昨日6月3日にドルトン東京学園の学校説明会ではなく学校見学会に参加してきました。
前日からの台風2号の影響もあり開始時間が30分繰り下げられるというハプニングも…。
雨が降りしきる中、息子と共に成城学園前駅のバス停からNTT中央研修センタのバス停を目指しました。
見学会に参加してみて実際に感じたこととしては、圧倒的な設備の充実度と在校生の語学教育への満足度の高さでした。
先日当ブログでもエハラマサヒロさんの長女美羽さんがドルトン東京学園を受験したことに触れましたが、金銭的に余裕のある芸能人御用達の学校になるのでは?と勝手にドルトン東京学園の行く末を想像してしまったほどです。
本記事ではドルトン東京学園の見学会に参加してみて感じたこと、在校生と話してみて思ったことなどについてまとめてみました。
ドルトン東京学園とは?
ドルトン東京学園中等部・高等部は2019年に大手予備校の河合塾が運営を開始した中高一貫校です。
ドルトン東京学園には現在5年生(高等部の2年生)まで在籍し、大学進学実績が分かるのは現在の5年生が2024年度に受験(2025年度入試)してからになります。
ドルトン東京学園の基本情報については以前まとめたこちらの記事を是非ご参照ください。
2023年度版のドルトン東京学園の資料の感想については、こちらの記事を是非ご参照ください。
ちなみに先日は2023年度版(写真右)のドルトン東京学園の資料の感想について記載しましたが、今回のドルトン東京学園の見学会では2024年度版(写真左)の資料を頂きました。
ざっと見た限り変更点がいくつかありましたので、それについても別記事で取り上げたいと思います。
ドルトン東京学園見学会参加の動機について
ドルトン東京学園見学会参加の動機ですが、大手予備校である河合塾が2019年に開校した学校ということで非常に興味があったからです。
とにかく新しい学校をこの目で見てみたいというのが正直なところでした(^^;
そしてもう一つの大きな参加動機ですが、我が家は長男も次男もプリスクールに通っており、語学学習に注力している学校には非常に興味があったからです。
実際の語学学習がどうなのか在校生の生の声を聞きたいというのも動機としてはかなり強かったです。
ドルトン東京学園見学会参加の保護者や子どもの服装について
今後参加を検討されている方向けに簡単に記載しておきますが、ドルトン東京学園の見学会に参加されている保護者及び児童の服装はほぼ私服の方が多かったです。
私はチノパンに仕事にもカジュアル用にも使える半袖Yシャツ、息子は黒の長ズボンに上はプリントTシャツでした。
ちょっとラフかなと思いましたが、全くそんなことはありませんでした。
もちろん中にはお受験用のワンピースを揃って着ているお母さんと娘さんもいらっしゃいました。
また、父親の中にはスーツでビシッときめている方もいらっしゃいましたが明らかに少数派でした。
ドルトン東京学園の生徒自体が標準服を式典の時のみ着用が義務付けられており、普段は私服でも標準服でもどちらも着用可能なので、ドルトン東京学園自体が服装にはかなり自由なようです。
そのため説明会や見学会の服装で何かを問われるような雰囲気は全くありませんでした。
名門中とかになると説明会や見学会の服装もチェックされているとかいないとか…(^^;(信じるか信じないかはあなた次第です。)
ドルトン東京学園見学会の当日の流れについて
ドルトン東京学園の校門には守衛さんがいらっしゃいますが、特にここでは手続きは無く、挨拶だけして通過します。
玄関がすぐ見えますのでそのまま入り、玄関の目の前に受付が設置されておりますので、受付票を提出の上氏名を伝えます。
氏名のチェックが終わり、パンフレットを受け取り次第自由に校内を見学可能です。
十分校内を見学したと思ったら、退場は自由です。
ちなみにドルトン東京学園の見学会申込時に注意書きに「上履き不要」と記載がありますが、ドルトン東京学園内は土足で入れますので上履きを持参する必要はありません。
一部土足厳禁のエリアがありますが、そこでは靴を脱いで入れば問題ないです。
玄関口と受付は在校生が担当しており、テキパキと与えられた役割をこなしていたのが好印象でした。
ドルトン東京学園の生徒から聞けたこと
今回の学校見学会の最大の目的である「生徒の生の声を聞く」の結果について書いていきたいと思います。
