Yahoo!ニュースで強烈なニュース記事が掲載されておりました。
モンスターペアレントのせいで人気教師が退職に追い込まれたという内容でした。
モンスターペアレントと言われる保護者の特徴としては以下のような特徴が挙げられます。
・自己中心的な保護者
・モラルが欠如している保護者
・依存型の保護者
・義務を放棄する保護者
・過保護な保護者
本記事ではモンスターペアレントの特徴や対応方法についてまとめてみました。
成城学園モンスターペアレントのニュースについて
幼稚園から大学までの一貫教育を提供している1917年創立の名門成城学園の初等学校でモンスターペアレントに関する騒動があったようです。
ニュースによると先生の言うことを聞かず、他の児童に迷惑をかけていた児童を教室外に出した際に児童が擦り傷を負ったことがことの発端のようです。
これがきっかけとなり、擦り傷を負った児童の親が先生に対して子どもがPTSDになったとクレームを入れ始め、それがエスカレートして先生は退職に追い込まれたとのことです。
参考:週刊FLASHU, ”名門・成城学園初等学校「モンペクレーム」で人気教師が退職! 保護者説明会で理事長に怒号が飛んだ”, https://news.yahoo.co.jp/articles/96f03821dedaf7d270db7546e41ff7082d083fce(参照日2023-4-12)
モンスターペアレントとは?
そもそもモンスターペアレントとはどういう保護者のことを指すのでしょうか?
「モンスターペアレント」という言葉自体は和製英語で、一般的に学校側に常識的な範囲を超えて過度な要求をしてくる保護者のことを指します。
略して「モンペ」、「モンペア」とも言うようです。
2008年には主演が米倉涼子さんで「モンスターペアレント」というドラマの題材にもなっています。
ちなみに英語圏では「モンスターペアレント」を「Helicopter parent」と言うそうです。
上空でホバリングするかのように、子どもを監視し、周囲の状況を見て干渉することからヘリコプターという名詞が使われているそうです。
常識的な範囲を超えた過度な要求をしてくるという時点で社会性が無く、あまりにも酷い場合には反社会性パーソナリティ障害を疑ったほうが良いかもしれません。
モンスターペアレントには私も身近に心当たりがあります。
我が家の長男の運動会を観覧しに行ったとき、受付は有志の保護者の方々が取り組んでおられました。
普通はありがたいと思うところなのに、対応が遅く気に食わなかったのか、怒鳴り散らす保護者が…。
じゃあ「お前がやれよ」と言いたいところですが…(^^;
モンスターペアレントの判断基準について
モンスターペアレントかどうかの判断基準は色々あるかと思いますが、判断基準としては「学校側で対応できる範囲の要求かどうか」、「他の児童にとっても有益な要求であるかどうか」の二点ではないでしょうか。
どう考えても学校側で対応できないような要求事項であれば正当な要求とは言えません。
また、自分の子どもだけが得をするような要求事項も自己中心的で正当な要求とは言えません。
学校や先生の落ち度を指摘し、改善を要求するのであれば理解できますが、上記二点に合致する要求をする人はモンスターペアレントと言っても良いと思います。
モンスターペアレントの特徴とは?
一般的な常識を持ち合わせた方ならモンスターペアレントの気質を有している方をなんとなく察知していらっしゃるのではないでしょうか?
