夏休みの宿題代行バイト?代行業者?文部科学省の宿題代行への対応とは?

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Yahoo!ニュースに宿題代行に関する記事が掲載されておりました。

夏休みも終盤を迎えて宿題代行業者に依頼している人が増えているのでしょうか…。

どうやらSNSを通じて宿題代行の請負をしているらしく、副業として取り組まれている方もいるようです。

私が子供のころとは大違いですね…(^^;

本記事では宿題代行業者や宿題代行に対する文部科学省の対応等について調べてまとめてみました。

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宿題代行のニュースについて

Yahoo!ニュースに宿題代行に関するニュースが掲載されておりました。

SNSが発達した現代においてはどうやら簡単に宿題代行業務を請け負っているようです…。

時代の流れとは言え恐ろしい世の中ですね…(^^;

記事の中ではChatGPTについても言及されておりました。

AIまでも宿題に利用する時代になりましたか…。

もっとも文章作成にChatGPTの利用を禁止しているところは多いようです。

と言うかAIにしろ宿題代行業者にしろ、自らの力でやらなければ全く意味がないですよね。

何故宿題が課されるのかをよく考えてもらいたいものです。

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宿題代行とは?

宿題代行とは文字通り、生徒に代わって宿題を行うことです。

Yahoo!ニュースの記事の中でも触れられておりましたが、昔は親、兄弟及び友人等が代行するケースがあったのではないでしょうか。

夏休み最終日にどうしても宿題を終えることができず泣きつき…。

このようなケースは多かれ少なかれ多くのご家庭であるのではないでしょうか。

SNSが発達した現代においては、SNSを通じて赤の他人に宿題代行を依頼して請け負うケースが増加しているようです。

ちなみに文部科学省では宿題代行を以下のように定義しております。

 子供たちに代わって宿題を行う役務を提供することや,読書感想文や自由研究といった宿題の完成品を売買することを指します。

引用:文部科学省, “「宿題代行」への対応について”,https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/syukudai/index.htm(参照日:2023-8-26)
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宿題代行業者について

「宿題 代行」と打ち込んでGoogle検索を行うと何と約129万件もの検索結果がヒットします。

そして検索結果の上位には、宿題代行サービスを行っている宿題代行業者が表示されます。

宿題代行業者のホームページを見てみると、読書感想文400文字3,000~4,000円、問題単価約60~80円等の具体的な金額も示されています。

しかも学校の宿題だけではなく、塾や美術教室等の宿題も請け負っているとのこと…。

わざわざお金をかけて自分の能力を高めるために塾や美術教室に通っているのに代行業者を使用する意味が私には理解できません…(^^;

宿題代行の大義名分としては時間が無い人向けとなっていますが、その宿題に取り組む時間を創り出すのも宿題のうちだと思います。

いかにスケジュールを管理するのか…これも重要なスキルだと思います。

他にもレポート、論文、卒論等かなり幅広いサービスを展開しているようです。

自分でやり遂げることを若い頃から放棄してしまうのは少し不安ですね。

受験で学校の宿題が邪魔だ、という意見もあるようですが…。

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宿題代行はばれるのか?

もし仮に宿題代行業者などに宿題代行を依頼した場合、果たして代行してもらったことがばれるのかどうかが一番気になる点だと思います。

調べてみると「ばれない」という見解が多いように見受けられました。

読書感想文や工作・絵に関しては、子ども年齢に合わせ、一件ごとにオリジナリティを持たせて作成をするようです。

筆跡でばれるのではないか?との不安がありますが、筆跡を真似るサービスまで中にはあるようです…(^^;

世の中全体で考えるとなんか物凄い人的資源の無駄遣いだなと感じてしまいます…。

そして宿題代行がばれない最大の理由としては、先生がきちんと宿題を見ていないことが挙げられるそうです。

全ての先生がそうだとは言いませんが、確かに一クラス20~30人、多いところはそれ以上の生徒がおり、1人1人丁寧に宿題を見ることはかなり難しいのではないでしょうか。

ただし、宿題でできていた問題が授業中にできない場合などは宿題代行がばれるケースがあるようです…(^^;

自分で宿題をやって身に付いていなければ当然と言えば当然ですよね…。

宿題代行は違法なのか?

宿題代行がばれるのかどうかも気になるところですが、そもそも違法になるのかも気になるところではないでしょうか?

結論から申し上げますと違法となるケースは稀なようです。

宿題代行業者や宿題代行行為を禁止する明文化された法律はありませんし、民法の公序良俗違反に問われるかというとそこまででもないといったところでしょうか。

公序良俗違反は、犯罪に関わる行為、個人の尊厳や男女平等などの基本的人権に反する行為、自由を極度に制限する行為等の反社会性の高い行為に限られるためです。

ただし、宿題代行業者が宿題代行の過程で、著作権を侵害していた場合等は著作権法違反の罪に問われる可能性はあります。

また学校の規則で宿題代行が禁止されている場合、万が一ばれた場合には訓告・停学・退学等の処分が課される可能性はあります。

このようなリスクもあることを念頭に置く必要があります。

そもそも代行してもらうという発想自体が普通の人には無いかもしれませんが…(^^;

宿題代行に対する文部科学省の対応は?

既に文部科学省では宿題代行に対する対抗措置を取っております。

具体的には文部科学省は、株式会社メルカリ、ヤフー株式会社及び楽天株式会社と宿題代行に関する取引の禁止の合意を取り付けております。

合意文書の中では、宿題代行の役務の提供のほか、宿題の完成品の売買についても禁止しております。

宿題代行に関する出品が発見され次第、削除されてしまいます。

株式会社メルカリとの合意文書https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/syukudai/__icsFiles/afieldfile/2018/08/29/1408644_1_1.pdf

ヤフー株式会社との合意文書https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/syukudai/__icsFiles/afieldfile/2018/11/13/1408644_3.pdf

楽天株式会社との合意文書https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/syukudai/__icsFiles/afieldfile/2018/11/13/1408644_2.pdf

上記のような大手フリーマーケットとの協力は非常に有効な手段だとは思いますが、宿題代行業者のホームページやSNS上の取引までは禁止措置を取れていないのが現状です。

宿題はスケジュール管理も含めて自分自身で取り組むことに意味がありますので、禁止措置の拡充を願うばかりです。

その一方で、惰性で毎年課しており、本当に取り組む意味があるのか怪しい宿題に関しては、止めて頂きたいと思うのも本音です。

学校側も本当にその宿題を生徒に課すことで、生徒の能力が向上するのかどうか再考してほしいものです。


本記事では宿題代行業者や宿題代行に対する文部科学省の対応等について調べてまとめてみました。

文部科学省が宿題代行に対する措置を取ってはいるものの、SNSの発達により宿題代行は横行しているようです。

自分の能力を高めるために宿題代行は使うべきではないと思いますが、その一方で惰性で課される「この宿題意味あるのか?」と思わずにはいられない宿題は、学校側に再考願いたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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