中等部と高等部の複数名の生徒からお話を伺うことができましたが、欲を言えばもっと多くの生徒から聞いてみたかったですね…。
また別の機会に聞いてみたいと思います。
しかし非常に参考になったことは間違いないです。
お話を聞かせてくれた生徒の皆さんには感謝しかありません。
ドルトン東京学園の志望動機について
ドルトン東京学園の志望動機としては、「ドルトン東京学園の語学学習に魅力を感じたから」、「IT技術、先進テクノロジーや動画作成に興味があり、ドルトン東京学園は設備的に充実していると感じたから」等といった声を聞くことができました。
中には近いからドルトン東京学園を選んだなんて生徒さんもいらっしゃるそうです(^^;
確かにドルトン東京学園の外国人教員の割合が19.4%(2023年4月時点)と他の学校よりも割合は多いと思われ、留学等も積極的に行っていることから語学学習に期待を抱くのもうなずけます。
また先進技術に関して設備的に充実しているとの声は想定外だったのですが、デジタルデザイン室には3Dプリンターが複数台設置されていたり、理科の実験室が一見すると大学のラボのような作りになっていたりと確かに技術的なことを学ぶのにも充実した環境なのかなと今回の見学会を通して思いました。
余談ですがデジタルデザイン室に5色の色違いのiMacが設置されているのが非常に印象的でした。
またデジタルデザイン室のその他のPCのCPUはいずれもCore i7が搭載されており(私の会社はCore i5…)、デジタルデザイン室だけを見ても設備的に非常にお金をかけているなとの印象を受けました。
ドルトン東京学園に入学して良かった点について
ドルトン東京学園に入学して良かった点について尋ねてみると、やはり「自由」というのが良かったとのことでした。
校則も基本的に無く、縛り付けられることも無いため、自分を律することができる生徒にとっては良い環境であることは間違いなさそうです。
特に驚いたのはラボラトリーの時間には、生徒たちで相談し合って外部から講師を招いて授業を展開することも可能とのことでした。
講師まで自分たちで選定することができるとは…。
ただし、思想に偏りがあるような人物が講師にならないよう学校側の責任が問われないかやや心配です。
また実用的な英語を習得できることも良い点だとの声が多かったです。
英語の授業は文法等の一部を除き、基本的に板書をせず、コミュニケーション重視の授業を展開しているようです。
とにかく使える英語を習得することを大切にしているとのことでした。
また外国人教員と日常的に接する機会も多く、授業外の休憩時間や放課後等も普通にコミュニケーションを取る機会があるようです。
外国人教員から積極的に話しかけてくれることもあるようです。
息子二人がプリスクールに通っている保護者の身からすると、語学の基本はその言語にどれだけ触れ合ったかに尽きると痛感しておりますので、授業外でも外国人教員とコミュニケーションを取れるのはそれだけでもかなり価値があると思います。
もし私の息子がドルトン東京学園に通うことがあるようなら、毎日外国人教員と会話するよう言ってしまうと思います(^^;
プリスクールもそうですが、語学学習に要する費用は上を見たら限りがありませんので、学校をフル活用したくなりますね。
さらにドルトン東京学園に通って良かった点としては、同じように海外志向が強く語学学習や海外留学に興味のある学生が多くいるとのことです。
同じような志の仲間が多くいるのは心強いですよね。
今回聞くことのできたドルトン東京学園に通って良かった点以外にもたくさん良い点があると思いますので、今後もドルトン東京学園のイベントがあったら参加して生徒から直接聞き出してみたいです。
ドルトン東京学園の校則について
入学式などの式典で標準服の着用があるぐらいで校則は基本的に無いそうです。
確かに見学会当日も標準服を着用している生徒と私服の生徒とまちまちでした。
また髪の色も黒髪の生徒もいれば、茶髪や金髪(?)に近いような生徒もいました。
髪型、髪の長さもそれぞれでしたね。
「これが多様性か・・・」などと勝手に思っていました。
ただしスマホだけは登校時にロッカー(?)に預けなければならないそうです。