経験も踏まえてモンスターペアレントの特徴についてまとめてみたいと思います。
自己中心的な保護者
まず間違いなく最も多いタイプが自己中心的な保護者ではないでしょうか。
自分と自分の子ども中心で、周囲の人には一切有益にならない要求ばかりしているようなタイプです。
この手の保護者は他人が言っても一切聞く耳を持たず、協調性の欠片も持ち合わせておりません。
モラルが欠如している保護者
自己中心的なタイプと類似しているところもありますが、モラルが欠如しているタイプの厄介なところは、常識を持ち合わせておらず、他人への誹謗中傷や罵詈雑言も平気で言い放つところです。
自分中心であるがゆえに、自分以外の人間に平気で攻撃的になり、不快な空間を作り出します。
息子の運動会で怒鳴り散らしていた保護者もまさにこのタイプだと思います。
社会性をきちんと身に付けた30~40代のいい大人が、他の保護者のいる目の前でいくら不満があるからと言って怒鳴り散らすなどモラルが欠如しているとしか言いようがないです。
依存型の保護者
自分で子どもの教育をせず、学校が全てにおいて面倒を見てくれるものと勘違いしているタイプです。
幸いなことに私の周囲にはこのような保護者はおりませんが、放課後子どもの面倒を他の保護者に押し付けているようなケースもあるようです…。
親になる資格がないですね。
義務を放棄する保護者
学校に過度な要求をするだけがモンスターペアレントというわけではありません。
子どもに対して無関心、ネグレクト気味の保護者も要注意です。
息子の小学校の学校からのお便りの中で、なんと緊急連絡先に電話をかけたら着信拒否をしている人がいると書かれていました…(^^;
緊急連絡先なのに着信拒否ってどういうことだよ…と思ってしまいました。
もし万が一のことがあった時にどうするつもりなのでしょうか。
難癖を付けて学校側に責任を取らせようとしている気がしてなりません。
過保護な保護者
過保護なゆえに自己中心的な要求をしてくるタイプです。
子どもの自立心を育てることを度外視し、子どもに必要以上に干渉します。
さらに子どものためと言って学校側に常識の範囲を超えて過度な要求をしてくる可能性があります。
成績が上がらないのは学校のせい、友達ができないのは学校のせい…
「全部親のあなたのせいですよ」と先生がストレートに言えないのが辛いところです。
モンスターペアレントへの対応方法について
できることなら関わりたくないのがモンスターペアレントだと思います。
しかし保護者同士の繋がりを完全に断つのは無理というもの…。
モンスターペアレントへの対応方法を考えてみました。
とりあえず話は聞く
聞きたくもないモンスターペアレントの話ですが、とりあえず聞いてあげましょう。
なんで聞くんだとお思いになるかもしれませんが、全く聞かないと今度は聞かないことをこちらの落ち度にして責めてくるからです。
モンスターペアレントは常に攻撃材料を探し回っています。
付け入る隙を与えてはいけません。
過度な要求は絶対に聞かない
学校だけではなく保護者に対しても過度な要求をしてくるケースも十分に考えられます。
その際は無条件で受け入れるのではなく、できる範囲とできない範囲を理由を添えて明示しましょう。
全部できないと無下にすると「なんて非協力的な人なんだ」と、そこを攻撃材料にして周囲にありもしないことを吹聴されるおそれがあります。
できる範囲も示すことで、攻撃しにくい状況を作り出しましょう。
数的優位を保つ
団体スポーツでは常識かもしれませんが、どのような場面でも数的優位は心理的な優位を生み出します。
モンスターペアレントに対しても同様ではないでしょうか。
1対1だと調子に乗って責め立ててくるかもしれませんが、こちら側が多人数で対応すれば強気で出てくるのを躊躇するのではないでしょうか。
モンスターペアレントに主導権を握らせてはいけません。
証拠を残す
先にも申し上げた通り、モンスターペアレントはモラルが欠如しているケースが多いです。
前回言ったことと180度違うことを平気で言うことも考えられます。
会話は全てボイスレコーダー等で記録しておきましょう。
証拠に勝るものはありません。
私も職場で濡れ衣を着せられそうになった際に、録音ではありませんが証拠を突きつけて倍返しにした経験はあります。
常識のない相手に慈悲の心は不要です。
本記事ではモンスターペアレントの特徴や対応方法についてまとめてみました。
モンスターペアレントと言われる保護者の特徴としては以下のような特徴が挙げられました。
・自己中心的な保護者
・モラルが欠如している保護者
・依存型の保護者
・義務を放棄する保護者
・過保護な保護者
また、モンスターペアレントへの対応方法としては以下のような対応方法が挙げられました。
・とりあえず話は聞く
・過度な要求は絶対に聞かない
・数的優位を保つ
・証拠を残す
私の息子の小学校にも確実にモンスターペアレントはいます。
他の保護者の前で些細なことで怒鳴り散らす保護者…
緊急連絡先であるにも関わらず、学校からの着信を拒否にしている保護者…
体操服の値段が高いと言っていつまでもネチネチ学校側を批判し続ける保護者…
とても子どものことを考えているとは思えません…(^^;
できれば関わりたくないモンスターペアレントですが、立ち向かわなければならないときが来るかもしれません。
そんな時は本記事の対応方法がお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。