会があれば調査したいと思います。

そもそも修学旅行の目的とは?

私なんかは修学旅行でなんとなく京都に行って、「歴史すげー」ぐらいの感覚の人間でしたが、そもそも修学旅行の目的とは何なのでしょうか?

文部科学省では、「新型コロナウィルスに関連した感染症対策に関する対応について」のQ&Aの中で以下のように回答しております。

問2 修学旅行の実施について、文部科学省はどう考えているか。

 修学旅行の実施については各学校や学校設置者において判断していただくものですが、文部科学省としては、修学旅行は学習指導要領に定める特別活動の中の学校行事に位置づけられ、子供たちにとってかけがえのない貴重な思い出となる有意義な教育活動であるため、その教育的意義や児童生徒の心情等を考慮し、適切な感染防止策を十分講じた上で、その実施について特段の配慮をお願いしたいと考えています。特に、前年度に実施予定であったものの実施できなかった学校においては、改めて実施に向けた御検討をお願いしたいと考えています。

引用:文部科学省, ”新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について > 教育活動の実施等に関するQ&A > 学習指導等に関すること > Q&A(学校設置者・学校関係者の皆様へ)”, https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/mext_00040.html(参照日:2023-9-19)

修学旅行は学習指導要領の特別活動の中の学校行事の一環に位置づけられているようです。

学習指導要領の特別活動の学校行事の箇所を見てみると以下のような記載がありました。

1 目標

 学校行事を通して,望ましい人間関係を形成し,集団への所属感や連帯感を深め,公共の精神を養い,協力してよりよい学校生活を築こうとする自主的,実践的な態度を育てる。

2 内容

 全校又は学年を単位として,学校生活に秩序と変化を与え,学校生活の充実と発展に資する体験的な活動を行うこと。

(1)儀式的行事

 学校生活に有意義な変化や折り目を付け,厳粛で清新な気分を味わい,新しい生活の展開への動機付けとなるような活動を行うこと。

(2)文化的行事

 平素の学習活動の成果を発表し,その向上の意欲を一層高めたり,文化や芸術に親しんだりするような活動を行うこと。

(3)健康安全・体育的行事

 心身の健全な発達や健康の保持増進などについての理解を深め,安全な行動や規律ある集団行動の体得,運動に親しむ態度の育成,責任感や連帯感の涵養,体力の向上などに資するような活動を行うこと。

(4)旅行・集団宿泊的行事

  平素と異なる生活環境にあって,見聞を広め,自然や文化などに親しむとともに,集団生活の在り方や公衆道徳などについての望ましい体験を積むことができるような活動を行うこと。

(5)勤労生産・奉仕的行事

  勤労の尊さや創造することの喜びを体得し,職場体験などの職業や進路にかかわる啓発的な体験が得られるようにするとともに,共に助け合って生きることの喜びを体得し,ボランティア活動などの社会奉仕の精神を養う体験が得られるような活動を行うこと。

引用:文部科学省, “学習指導要領「生きる力」 第5章 特別活動”, https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/chu/toku.htm#gakkou(参照日2023-9-19)

(4)旅行・集団宿泊的行事が修学旅行を行う根拠となっているようです。

当然のことながら、国内・海外の指定などは無く、各学校の裁量に任されているようです。

学習指導要領の主旨を達成できるのであれば、何が何でもシンガポールに行く必要性はありません。

また港区のシンガポール海外修学旅行は国際人材育成の一環とのことですから、(4)旅行・集団宿泊的行事の中で無理に対応する必要も無いのではとも解釈できてしまいます。

どうしても修学旅行で海外に行かなければならない絶対的な事情があり、区民が納得するならこの限りではありませんが…。

港区議会議員の方々の手腕・力量・信念が試されているような気がします…。


本記事ではニュースの内容、港区議会議員の反応や修学旅行の意義についてまとめてみました。

ニュースのインパクトは絶大で、Yahoo!ニュースのコメント欄は大盛況ですね(^^;

また港区議会議員の方々の反応も強く、説明が不十分とのスタンスが強いですね。

今後どうなるかは不明ですが…

港区民の皆さんの期待を裏切らない行動を是非取っていただきたいところです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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