公立中高一貫校の6つのメリットと4つのデメリットを紹介!塾は必須!?

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公立中高一貫校中学受験

中学受験で私立中高一貫校を検討されている保護者の方は多いのではないでしょうか?

私立中高一貫校を検討される理由としては大学受験のための時間を確保できたり、ハイレベルな教育を受けられること等が挙げられると思います。

しかしながら、気になるのは高い学費ですよね・・・。

そこで公立中高一貫校のメリット・デメリットについてまとめてみようと考えました。

結論から申し上げますと、公立中高一貫校の主なメリットは以下のようなことが考えられます。

  • 6年間のゆとりある学校生活で子供の個性や創造性を伸ばすことが可能
  • 大学受験に備えるための時間を確保可能
  • 特徴的でハイレベルなカリキュラムを学ぶことが可能
  • 私立と比較して経済的負担が軽い
  • 同級生の学力レベルが均一である
  • 環境の変化によるストレスが無い

当然のことながらメリットがある反面、デメリットも存在します。

本記事では公立中高一貫校のメリット・デメリット、さらには公立中高一貫校受験をする上での注意点や公立中高一貫校に向いている子などについても調べ、自分なりの考えを整理してみました。

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公立中高一貫校とは?

公立中高一貫校の設置目的、設置形態、私立中高一貫校との違いについて見ていきたいと思います。

公立中高一貫校の設置目的

1997年の「21世紀を展望した我が国の教育のあり方について」中央教育審議会第二次答申において、「ゆとり」ある学校生活を可能にすることの意義が大きいとして中高一貫教育の機会をより広く提供していくことが適当であるとしました。

その後、1999年に文部科学省が学校教育法を一部改正し、中高一貫教育制度を選択的に導入しました。

この中高一貫教育の中では、6年間の学校生活の中で計画的・継続的な教育課程を展開することにより、生徒の個性や創造性を伸ばすことが目的として位置づけられました。

この「生徒の個性や創造性を伸ばす」という目的があるからこそ、各公立中高一貫校では独自のカリキュラムが組まれていると考えられます。

公立中高一貫校の設置形態

学校教育法上は、中等教育学校、併設型の中学校・高等学校、連携型の中学校・高等学校の3種類の設置形態が存在しています。

中等教育学校

一つの学校として6年間を一体的に中高一貫教育を行うものです。

特徴としては、前期課程(中学校に相当)と後期課程(高校に相当)に分けられており、後期課程へは無試験で進学が可能です。

生徒間の学力差はあまり生じませんが、中だるみしやすい傾向があると言えます。

後述しますが、公立の中等教育学校においては学力検査を行いません。

併設型の中学校・高等学校

同一の設置者が設置する中学校及び高等学校において中高一貫教育を行うことができる設置形態です。

県が県立中学校と県立高等学校を設置する場合等が該当します。

中等教育学校と同様に中学校から高等学校へ進学する際には無試験となります。

後述しますが、公立の併設型中学校においては学力検査を行いません。

連携型の中学校・高等学校

併設型と異なり、設置者が異なっていても中高一貫教育を行うことができる設置形態です。

例えば市と県でそれぞれ中学校と高等学校を設置する場合等が該当します。

連携型高等学校における入学者選抜は、連携中学校の生徒について、調査書及び学力検査の成績以外の資料により行うことが可能となっています。

あくまで可能と言うだけで学力検査を行うことももちろん可能です。

私立中高一貫校と公立中高一貫校の違い

ここで気になるのが私立中高一貫校と公立中高一貫校の違いだと思います。

大きな違いとしては学費と入学者の選抜方法です。

学費

私立中高一貫校と比較すると公立中高一貫校の方が学費が安く済みます。

学費に関しては、後ほど詳述します。

入学者の選抜方法

中等教育学校及び併設型の中学校・高等学校においては、それぞれ学校教育法施行規則第110条第2項及び第117条の規定により、学力検査を行わないものと規定されています。

