対教師暴力で広島の高校生逮捕!文部科学省の定義、事例、警察の対応は?

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広島県呉市で16歳の男子高校生が22歳の女性教員を投げ飛ばして転倒させ、骨盤や膝などに打撲を負わせ、傷害容疑で逮捕されました。

恐ろしい事件です(;゚д゚)ゴクリ…

22歳の女性では16歳の男子高校生相手に力では抑え込めないでしょうね…

恐怖体験だったでしょう。

本記事では、ニュースの内容、対教師暴力の定義、対教師暴力と警察対応、対教師暴力の件数・事例などについてまとめてみました。

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男子高校生が女性教員を投げ飛ばした対教師暴力のニュース

広島県呉市で16歳の男子高校生が22歳の女性教員を投げ飛ばして転倒させ、骨盤や膝などに打撲を負わせ、傷害容疑で逮捕されました。

同じ学校の職員が通報したそうです。

男子高校生は、「ぶつかっただけで投げ飛ばしていない」と供述しているとのことです。

言い訳としては苦しいですね。

ぶつかっただけで骨盤の打撲にはならないでしょう。

仮にぶつかって転倒したのなら相当強くぶつからなければ転倒はしないでしょう。

いずれにせよ正式に診断書を取られてこの高校生は退学、よくて停学でしょうかね。

るろうに剣心の斎藤一ではないですが、

「悪・即・斬」

荒れている学校ではこのぐらいの対応がちょうどいいのではないでしょうか。

もちろん体罰はダメですよ(^^;

生徒の犯罪行為は即警察へ。

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対教師暴力の定義

文部科学省では対教師暴力として以下のような例を挙げております。

○「対教師暴力」の例

・指導されたことに激高して教師の足を蹴った

・教師の胸倉をつかんだ

・教師の腕をカッターナイフで切りつけた

・養護教諭目掛けて椅子を投げ付けた

・定期的に来校する教育相談員を殴った

・その他,教職員に暴行を加えた

引用:文部科学省,”児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査-用語の解説”,https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/shidou/yougo/1267642.htm

またここでいう教師とは、用務員等の学校職員も含みます。

今回の事件では投げ飛ばしたとありますので、文句なしに教職員に対する暴行ですね。

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対教師暴力と警察の対応

今回のように明らかに傷害事件と判断できるような場合は、警察へ即通報して逮捕されることも十分あり得ます。

ただし、対教師暴力があった際に学校でも対応マニュアルが存在しているようです。

大阪府の公表資料では、児童生徒の問題行動の発生時に学校として必要な対応についてⅠ~Ⅴの5段階にレベル分けして対処しています。

レベルⅠ及びⅡでは管理職への報告や組織的な対応に留まっていますが、レベルⅢからは警察との連携が明記されております。

ただし、即警察が必要だと判断したらレベルの如何に関わらず、即警察への通報を行うこととなっています。

学校側も緊急事態には警察への通報は躊躇わないという明確な意思表示が見て取れます。

警察に通報されることなんて無いと高をくくっている生徒も少なからずいると思いますので、このような対応マニュアルを生徒やその保護者へ通知することも対教師暴力の一定の抑止力に繋がると思います。

参考:大阪府,”5つのレベルに応じた 問題行動への対応チャート”,https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/21096/00000000/taioutyatohpsaisyu.pdf

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対教師暴力で出席停止になるのか?

学校教育法上では、小中学校の場合は出席停止に関する要件を以下のように定めています。

学校教育法

第三十五条 市町村の教育委員会は、次に掲げる行為の一又は二以上を繰り返し行う等性行不良であつて他の児童の教育に妨げがあると認める児童があるときは、その保護者に対して、児童の出席停止を命ずることができる。

一 他の児童に傷害、心身の苦痛又は財産上の損失を与える行為

二 職員に傷害又は心身の苦痛を与える行為

三 施設又は設備を損壊する行為

四 授業その他の教育活動の実施を妨げる行為

② 市町村の教育委員会は、前項の規定により出席停止を命ずる場合には、あらかじめ保護者の意見を聴取するとともに、理由及び期間を記載した文書を交付しなければならない。

③ 前項に規定するもののほか、出席停止の命令の手続に関し必要な事項は、教育委員会規則で定めるものとする。

④ 市町村の教育委員会は、出席停止の命令に係る児童の出席停止の期間における学習に対する支援その他の教育上必要な措置を講ずるものとする。

引用:文部科学省,’学校教育法’,https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000026

ただし厄介なのが、第三十五条第二項で、あらかじめ保護者の意見を聴取するとあります。

絶対揉めますねこれ(;゚д゚)ゴクリ…

問題行動を起こすような生徒の親ですよ?

