Yahoo!ニュースを見ていたところ、非常に興味深いニュースがありました。
なんと移住すると1世帯に500万円給付してくれる「都城市」という自治体があるそうです。
場所は宮崎県で、宮崎県内の中学校について調べてみたところ、宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校が最も偏差値が高いようです(シリタスより)。
本記事では都城市への移住に関するニュース及び宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校について調べてみました。
宮崎繋がりで堺雅人さんの母校である宮崎大学教育学部附属中学校について取り上げた記事はこちらをご参照ください。
都城市へ移住で1世帯500万円給付のニュースについて
なんと驚きのニュースを見てしまいました。
全国どこから移住しても1世帯につき500万円給付してくれる「都城市」という自治体があるようです。
「移住応援給付金」を受け取るには事前に都城市への登録が必要で、単身者が100万円、世帯での移住は200万円、さらに中山間地域への移住で100万円追加、子供一人当たり100万円ずつ追加で給付される。
1世帯500万円給付というのは、中山間地域へ子供2人の世帯が移住した場合のことのようです。
そして子育てにかかる費用が無料になるとのことです。
第1子からの保育料と中学生までの医療費、妊産婦の健診費用が2023年度から完全無料になったようです。
2023年4月からのわずか4か月で2022年度1年間の移住者数を上回ったとのことです。
日本の各地で少子高齢化、人口減少が取り沙汰されておりますが、ずいぶん大胆な施策ですね。
各自治体で人口を取り合う本格的な競争段階に突入したといったところでしょうか。
根本的な出生率の低下を解決しなければ自治体間で共倒れの未来しか見えないと思いますが…(^^;
【「1世帯“500万円給付”」で移住者が急増】
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) October 2, 2023
宮崎・都城市は「移住応援給付金」「保育料・こども医療費・妊産婦の健診費用の完全無料化」などの施策で、2023年4月からのわずか4カ月で昨年度1年間の移住者の数を上回った。
都城市の池田市長は「思った以上の反応」と手応えを口にする。
宮崎県都城市について
都城市は宮崎県の南西端に位置する市です。
市の南側が発展しており、北側は自然豊かな環境です。
移住応援給付金が100万円増額される中山間地域とは、志和池、庄内、西岳、中郷、山之口、高城、山田、高崎地区と言われる場所であり、以下のような場所のようです。
志和池 庄内 山田中山間地域と言っても集落の発展具合に結構差があるようです。
宮崎県都城市の基本情報は以下の通りです。
面積 | 653.36 km2 |
世帯数 | 4,636 |
総人口 | 158,058人(2023年9月1日時点) |
市の木 | ケヤキ |
市の花 | アヤメ |
町長 | 池田宜永 |
都城市ホームページはこちらです。https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/
都城市の「移住応援給付金」の給付条件
都城市の手厚い給付金ですが、細かい給付条件があるようです。
以下引用します。
要件1
・都城市に転入する前に「都城市移住・定住サポートセンター」に移住相談登録をした人で、転入直前の1年以上、都城広域定住自立圏を構成する三股町、曽於市、志布志市以外の市区町村に在住し、令和5年4月1日以降に転入した人
※会社の命令による転勤により転入した人、新卒採用者は、この給付金の対象とはなりません
・転入後3か月以上1年以内の人
・都城市に5年以上居住する意思を有している人
引用:都城市, “移住応援給付金を支給します”, 2023-8-31
https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/site/iju/53881.html
気になったのが、5年以上居住する意思を有している人とありますが、あくまで意思なので何かしらの理由を付けてすぐに転出してしまう人がいるのではないでしょうか?
しかしそこはちゃんと対策がなされておりました。
注意事項
給付金の申請日から3年未満に転出した場合または1年以内に辞職(補助対象者要件2の(1)の場合のみ)した場合は、全額返還、3年以上5年以内に転出した場合は半額返還となります。
また、中山間地域等の要件を満たして給付金の交付を受けた場合、給付金の申請の日から3年未満で都城市内の中山間地域等以外に転居した場合は100万円の返還となり、3年以上、5年以内で都城市内の中山間地域等以外に転居した場合は、50万円の返還となります。
引用:都城市, “移住応援給付金を支給します”, 2023-8-31
https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/site/iju/53881.html
当然と言えば当然ですが、期間内に転出した場合は給付金の返還を求められるようです。
給付の要件を見る限りでは国籍による条件は無いようですが、外国籍の人が移住してきてすぐ海外へ転出してしまうような事態になったりはしないのかやや心配ではあります。
海外に逃げられたら居場所を突き止めて返還請求するようなケースもシミュレーション済みだと良いのですが(^^;
給付要件の詳細をご確認したい場合は、都城市の「移住・定住支援サイト」をご覧ください。https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/site/iju/53881.html
宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校について
宮崎県内で最も偏差値が高いのは宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校のようです。
そこで宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校についてまとめてみました。
宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校の基本情報
所在地 | 宮崎県宮崎市大塚町柳ヶ迫3975番地2 |
設立年 | 1974年 |
設置者 | 宮崎県 |
偏差値 | 60(引用:シリタス) |
宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校は、公立の併設型の中高一貫校です。
校訓は「誠実、敬愛、創造」を掲げております。
宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校は、住宅街の中に位置しております。もし都城市に世帯で移住して、JR九州の都城駅から宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校まで通うとすると、GoogleMap上では1時間30分かかるとのことでした。通えなくはないですね。中学生にはきついかもしれませんが(^^;
校門脇にある木々がいかにも南国って感じがしていいですね。
宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校の入試方法