第百十条 中等教育学校の入学は、設置者の定めるところにより、校長が許可する。

 前項の場合において、公立の中等教育学校については、学力検査を行わないものとする。

第百十七条 第百七条及び第百十条の規定は、併設型中学校に準用する。

文部科学省, “学校教育法施行規則”, e-GOV法令検索, https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322M40000080011_20221001_504M60000080034, (参照 2023-1-11)

そこで多くの公立中高一貫校で採用されているのが適性検査になります。

適性検査については次の項で詳述したいと思います。

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公立中高一貫校の受験内容について

公立中高一貫校の受験内容、つまり入学者の選抜方法ですが、主に適性検査、作文、面接、実技検査、報告書などから構成されています。

この中でも最も比重が大きいのが適性検査になります。

公立中高一貫校に関する書籍を読まれた方の中でお気づきの方もいらっしゃるかとは思いますが、公立中高一貫校の場合、受”験”ではなく受”検”と記載しているものも多いかと思います。

その理由は学力検査ではなく適性”検”査を採用しているところにあります。

適性検査では通常の学力試験と異なり、知識の量を評価するのではなく、どう考えるか、なぜそう思ったかで評価されます。

適性検査で評価される力は以下の点だと考えられます。

  • 読解力
  • 論理的思考力
  • 問題解決能力
  • 計算力
  • 記述力
  • 表現力
  • 知識の応用力

学力検査では無いからと言って、小学校の教科書の知識が必要ないというわけではなく、教科書の知識が土台としてあることが前提で、それをどう応用するかが問われます。

また、記述力と表現力では他者に対して分かりやすく理由を添えて明確に述べる必要があり、作文とはなっていますが、実質的には小論文対策が必要になってくると思います。

ある意味では単純な知識量だけを問われる学力試験の方が簡単かもしれません。

(もちろん学校のレベルによります。)

これらの評価ポイントが適性検査を難しくしているポイントと思われます。

公立中高一貫校の受検対策方法については今後も深掘りして調べていきたいと思います。

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公立中高一貫校のメリットについて

公立中高一貫校のメリットについて下記に挙げてみました。

  • 6年間のゆとりある学校生活で子供の個性や創造性を伸ばすことが可能
  • 大学受験に備えるための時間を確保可能
  • 特徴的でハイレベルなカリキュラムを学ぶことが可能
  • 私立と比較して経済的負担が軽い
  • 同級生の学力レベルが均一である
  • 環境の変化によるストレスが無い

私立中高一貫校のメリットにプラスして経済的なメリットがあるといったところでしょうか。

以下詳細に見ていきたいと思います。

6年間のゆとりある学校生活で子供の個性や創造性を伸ばすことが可能

「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について」中央教育審議会第二次答申の中にも記載があるように、6年間のゆとりある一貫教育の中で、子供の個性や優れた才能を見出す可能性を高めることができます。

高校受験が無いことで、その時間を勉学はもちろん、部活や社会奉仕活動等に割り当てることで、子供が好きなことや興味のあることに打ち込むことが可能です。

大学受験に備えるための時間を確保可能

先に述べた通り高校受験が無いため、その時間を学校のカリキュラムに割り当てることが可能です。

従って、公立中よりも教科書の学習内容を早く終わらせることが可能であり、最終的に大学受験に充てられる時間も増えます。

ただし、千葉県の公立中高一貫校のように授業内容の先取りをしない場合もありますので、希望の公立中高一貫校がある場合は、学習内容について各自お問い合わせをすることをお勧めいたします。

特徴的でハイレベルなカリキュラムを学ぶことが可能

公立中高一貫校も私立中高一貫校と同様に、各校で特徴的でハイレベルなカリキュラムを組んでいます。

「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について」中央教育審議会第二次答申の中では、公立中高一貫校において以下のような特色ある教育を提供していくことが望ましいとされています。

  • 体験学習を重視する学校(ボランティア体験等)
  • 地域に関する学習を重視する学校(地域の歴史や文化、自然、産業を活かした指導内容等)
  • 国際化に対応する教育を重視する学校(コミュニケーション能力の育成、国際交流活動や国際理解教育の推進等)
  • 情報化に対応する教育を重視する学校(インターネット等の活用、情報リテラシーや情報モラルの育成等)
  • 環境に関する学習を重視する学校(自然体験活動の充実等)
  • 伝統文化等の継承のための教育を重視する学校(伝統工芸や伝統産業の技術の伝承等)
  • じっくり学びたい子どもたちの希望に応える学校(個別のきめ細かな教育計画を立て子どもたちを指導等)