私だったら関わり合いになりたくないですね。

対教師暴力の件数

都道府県別の小中高校の対教師暴力の件数をグラフ化してみました。

なお、全都道府県だと見にくいのでTOP20としました。

出典:文部科学省,”児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査”から作成,令和4年度,https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00400304&kikan=00400&tstat=000001112655&cycle=0&tclass1=000001210480&tclass2=000001210481&tclass3=000001210482&tclass4val=0

単純な発生件数で見ると大阪府が圧倒的です…

さすが大阪府…と言ったところでしょうか(;゚д゚)ゴクリ…

今回対教師暴力が起きた広島は第10位でした。

生徒数を考慮し、生徒1000人当たりの対教師暴力の件数を表したのが下のグラフになります。

出典:文部科学省,”児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査”から作成,令和4年度,https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00400304&kikan=00400&tstat=000001112655&cycle=0&tclass1=000001210480&tclass2=000001210481&tclass3=000001210482&tclass4val=0

生徒1000人当たりの対教師暴力の件数の場合だと、宮城県が第一位となりました。

広島は先ほどの第10位から順位を上げて第7位となりました。

広島は対教師暴力が多い自治体と言えることができます。

広島の先生方は生徒の暴力に日頃から備えないと危険かもしれません(;゚д゚)ゴクリ…

対教師暴力の事例

博多学園・博多高等学校での生徒による教員への暴行動画がSNS上で拡散され、炎上騒動となった対教師暴力事件が過去にありました。

YouTube等で動画をご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

授業中の教壇上で男性教員に対して男子生徒が執拗に絡み、蹴り飛ばし、胸倉を掴んだ暴行事件です。

周囲の生徒達も蹴り飛ばすのを囃し立て、笑っていました。

はっきり言って周囲の生徒も低レベルですね…

事件の発端は男子生徒が授業中にタブレット端末で動画を見ていたために男性教員が何度か注意したものの、男子生徒が動画を見るのを止めなかったために男性教員はタブレットを取り上げました。

それに激高した生徒が上記のような暴行を振るいました。

2017年9月28日に暴行事件が発生し、翌9月29日に男子生徒は傷害容疑で逮捕、さらに10月3日付で自主退学となったようです。

呆れてしまうのが、暴行事件を起こした男子生徒は、暴行を振るった翌日9月29日は炎上騒動の余波や精神的なショックで登校できなかったそうです…

この見事なまでの加害者からの被害者ムーブ…黒歴史確定ですね。

さらに情けないのが退学の申し出は保護者からさせ、学校側が本人と話し合いたいと申し出たにも関わらず、10月2日に釈放となった際に男子生徒は「出校は難しい」と返答し、「退学願を受理してほしい」と要望し、10月3日付けで生徒の退学を学校側が認めたとのことです。

よくこんなメンタルで教員に暴行を振るったと思います。

クラスメイトの前でカッコつけたかったのかな?

こういう事件があると保護者としてはより良い環境の学校へ子供を通わせたいと思ってしまいます。

参考:ねとらぼ,”福岡・博多高校の加害生徒が自主退学 9月29日付で逮捕後10月2日に釈放”,2017-10-3,https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1710/03/news066.html


本記事では、ニュースの内容、対教師暴力の定義、対教師暴力と警察対応、対教師暴力の件数・事例などについてまとめてみました。

粋がって教師に対して暴力を振るって呆れてしまいます。

しかもその後一度も登校せずに逃げて退学…

今暴力を振るった男子生徒は何を思うのでしょうか…

「なぜ俺はあんな無駄な時間を…」

となっていなければよいのですが…

最後までお読みいただきありがとうございました。

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