中学受験|千代田国際中学校長「今の学校はオワコン」発言の真意とは?

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Yahoo!ニュースで目を引くタイトルの記事がありました。

「いまの学校はオワコン」というなんとも挑戦的なタイトルでした(^^;

読んでみると学校がオワコンの主旨としては、明治政府が原型を作り上げた現在の教育システムでは、国内の終身雇用と年功序列が崩壊しつつある現代では通用しなくなり、世界で活躍できるグローバルな人材が必要でがあるとのことでした。

確かに海外の売上比率が約半分を占める企業に勤める身としては、グローバルな人材を育てることは必要だと思いますし、国際会議に参加するたびに私自身自分の弱点であると痛感しているので耳が痛いです(^^;

本記事では日野田直彦氏のプロフィールや千代田国際中学校について調べてまとめてみました。

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「いまの学校はオワコン」のニュース記事について

衝撃的なニュース記事のタイトルだったので読んでみたのですが、内容としては現在の教育システムからの脱却を図り、国際的に活躍できる人材を育てたいという信念が強く表れた言葉だと思いました。

千代田国際中学校長の日野田直彦氏は民間人校長として手腕を振るった人物で、当ブログでもノッチさんの娘の叶望さんが通っているのではないかと思われる武蔵野大学中学校でも校長を勤めた経験があります。

そして倒産寸前の武蔵野大学中学校をV字回復させたのがこの日野田直彦氏だそうです。

参考:Yahoo!ニュース, ミモレ, “「いまの学校はオワコン」と断言する校長の改革…あえて「下手な授業」で偏差値&合格者数を上昇させた理由”, https://news.yahoo.co.jp/articles/60dc91d1b9d3eaa782b56391758075f461b0cb56(参照日2023-3-31)

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日野田直彦さんのプロフィール・経歴

日野田直彦さんは関西地方で著名な学習塾「馬渕教室」に入社後、民間出身の校長になられた方です。

日野田直彦さんのプロフィールと経歴を簡単にまとめてみました。

生年:1977年

出身:大阪府

学歴:同志社国際中学校・高等学校、同志社大学

職業:教育者

略歴

同志社大学卒業後、学習塾「馬渕教室」に入社

・2008年 奈良学園登美ヶ丘中学校・高等学校の新規立ち上げに携わる

・2014年 大阪府立学校校長公募に応募し、民間人校長として大阪府立箕輪高等学校に着任

・2018年 武蔵野大学中学校・高等学校の校長に着任

・2021年 武蔵野大学附属千代田高等学院、武蔵野大学中学校・高等学校の中高学園長、千代田国際中学校校長

日野田直彦さんは幼少期をタイで過ごされた帰国子女です。

やはりご自身の経験が現在の教育理念に通じているところがあるのではないでしょうか。

2014年に民間人校長として大阪府立箕輪高等学校に着任されておりますが、当時36歳で最年少の校長先生だったようです。

そして大阪府立箕輪高等学校を4年かけて改革し、多くの生徒を海外大学へ進学させたことでも有名です。

さらにノッチさんの娘の叶望さんが通われているのではないかとされている、武蔵野大学中学・高等学校では、定員割れ状態から学校経営を立て直し、教育者だけではなく経営者としての手腕も振るっています。

講演会があったら一度は話を聞いてみたい方です。

ノッチさんの娘さんに関する記事はこちらになります。

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千代田国際中学について

日野田直彦さんが校長を勤められている千代田国際中学校についてまとめてみたいと思います。

基本情報

所在地東京都千代田区四番町11番地
アクセスJR市ヶ谷駅及び四ッ谷から徒歩8分
地下鉄市ヶ谷駅及び四ッ谷から徒歩8分、
半蔵門駅から徒歩5分、麴町駅から徒歩5分
設立年1888年
設置者学校法人武蔵野大学
教育方針・人生のPurpose(目的)を学ぶ
・Diversity(多様性)を重んじる
・Challenge(挑戦)を楽しむ
偏差値男子:44~48
女子:44~48
(引用:首都圏中学模試センター)

設立は1888年と古く、歴史のある学校です。

創立者の島地黙雷という明治時代に活躍した浄土真宗本願寺派の僧侶です。

元々は女子文芸学舎という女子校でしたが、度重なる学校名の改称を経て、2018年に高等学校を共学化するとともに武蔵野大学附属千代田高等学院に改称し、千代田女学園中学校の募集を停止しました。