一例として2021年度からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定された、東京都立富士高等学校附属中学校の取り組みを紹介します。

「富士未来学」というSSHの一つのプログラムがあり、統計や分析などの探求学習に必要な基礎スキルを身に付けていきます。

中3から高2までの間に課題研究に取り組み、理数的発見力と理数的解決力を養います。

研究発表会もあり、プレゼンテーション能力も同時に培えます。

また、同校は東京都のGlobal Education Network 20にも指定されており、英語を通した国際教育にも力を注いでいます。

夏休みには短期集中英語講座、宿泊語学研修、シリコンバレー研修(1週間のアメリカ滞在)等非常に充実したプログラムがあります。

このように公立中高一貫校は私立中高一貫校にも引けを取らないほど魅力的なカリキュラムが組まれています。

希望の公立中高一貫校がある場合は、カリキュラムを事前に確認することをお勧めします。

私立と比較して経済的負担が軽い

文部科学省の子供の学習費調査結果を用いて、公立及び私立の中学及び高校の3年間の学習費総額を試算すると下のグラフのようになります。

なお、中学及び高校の2年目以降は入学金等の入学時にかかる費用を除いて加算しております。

出典:文部科学省, 令和3年度 子供の学習費調査の結果について(令和4年12月21日)https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/mext_00001.html

公立中高一貫校の場合は、中学及び高校で約160万円+約150万円=約310万円であるのに対し、私立中高一貫校の場合は、中学及び高校で約400万円+約300万円=約700万円であることが分かります。

公立中高一貫校の場合は私立中高一貫校と比較すると2分の1以下であり、経済的には非常に負担が軽いです。

もちろん学費は各校で差がありますので、詳細を知りたい場合は個々の志望校の学費を各自ご確認をお願いいたします。

同級生の学力レベルが均一である

通常の無試験の公立中と異なり、適性検査等の入学者選抜をくぐり抜けて来たため、クラスメイトの学力レベルは均一となっています。

また適性検査を通過するために学習習慣も身に付いた生徒ばかりです。

つまり授業に付いていけない生徒はほとんどいないと考えてよく、理解の遅い生徒に授業を合わせるようなこともないため、子供も満足のいく授業を受けられるでしょう。

学習意欲の高い子供にはうってつけだと思います。

環境の変化によるストレスが無い

中高一貫校では周囲のクラスメイトが大きく変化することもなく、慣れ親しんだ友達や先生などと学校生活を送ることになります。

慣れ親しんだ環境で過ごすことは、環境の変化に対するストレスを発生させることがないため、勉強でも部活などでも十二分に子供の力を発揮することができます。

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公立中高一貫校のデメリットについて

私立中高一貫校と比較して高いレベルの教育を受けられるのならば公立中高一貫校の方が良いのでは?

と思うかもしれませんが、やはり公立中高一貫校にもデメリットは存在します。

以下に公立中高一貫校のデメリットを挙げてみました。

  • 学校数が少ない上に定員が少なく倍率が高い
  • 中だるみの心配がある
  • 適性検査対策が必要である
  • 環境が変わらず多様な価値観に触れる機会を失う

