6月3日にドルトン東京学園の学校見学会に参加してきました。
ドルトン東京学園の学校見学会前に資料請求をしており、2023年版の学校のパンフレットを入手していたのですが、当日見学会で配布されたパンフレットは2023年版ではなく2024年版と新しくなっておりました。
パンフレットの大まかな構成に変更は見られませんでしたが、いくつか変更点がありましたので、比較してみたいと思います。
本記事ではドルトン東京学園の2023年版と2024年版のパンフレットの比較をしてみました。
ドルトン東京学園とは?
ドルトン東京学園中等部・高等部は2019年に大手予備校の河合塾が運営を開始した中高一貫校です。
ドルトン東京学園には現在5年生(高等部の2年生)まで在籍し、大学進学実績が分かるのは現在の5年生が2024年度に受験(2025年度入試)してからになります。
ドルトン東京学園の基本情報については以前まとめたこちらの記事を是非ご参照ください。
2023年度版のドルトン東京学園のパンフレットの感想については、こちらの記事を是非ご参照ください。
2024年版と2023年版ドルトン東京学園パンフレットの違い
ドルトン東京学園見学会前に資料請求してパンフレットを手に入れておりましたが、当日見学会で2024年版のパンフレットを配布しておりました。
パンフレットの表紙のカラーは紺色から白色を基調としたものに変わり、ページ数は26ページから30ページへ増加、校名の英語表記が小さくなっておりました。
掲載されている生徒の写真も大半は変更されていましたが、2023年版と変わらない写真もありました。
写真の選定基準はさすがに分かりませんが…(^^;
以下、私が気が付いたパンフレットの主な変更点について見ていきたいと思います。
なお、私の個人的な感想も記載しております。
理事長、学園長及び校長紹介ページ
2023年版のパンフレットでは見開き1ページ目に教育理念、2ページ目に理事長、学園長及び校長の写真とメッセージが記載されておりました。
しかし2024年版のパンフレットでは見開き1ページ目と1ページ目にドルトンプランの説明が記載されており、理事長、学園長及び校長の写真とメッセージは最終の30ページ目に移動しておりました。
ドルトンプランの説明が5,6ページ目からパンフレットの最初に移動されていることから、ドルトンプランを強力にアピールしたいのではないかなと思いました。
さらに、理事長、学園長及び校長の写真とメッセージを先頭ページから最終ページへ移動することで経営陣の謙虚な姿勢をアピールする狙いもあるのではないでしょうか。
ドルトン東京学園も5年生(高等部2年生)まで在籍し、いよいよ来年度はドルトン東京学園としては勝負の年、ドルトン東京学園の生徒が初の大学受験を迎える年度になります。
その前年の年に改めてドルトンプランを強力に前面に押し出し、経営陣を控えめにして生徒ファーストを印象付ける狙いがあるのかなと個人的には考えました。
ただし、理事長、学園長及び校長のメッセージは2部構成になっておりますが、前半部分が2023年版と2024年版で全く同じでした(^^;
毎年多種多様な生徒が様々な活動を行っているのですから、1年ごとに何か新たな発見があると思います。
経営陣から見た新たな発見について言及するようなメッセージであれば、学校経営に対する熱意が入学志望者に伝わり、より好印象だったことは間違いないです。
キャリア教育・進路支援のページ
2023年版と比較して2024年版のパンフレットではキャリア教育・進路支援のページが1ページから2ページへと増加されておりました。
内容としては2023年版に記載が無かった、河合塾のコンテンツを用いた進路サポートについて新たに追加されておりました。
繰り返しになりますが、いよいよ来年度はドルトン東京学園としては勝負の年、ドルトン東京学園の生徒が初の大学受験を迎える年度になります。
河合塾のコンテンツを利用して、大学受験を有利に戦えることをアピールしたいとの思惑が窺えます。
私がドルトン東京学園の学校見学会でお話を窺った高等部の生徒も河合塾のカリキュラムには好意的な発言をされていたので、どんどんアピールするに越したことはないと思います。
教員紹介のページ
2023年版も2024年版も教職員の紹介ページでは4名の教職員がピックアップされて紹介されております。
気が付いたのは、2023年版は各教職員の役職(総務部長等)が氏名に併記されていたのですが、2024年版は担当科目の名称が氏名に併記されておりました。
わずかな違いではありますが、役職を記載するといかにも会社組織という印象を受けますが、担当科目を記載することで、学校らしさをより演出できると思います。
このような細かい点を修正されているあたり、細やかな気配りのできる方がパンフレットのチェックをされているのかなとも思いました。
また教員1人に対する生徒の人数は7.1人から8.6人へと増加してしまいましたが、これは単純に在籍生徒数が443名から534名に増えたためです。
その一方で、教員の修士号取得者割合は48.3%から51.6%へ増加しており、教員の質向上に務めていることが窺えました。
海外研修・留学制度のページ
2024年版のパンフレットでは海外研修・留学制度のページが2ページ追加されておりました。
ドルトン東京学園の学校見学会でお話を聞いた生徒は、将来的に海外大学を目指している人も半数ぐらいはいるのではないかとのことでした。
ドルトン東京学園の語学学習に魅力を感じている生徒も多いとのことですから、海外研修・留学制度についてアピールすることでドルトン東京学園の魅力を十人分に引き上げていると思います。
実際海外研修・留学制度のページを読んでみると、非常に多くの研修や留学支援を行っており、非常に充実した支援体制を構築していることが分かります。
その分費用もかかりそうではありますが(^^;
ラボラトリーのページ
2023年版よりも2024年版のパンフレットではラボラトリーの紹介ページが2ページから4ページへ増加されておりました。
自分のテーマをもって探究活動を行えるラボラトリーはドルトン東京学園の大きな登頂であり魅力でもあると思います。
2023年版のパンフレットでは、学年毎のテーマに取り組む基礎ラボの説明はほとんどありませんでしたが、2024年版のパンフレットでは写真入りで基礎ラボの説明がされておりました。
やはりラボラトリーの時間をドルトン東京学園としてもアピールしたいというのが良く伝わってきました。
本記事ではドルトン東京学園の2023年版と2024年版のパンフレットの比較及びなぜ変更があったのか考察してみました。
2024年版ではページ数も増え、ドルトン東京学園の魅力をより一層多く伝えようとするドルトン東京学園側の熱意が伝わってきました。
いよいよ来年度は現在の5年生(高等部2年生)が大学受験を迎える年度となり、ドルトン東京学園としては、その真価が問われるときが開校以来ついにやってきました。
河合塾のカリキュラムを学校内で受講できるドルトン東京学園の生徒たちの進路は非常に興味深いです。
そんなドルトン東京学園から目が離せません!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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