新年度となり、PTAの役員・委員選出で戦々恐々としている保護者の方も多いのではないでしょうか…
「面倒くさい」
「時間が無い」
「やるだけ損」
マイナスイメージの多いPTA役員・委員を断る方法がニュース記事になっておりました!
またPTAを廃止した学校もあるようです。
本記事ではPTAの役員・委員を断る方法、PTAを廃止した学校等について調べてまとめてみました。
PTA役員を・委員を断る方法に関するニュース
新年度になるとPTA役員・委員の選出が一斉に始まるかと思います。
幸いにも我が家の息子が通う小学校では自発的に手を挙げて役員・委員になる方が多く、大変助かっております(笑)
しかし一般的にはみんな引き受けたがらず、水面下の押し付け合いになるのが関の山…(^^;
そんな中非常に興味深いニュース記事が!
絶対に役員になりたくない場合は…PTAは任意加入団体なので未加入の意志を示すという大胆なお断り方法が…(;゚д゚)ゴクリ…
言ってることは分かるのですが、親がPTAに加入しないと子供が不利益を被るのでは?と考えてしまうものです。
一応全国PTA連絡協議会では、親のPTA未加入で児童生徒が不利益を被ることは許されないと宣言はしておりますが…
実際はドロドロしておりそんな簡単な話ではありません(^^;
【知ってる?】PTA役員・委員をキッパリ断る方法。役員経験者でも「知らなかった」意外なルールと現実を聞いたhttps://t.co/33bWTZAhNv
— BuzzFeed Japan (@BuzzFeedJapan) April 6, 2024
実はPTAは「任意加入」のため制度上は断ることが可能。意外な内情を調べてみました
写真:Getty Images pic.twitter.com/uWRjeVko6h
PTAは何の略称か?
PTAとは「Parent Teacher Association(ペアレント-ティーチャー アソシエーション)」の略称です。
保護者と教職員で組織され、日本語では「父母と先生の会」と訳される場合もあるようです。
PTAとは何か?
PTAとは、保護者と教職員が連携し、教育環境の向上を目指します。
公益社団法人日本PTA全国協議会によりますと、日本のPTAは米国教育使節団報告書から始まり、アメリカは日本社会の徹底した民主化を図るため、教育について抜本的な改革を進めようとしたとのことです。
戦後すぐからアメリカ主導で日本のPTAは始まったようですね。
もしアメリカが教育について抜本的な改革を進めていなかったら…
PTAが無かった世界線もあったかもしれません。
個人的にはPTAが無い方が良いと思う時も多々ありますが…(^^;
その後GHQは文部省に対してアメリカのPTA資料を提示し、日本におけるPTA結成を指導したそうです。
また、文部省ではPTAの設置奨励を始めることになったとのことです。
PTAの役員とは?
みんなやりたがらないPTAの役員…(^^;
PTAの役員の役割は、端的に言ってしまえば保護者の代表です。
細かく言えば色々役割はありますが、面倒なまとめ役を無償で引き受ける人は中々いませんよね(^^;
保護者の意見を聞き、それを教職員に伝え、学校側と保護者間の調整を図ることもあります。
板挟みの典型例かもしれません(;゚д゚)ゴクリ…
ただし、教職員との距離は近くなるので、子供に対して良い影響があるかも?と期待する保護者がいるかもしれません。
本当に良い影響があるんでしょうかね…
PTAの役員・委員を断る方法は?
多くの人たちの関心事はPTA役員・委員を断る方法だと思います。
PTA役員・委員をやりたくないけど角を立てたくない…嫌な人だと思われたくない…
欲張りですよね…(^^;
そんな時は以下の観点からPTA役員・委員を断れないか検討してみてはいかがでしょうか?
大事なことは自分が以下の理由で断ったときに自然に振舞えるかどうか、周囲から見ても納得できるかどうか…がポイントだと思います。
ただし、どうしても周囲を自然に納得させるような理由を思いつかない場合は、反感を買うだけなので素直に引き受けましょう。
PTA未加入
伝家の宝刀のようなものですが、PTAはあくまで任意加入団体です。
暗黙の了解かつ同調圧力で入会するのが当然かのような雰囲気を醸し出すPTAモンスターがよくいますが、あくまで任意です。
加入を強制する法的根拠もありません。
「我が家はPTAに未加入なので」
と、断れば一切をシャットアウト可能です。
しかしPTA未加入の決断をするのは中々勇気がいるもの…
一番の心配は子供が不利益を被らないか?という点だと思います。
PTA未加入の決断を取れない方は以下のお断わり理由を検討してみましょう。
持病
見た目では分からない持病を抱えている方は意外と少なくないもの。
持病により療養中であったり、長時間の外出が辛いなど人それぞれ病気によって事情があるかと思います。
大勢の前で言うのが嫌であれば、事前に前役員や役員選出担当者に伝えておきましょう。
下の子供が小さい
理解を得やすいのが兄弟がまだ幼く、家を空けることが難しい場合です。
多くの場合は理解を示してくれるとは思うのですが、中には下の子も連れてきてPTA業務に従事すればいい等と言ってくるPTAモンスターもいるので要注意!