以下、デメリットを詳細に見ていきたいと思います。

学校数が少ない上に定員が少なく倍率が高い

公立中高一貫校はそもそも校数が少ない上に、定員も少なく倍率が高いことが特徴です。

下表に令和4年度の東京都立の公立中高一貫校とその募集人員、受検人員及び受検倍率をまとめてみましたのでご参照ください。

以前書いた記事「【中学受験】男子御三家の倍率や学費は?東大合格へは駒場東邦がお得?!」でもご紹介した通り、開成でも出願倍率は4倍程度です。

合格倍率(受験倍率に相当)は2.5~3倍程度となりさらに低くなります。

受検者層が異なるので単純比較はできませんが、数字だけ見ると都立の公立中高一貫校の10校中9校が男女どちらかの受検倍率4倍を超えるという状態です。

やはりハイレベルな教育と学費の安さは魅力的ですが、魅力的ゆえに希望者が殺到している状況といったところでしょうか。

学校名募集人員受検人員受検倍率
両国高等学校附属男:80 女:80男:370 女:361男:4.63 女:4.51
三鷹中等教育男:80 女:80男:439 女:475男:5.49 女:5.94
立川国際中等教育男:65 女:65男:283 女:352男:4.35 女:5.42
白鳳高等学校附属男:68 女:66男:272 女:395男:4.00 女:5.98
小石川中等教育男:80 女:80男:325 女:339男:4.06 女:4.24
大泉高等学校附属男:80 女:80男:323 女:362男:4.04 女:4.53
南多摩中等教育男:80 女:80男:321 女:342男:4.01 女:4.28
桜修館中等教育男:80 女:80男:318 女:452男:3.98 女:5.65
富士高等学校附属男:80 女:80男:257 女:332男:3.21 女:4.15
武蔵高等学校附属男:80 女:80男:239 女:232男:2.99 女:2.90

中だるみの心配がある

高校受験が無いことは好きなことや部活動に打ち込めるというメリットがある反面、高校受験という緊張感を与える存在が無く、中だるみしやすいというデメリットがあります。

また、入学時は同等の学力でも怠けてしまうと徐々に学力差が開き、授業に付いていけなくなるという可能性も0ではないです。

そのため授業に付いていけず、集中力が無くなるようなケースも想定されます。

模試や資格・検定試験を受けさせて一定の緊張感を持たせるなどの工夫が必要だと考えられます。

資格・検定試験に関する記事は是非こちらの記事をお読みください。

中学受験で有利になる資格・検定試験は?英検と数検に優遇措置あり!

適性検査対策が必要である

先にも申し上げた通り、適性検査は単なる学力検査とは異なります。

知識があることを前提とし、表現力、記述力、計算力、論理的思考能力など総合的な能力が求められます。

そのため適性検査のための対策を別途する必要が生じます。

大手塾などでは適性検査対策のための専用コースが用意されておりますので、塾を利用するのも一つの手段です。

当然のことながらその分受験費用が増加することになります。

環境が変わらず多様な価値観に触れる機会を失う

公立中高一貫校では6年間同じクラスメイト及び先生たちと過ごせることはメリットであると同時に、デメリットにもなり得ます。

6年間ずっと同じメンバーのため刺激もなく、同じ試験を通過してきたメンバーのため学力も揃っており、皆学習意欲が高く自然と価値観も似通った集団が形成される可能性が高いです。

その一方で、公立中では経済的に困窮している家庭の生徒や不良といった様々な人間で集団が形成されています。

そのため相手に合わせた振る舞いと言うものが自然と身に付きます。

社会に出たら様々な価値観を持った人々とチームを組んで仕事を進めていくことになります。

そうなった時に人間関係を上手く構築できない可能性もあり得ます。

公立中高一貫校に向いている子とは?

これまで見てきたメリット及びデメリットを踏まえ、公立中高一貫校に向いている子とはどういう子なのでしょうか?