その後2022年に中学校の募集再開と同時に共学化し、現在の千代田国際中学校に改称されました。

場所は皇居からも近く、道路を挟んだ反対側には女子御三家の女子学院があります。

ストリートビューは2021年のものなので、学校の名称が武蔵野大学附属千代田高等学院となっております。

こちらは2009年当時のストリートビューで学校名が千代田女学園となっております。当時は校舎に学校名の看板も無かったようです。

校舎中央になります。都心の皇居の近くと言うこともあり、学校の敷地面積も広くは無いため、建物同士がギュッと集まったコンパクトな設計になっています。

屋上からの風景は都会そのものですね。

道路を挟んでクレーのテニスコートが3面あります。

入試方法

2023年度の入試方法について下表にまとめてみました。

募集定員①20名②適性5名③25名
④20名⑤20名⑥5名⑦思考
出願期間①②1/10~31
③④1/10~2/1
⑤⑦1/10~2/2
⑥1/10~2/3
入学試験日①2/1午前②2/1午前③2/1午後
④2/2午前⑤2/2午後⑥2/4午後⑦2/5午後
合格発表日①2/1②2/1③2/2
④2/2⑤2/2⑥2/4⑦2/5
試験科目①国算又は国算理社②適性検査Ⅰ~Ⅲ③国算又は国算理社
④算+国又は英⑤算+理又は英⑥国算又は算⑦国算+思考型試験

千代田国際中学校の入学試験は、試験枠の種類が複数あり、中には英語、適性検査や思考型試験が採用されている試験枠もあります。

また、午前及び午後入試も実施しており、複数回受験も可能な日程となっております。

入学金全額免除のA特待生及び入学金半額免除のB特待生の選考もあるようです。

詳細は募集要項をご覧ください。

なお同時出願の場合、複数回出願同一料金となり受験料がお得になるようです。

複数回受験による点数などの優遇措置について調べてみましたが情報は見当たりませんでした。

以前当ブログで掲載した複数回受験に関する記事はこちらになります。

入試実績

2022年度の入試実績を下表にまとめてみました。

試験枠募集人員受験者数合格者数合格倍率
3035251.4
2059491.2
2046291.6
2023112.1
530181.7
5522.5

2023年度から適性検査の試験枠が導入されたようです。

学費

青山学院中等部の初年度の学費合計は約104万円となりました。

単純に12か月で割ると、月額約8.7万円となりました。

入学金250,000
授業料590,400
その他199,200
初年度納付金1,039,600
月額86,633
(単位:円)出典:東京都生活文化スポーツ局, “令和4年度 都内私立中学校学費一覧”

下図は文部科学省の「令和3年度 子供の学習費調査の結果について」をグラフ化したものです。

私立中学の学習費総額は約144万円で月額約12万円であることから、千代田国際中学校の学費は私立中学の中でも安いと言えます。

出典:文部科学省, 令和3年度 子供の学習費調査の結果について(令和4年12月21日), https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/mext_00001.html

進学実績

千代田国際中学の入学生が大学進学となるのは5年後ですが、現状の武蔵野大学附属千代田高等学院では下表のような大学に合格しているようでした。

残念ながら詳細な数値は不明でした。

海外大学への進学者を他の同規模の高校と比較すると多いのではないでしょうか?

学園長の日野田直彦さんの教育理念が反映された結果だと思います。

慶應義塾上智青山学院
中央法政同志社
University of MelbourneUniversity of Illinois at Urbana-ChampaignUniversity of Massachusetts Amherst
Brandeis UniversityUniversity of Massachusetts BostonFordham University
出典:武蔵野大学附属千代田高等学院ホームページ

本記事では日野田直彦氏のプロフィールや千代田国際中学校について調べてまとめてみました。

「いまの学校はオワコン」という強気な発言から興味を持ちましたが、バラエティに富んだ海外大学への進学実績があることから、日野田直彦さんの教育理念が着実に生徒に反映されているものと思います。

日本国内の終身雇用や年功序列制度が崩壊しつつある現状を考えると、世界に目を向けざるを得ないというのは納得できるところです。

中学及び高校でグローバル人材を育てようという意識の強い千代田国際中学は、今後さらに注目を浴びることと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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