十分な根回しをしてから断ったほうがベターです。
介護
近年は老人ホームが満員で、自宅で介護をされている方も珍しくありません。
場合によっては付きっ切りで介護していることもあるかと思います。
人命がかかっていたとあっては、流石に非難されることも無いかと思いますが…。
「プライベートは関係ない!全員平等に役員・委員をやる!」
とか言う人がいたら間違いなくPTAモンスターです。
役員・委員経験者
意外と多いのが役員・委員経験者は免除される規定があることです。
知らずに再度引き受けてしまった…なんてことにならないように、免除既定の確認は必須です。
兄弟のクラスで役員・委員を引き受けている
兄弟で同じ学校に通っている場合、兄弟でそれぞれPTA役員・委員の選出に立ち会わなければならないこともあるかと思います。
一方で引き受けているのにさらに引き受けることになったらとんでもない負担になります(^^;
一方で引き受けていることを伝え、二重で役員・委員にならないようにきちんと自己申告しましょう。
主たる生計者
息子の学校説明会(入学試験前)に早々と宣言されている方がいらっしゃいましたね(^^;
「自分が稼いでいるからPTA活動には参加できない!」
と、校長が保護者と教職員の連携で本校は成り立っていますとお話した直後に…(^^;
その方のお子様はどうやら試験に落ちたようですが…
この発言とは無関係だと思いたい(^^;
実際母子家庭等の場合は仕事の都合上PTA活動に参加できないことも多いかと思いますし、周囲への理解は得られやすいと思います。
PTAに加入しないとどうなる?デメリットは?
そもそもPTA加入しないとどうなってしまうのか?デメリットはなんなのか気になる方も多いかと思います。
周囲の目線が気になる
真っ先に思い浮かぶのがこれではないでしょうか?
PTA未加入だと変な人の烙印を勝手に押される…なんてこともあるかと思います。
しかしあくまで任意加入の団体なので、そんなことを言われる筋合いはありません。
同調圧力に負けてしまう人は素直に加入しましょう。
記念品が貰えない
PTA未加入で卒業式のコサージュを貰えなかったなんて話を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
PTAの会費からコサージュ代金を捻出しているのであれば、これは致し方ないことかもしれません。
しかしPTAは学校の教育活動に寄与する社会教育団体という本質から考えると、子供に対しては平等な対応が必要であるとの考えもあるようです。
近年では卒業式の記念品を実費で徴収したりする、記念品自体を配布しない等、PTA加入・未加入を問わず子供が不利益を被らないような対応を取る学校も増えているようです。
登校班から抜けさせられる
調べていたところ、子供が登校班から抜けさせられるケースもあるようです。
近所の子供と一緒に登校できなくなるということかと思いますが、我が家の場合は小学校ですでに電車通学のため、周囲に同じ学校の子供もほぼおらず影響ないですね(^^;
子供が寂しい思いをするのは可哀相ではありますが…
親がPTAに加入しないと子供たちが一緒に登校できないなんてケースがあることを初めて知りました。
PTA会費がかかっているわけでもないし、何故一緒に登校させないのか不明ですね。
ただの嫌がらせにしか見えない(^^;
PTAを廃止した学校はあるのか?
東京都立川市にある市立柏小学校では、2022年度いっぱいでPTAを廃止したそうです。
きっかけはやはり役員の押し付け合いやPTA活動への協力を促す同調圧力が背景にあったようです。
保護者にアンケートを取った結果、なんと98.7%がPTA廃止に賛同!
驚異的な賛同率ですね…(;゚д゚)ゴクリ…
結局このアンケートが決定打となりPTAを廃止したそうです。
皆さんPTAを足枷程度にしか思っていないということなんでしょうね~。
各学校で一度アンケートを取ってみてはいかがでしょうか?
本記事ではPTAの役員・委員を断る方法、PTAを廃止した学校等について調べてまとめてみました。
みんなやりたくないPTA役員・委員…
上手に断る理由は見つかりましたか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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