下記のような子が向いていると考えられます。

公立中高一貫校へ進学する明確な目的がある子

先ほどご紹介した通り、公立中高一貫校はそれぞれ理数教育や国際教育など特色あるカリキュラムが組まれています。

そのため子供が学びたいというカリキュラムが組まれている公立中高一貫校があるかもしれません。

各公立中高一貫校でどのようなカリキュラムが組まれているのかをまずは確認し、子供の意志を確認してみることをお勧めいたします。

大学受験も考えたい子

6年間の継続的なカリキュラムが組まれており、大学受験のための時間も確保できるのが公立中高一貫校の大きな魅力の一つです。

そのため大学受験も考えて、中学及び高校を過ごしたい子供には向いていると思います。

環境を変えずに好きなことに時間を使いたい子

公立中高一貫校の設置目的でもある環境変化の少ないゆとりある学校生活を通し、勉学以外にも部活や好きなことに打ち込みたい子供にはうってつけだと考えられます。

環境が変わらないということはストレス要因が減りますので、人間関係などに余計な気を使うことなく好きなことに励むことができるでしょう。

また、ゆとりのある時間の中で自分の好きなことや将来取り組みたいことを見つけ出すのも良いのではないでしょうか。

時間のアドバンテージはお金には変えられないと思います。

長文の読み書きが得意で論理的思考力に長けている子

公立中高一貫校では学力検査とは異なり適性検査が行われます。

もしお子様が読解力、記述力、論理的思考力等に強みがあるのであれば、公立中高一貫校の適性検査においては大きなアドバンテージとなります。

癖のある適性検査を突破できる可能性も高くなりますので、挑戦してみる価値はあるかと思います。

公立中高一貫校を受検する際の注意点について

公立中高一貫校を受検するに当たっての注意点を考えてみたいと思います。

志望校選びの選定

デメリットでも申し上げた通り、私立中や公立中と比較すると公立中高一貫校は現状校数が少ないです。

そのため東京都の例からも分かるように、受検倍率も跳ね上がります。

千葉においては受検倍率が9倍を超える公立中高一貫校もあります・・・。

選択肢が少ない上に募集人員も少なく、公立中高一貫校は同一試験日に一斉に試験が行われますので、どの公立中高一貫校を受検するかが非常に重要になってきます。

お子様の実力と例年の受検倍率を鑑みて慎重な志望校の選択が求められます。

私立中との併願を検討する

志望校選びでも申し上げた通り、公立中高一貫校は1校のみしか受検できません。

そのため公立中高一貫校に不合格だった場合も想定し、私立中との併願も積極的に検討したいところです。

近年では私立中でも適性検査を導入し始めているので、併願は十分可能ですし、公立中高一貫校の受験前の腕試しにも利用可能です。

また、公立中高一貫校の受験前に私立中の合格をしておけば、お子様のモチベーションアップになるとともに精神的な余裕も生まれ、公立中高一貫校の受験もリラックスして試験に臨むことが可能となります。

塾では公立中高一貫校のコースを受講する

これまで申し上げてきた通り、適性検査は通常の学力検査とは異なります。

そのため対策をするのであれば塾で公立中高一貫校の対策コースを受講することをお勧めします。

早稲田アカデミー(早稲アカ)や市進学院などの大手塾でも対策コースが開講されていますので、志望される場合は塾に直接問い合わせてご確認をお願いいたします。


本記事では、公立中高一貫校のメリット及びデメリットについて紹介してきました。

公立中高一貫校のメリットとしては以下のことが考えられます。

  • 6年間のゆとりある学校生活で子供の個性や創造性を伸ばすことが可能
  • 大学受験に備えるための時間を確保可能
  • 特徴的でハイレベルなカリキュラムを学ぶことが可能
  • 私立と比較して経済的負担が軽い
  • 同級生の学力レベルが均一である
  • 環境の変化によるストレスが無い

その一方で公立中高一貫校のデメリットとしては以下のことが考えられます。

  • 学校数が少ない上に定員が少なく倍率が高い
  • 中だるみの心配がある
  • 適性検査対策が必要である
  • 環境が変わらず多様な価値観に触れる機会を失う

私立中高一貫と公立中高一貫校を比較するとメリット・デメリットが似通っている部分も多々ありますが、やはり最大の違いは学費だと思います。

反対に公立中高一貫校の大きなデメリットとしては、適性検査対策が必要になることだと思います。

さらに公立中高一貫校の校数自体が少なく、志望校の選択肢が少なく、受検倍率が非常に高いのも大きなデメリットです。

経済的なメリットを手に入れられるのは大変魅力的ではありますが、熾烈な競争に勝ち抜かなければなりません。

このメリットとデメリットを天秤にかけ、各ご家庭でよく話し合うことを強くお勧めいたします。

我が家では現在棚上げ状態です・・・(^^;

最後までお読みいただきありがとうございました。

併せてこちらの記事も是非お読みください!

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