2023年度の中央大学附属中学校の入試方法について下表にまとめてみました。
募集定員 | 80名 |
出願期間 | 12/6~8 |
入学者選抜検査日 | 1/7 |
合格発表日 | 1/17 |
試験科目 | 適性検査Ⅰ、作文、面接(集団) |
宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校の入試では適性検査が採用されております。
また作文と集団面接を課されています。
宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校の入試実績
宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校の直近5年の入試実績を下表にまとめてみました。
合格倍率は軒並み3倍を超える人気校です。
宮崎県内に私立が少なく、私立よりも公立の方が学力的に高いことも倍率が高騰する一因だと思われます。
2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | |
定員 | 80 | 80 | 80 | 80 | 80 |
受検者数 | 306 | 301 | 290 | 273 | 239 |
合格倍率 | 3.83 | 3.76 | 3.63 | 3.41 | 2.99 |
宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校の大学合格実績
宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校の2023年度の大学合格実績を下表にいくつかまとめてみました。
東大、阪大、九大の旧帝国大学への合格者数も多く、九大への合格者が23名と突出しております。
ちなみに地元宮崎大への合格者も多いです。
地域差はあるものの公立の中高一貫校はやはり学力面では目を見張るものがありますね。
ただし中学はどこの自治体でも定員が少ないのが玉にきずですが(^^;
もっと定員増やして欲しい…。
大学名 | 合格者数 |
東京大学 | 2 |
東京工業大学 | 2 |
名古屋大学 | 1 |
大阪大学 | 5 |
九州大学 | 23 |
宮崎大学 | 75 |
大学名 | 合格者数 |
慶應義塾大 | 5 |
早稲田大 | 7 |
上智大 | 2 |
学習院大 | 1 |
立教大 | 3 |
法政大 | 3 |
中央大 | 5 |
青山学院大 | 4 |
明治大 | 7 |
東京理科大 | 4 |
関西大 | 2 |
関西学院大 | 3 |
同志社大 | 7 |
立命館大 | 7 |
宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校の口コミ・評判について
宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校の評判について、良い口コミと悪い口コミをいくつかピックアップしてみました。
ここに書いてある口コミが全てではないことをご承知おきください。
宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校の良い口コミ
特徴的な授業が多く、ディベートもよく行うので楽しいです。また、講師の方が来てくださって行う講話はとても役に立ちます。ただ宿題は少ないですけど難しいです。夏休みは宿題で夏休み嫌いになるので覚悟しておいてください。(人によるかも)
引用:みんなの中学情報 https://www.minkou.jp/junior/school/review/15832/
進む速さははやいですが、レベチな頭のいい人が西附にはいるので、その人に質問したり、中高一貫ということで、高校生の先生にも質問できます。もちろん中学校の先生にも自習スペースが沢山あるので、とても充実しています。
引用:みんなの中学情報 https://www.minkou.jp/junior/school/review/15832/
口コミの総数が少ないものの、全体的に評価が高い印象でした。
やはり学習環境面や進学に関しては評価が高かったです。
宮崎県はそもそも私立が少ないので、公立中高一貫校にかなり学力の高い生徒が集まってくるようです。
また公立中高一貫校は文部科学省の方針で独自のカリキュラムを設置している学校が多いようですが、宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校では口コミを見る限りではディベートを重視しているようです。
社会に出てからは自分の意見や考えをいかにして相手に伝えるかが重要な局面も多々ありますので、単純に受け身の授業よりも、学生のうちからアウトプットできるように訓練できるのは良いのではないでしょうか。
公立中高一貫校について書いた記事はこちらを是非ご参照ください。
宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校の悪い口コミ
先生の言いなり。進学率を上げるために作られる体のいいコマ。先生たちの口癖はあなたたちは県で頭がいい人たちの集団なんだから。先生を好くも嫌うも勝手だけどいい子ちゃんは好かれる。先生に嫌われると何を言っても信用されないし、先生にばかにされる。というか、ちょうどいいおもちゃにされる。
引用:みんなの中学情報 https://www.minkou.jp/junior/school/review/15832/
良い経験をさせてくれるが、先生方の思いが強すぎて重荷。先生も良い先生と悪い先生の差が激しい。ただ、たくさんの経験を積めて自分の視野を広げられるのは確か。県外の有名私立に行けるほどの学力がある人も多いが、私はそれほどの学力があるなら有名私立に進学した方が良いと思う。
引用:みんなの中学情報 https://www.minkou.jp/junior/school/review/15832/
いきなり中々辛辣な口コミですね(^^;
宮崎県の私立校の少なさから頭の良い集団が形成されるのは致し方ないですよね。
むしろ良い環境だと思います。
先生にばかにされるとかはその先生個人の問題だと思います。
先生に嫌われたら学校の先生全員に嫌われるなんて集団ハラスメントが起きていたら大問題ですからね(^^;
先生とのウマが合わなかったと思うしかありません。
やはり学力的にはかなり高いようですね。宮崎県外の私立校へ行くことを勧める口コミもありました。
しかし中学生のうちから遠距離通学はきついものがあるので、自宅の場所から選択肢が無かった生徒もいることだと思います。
寮生活という選択肢もあるかもしれませんが、そうなると保護者の経済的負担は大きいですよね(^^;
本記事では都城市への移住に関するニュース及び宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校について調べてみました。
世帯で移住して500万円給付されるのは非常に魅力的ですね。
しかし、小さいお子さんがいる場合は子供の学習環境に懸念が生じてしまうかもしれません。
宮崎県内は私立校よりも公立校の方が偏差値が高い状況ですので、小さいお子様がいらっしゃるご家庭が移住を考える際は要検討かもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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