授業中に使用できないようにするためのルールですが、昼休みは取り出して使用可能とのことでした。
自分が学校の職員だったら昼休みだけ使用を許可したりすると面倒なので、ドルトン東京学園は非常に柔軟に対応しているなとの印象を受けました。
ドルトン東京学園における河合塾の関わり方について
私は中学生の時から河合塾のカリキュラムが導入されているのかと思っていましたが、どうやらドルトン東京学園中等部に在籍時には河合塾のカリキュラムの受講はないようです。
高等部から河合塾のカリキュラムがスタートするとのことでした。
河合塾のカリキュラムは放課後に行われ、参加は任意とのことでしたが、外部の塾へ行くより安価に授業を受けられ、お得らしいです。
授業を実施するのは河合塾の講師をドルトン東京学園へ呼び、学校内で授業を受けられるため、移動したりする手間も不要だそうです。
2023年度と2024年度のドルトン東京学園のパンフレットをよく見ると、キャリア教育と進路支援のページに2024年度から河合塾のカリキュラムが、高等部からスタートすることが明記されるようになっておりました。(2022年度以前は見ていないので不明です。)
現在の5年生(高等部2年生)が来年度大学受験することから、河合塾の存在感をパンフレットにも少しずつ出してきているのでしょうか…。
ドルトン東京学園からの進路について
私が話を聞いた中等部の生徒も高等部の生徒も海外大学を目指しているとのことでした。
周囲の生徒も同じように海外大学を目指しているのかと質問してみると、半数程度の生徒は海外大学も視野に入れた進路を考えているのではないかとのことでした。
これに関しては私が質問した生徒がたまたまそう言っているだけかもしれないので、現在の5年生の進路を注視したいところです。
ちなみに今回お話を聞いた中等部の生徒の中には海外大学を目指すためにドルトン東京学園を受験したという非常に志の高い生徒もおり、自分の将来をしっかり見据えているなと感心してしまいました。
私が中学の時は部活のことと高校受験だるいなぁぐらいしか考えていなかったですね(^^;
ドルトン東京学園の特待生について
ドルトン東京学園では入学してから原則3年間授業料が無料になる「特待生」制度が存在します。
特待生に選出されると原則3年間の授業料が免除となります。
ドルトン東京学園の授業料の年額は930,000円ですので、3年間で3,720,000円の免除となります。
しかしこんな好条件の特待生制度に受験生が群がらないわけもなく…。
2023年度入試の特待生制度の倍率は驚異の15.2倍(^^;
先日当ブログで紹介した村山輝星さんご出身の慶應義塾横浜初等部の女子の合格倍率16.3倍に迫る勢いです。
高等部の生徒に尋ねてみたところ、現在の4年生(高等部1年生)93名中2名が特待生扱いとのことでした。
約2.2%という狭き門ですね(^^;
現在の5年生(高等部2年生)は在籍数が130名でもう少し多く特待生がいるとも言っていましたが、同じ割合なら特待生は3名前後、多くて5名程度でしょうか?
上記は推測ですので、今後全学年の特待生の人数についても情報を集めてみたいと思います。
本記事ではドルトン東京学園の見学会に参加して思ったことをまとめてみました。
ドルトン東京学園の資料も2023年度版から2024年度版へ更新されており、いくつかの変更点が見られました。
変更点については別の記事で書きたいと思います。
生徒の生の声を聞けたのは非常に参考になりました。
ドルトン東京学園の在校生はやはり外国人教員の割合が多いところ、語学学習や留学に魅力を感じているようでした。
海外志向の強いご家庭には非常に適した環境なのではないでしょうか。
また設備面は文句無しだと思いますので、よりよい環境の学校へ通わせたいとお思いの保護者の方には最高の環境だと思います。
今回ドルトン東京学園に入って後悔した点などは聞くことはできなかったので、別のイベントにも参加して聞いてみたいと思います。
そして来年度の大学受験結果を注視し、一般的な私立中高一貫校よりも高い費用を払うだけの価値ある学校かどうかを見極めたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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