我が家の長男は小学校受験をしましたが、その際には妻がメインで家庭学習の面倒を見ていました。
私自身は塾への送迎、学校の説明会への参加、受験用品の手配、受験日当日の付き添いなどで普段の家庭学習を見ることは妻ほどはありませんでした。
と言うか時間的にきつかったというのが本音です(^^;
ふと中学受験での父親の役割はどういったものが好ましいのか考えるとともに、気になり調べてみました。
中学受験での父親の役割としては以下のようなものがあるのではないでしょうか。
・母親を陰で支える
・いざというときに物申す
・適度に子供を褒める
・経済面で中学受験を支える
・休みの日に子供の気分転換に注力する
・塾の先生との交渉や協議
・塾の送迎
本記事では中学受験における父親の役割のほか、父親の子供への接し方について小学生の保護者として考えてみました。
中学受験における父親の役割とは?
小学校受験と異なり、中学校受験では子供の考えもある程度しっかりしてきているので、全く同じではないと考えますが、活用できる部分はあると思っています。
以下のような役割が考えられるのではないでしょうか。
母親を陰で支える
我が家の長男の小学校受験の時はまさしく私が妻を支える形であり、普段の学習の多くは妻が見てくれていました。
中々模試でも伸びなかった息子の勉強を見るのは忍耐を要したと思います。
しかしながら、忍耐強く、そして優しく息子に寄り添ってくれたからこそ合格することができたと思っています。
家庭によって差があるとは思いますが、中学受験においても同様に母親が主導で父親が陰で支えるようなパターンが多いのではないでしょうか。
中学受験では、勉強そのものを親が教えるのは難関校になればなるほど難しくなると思います。
実際開成中学の過去問などを見ると、レベルの高さに驚きます(^^;
直接勉強を教えないにしても、子供の勉強スケジュールの管理や進捗の把握など、普段子供と距離の近い母親だからこそ、細かい部分にまで目が行き届き、結果として子供の学力向上に繋がるのではないでしょうか。
そんな母親を支えるのが父親の役割だと考えています。
いざというときに物申す
先ほど母親は子供との距離が近いと申し上げましたが、距離が近い分馴れ合いになってしまうこともあると思います。
我が家がまさにこの状態であり、最近母親の言うことを長男は素直に聞かないです(^^;
そこで登場するのが私なのですが、私が理路整然と諭すと、文句を言いつつも従います。
これは母親の言葉が軽いとかいうわけではなく、普段接している時間によって親しみやすさに違いがでているのではないかと思っています。
裏を返すと私は息子に親しまれていないのか…と落ち込みますが(^^;
誰しもそうだと思いますが、慣れ親しんだ人よりも、普段接点が少ない人に何か言われたほうが衝撃が強いと思います。
各家庭に差はあると思いますが、父親の一言の方が親密度の関係で子供は重く受け止める傾向が強いのではないでしょうか。
適度に子供を褒める
普段子供と接する時間が長い母親が子供を褒める機会は多いでしょう。
それに対して普段接する時間が短い父親が子供を褒めると子供はどういう反応を示すでしょうか?
これも家庭により差はあるかと思いますが、我が家の場合は私が子供を褒めると非常に子供が喜びます。
先ほども申し上げた通り、普段接する機会が相対的に少ない人から何か言われると衝撃が強いように、褒められた際にも同じことが言えるのではないでしょうか。
普段から褒め続けてしまうとそれに慣れてしまうので、ちょうどよいタイミングで父親が褒めればモチベーションの維持向上に役立つと思います。
経済面で中学受験を支える
共働き世帯も多く、一概に言えないとは思いますが、父親の最大の役目は経済面でしっかりと中学受験を支えることだと考えております。
中学受験をする上で、塾の費用はもちろんのこと、入学後の費用も非常にかかります。
塾の費用についてはこちらの記事についても併せてご参照ください。
参考に下のグラフには公立中学校と私立中学校の費用の比較を掲載しました。
出典:文部科学省, 令和3年度 子供の学習費調査の結果について(令和4年12月21日)https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/mext_00001.html
私立の中高一貫校に通うのであれば、安定した経済基盤は必要不可欠です。
こちらの記事も是非ご参照ください。
休みの日に子供の気分転換に注力する
平日は母親が主体で子供の中学受験をサポートしていますので、休日は子供の気分転換に是非とも父親が注力したいところです。
思い返すと小学校受験の際は、休日は家族で可能な限り出掛けるようにして、子供に勉強以外の刺激を取り入れてもらおうとはしていました。
それがどれだけものになったのかは不明ですが(^^;
子供とのコミュニケーションの時間確保のためにも、休日こそは父親と子供がコミュニケーションを取れるシチュエーションを演出することが重要ではないかと思います。
塾の先生との交渉や協議
子供の成績が振るわず、塾の先生に色々と要望をしたくなる時があると思います。
また、塾での指導などについて色々と物申したい時もあるのではないでしょうか。
そんな時は普段話している母親ではなく、父親が出て行って話をすると塾の先生方も、ただ事ではないと感じ、対応が変わる可能性もあります。
ここぞというときに父親が出ていくことで、事態が好転するかもしれません。
塾の送迎
細かい点ですが、父親が積極的に関与できる部分としては塾の送迎が挙げられます。
小学校受験の塾に通っていた際も、多くの父親が塾の送迎をしていたのを見ています。
勉強自体に直接関わる部分ではありませんが、安心して塾へ通えるという環境づくりで貢献することも重要ではないでしょうか。
中学受験における父親の子供への接し方の注意点
中学受験という家族全員が神経質になっている時期に父親はどう子供へ接すれば良いのでしょうか?
プレッシャーを与えない
中学受験における父親の役割としていざというときに父親登場と書きましたが、これは父親の威厳や悪く言えば怖さを利用していると言えなくもありません。
それが悪いほうへ出てしまうとただ単にプレッシャーを与えるだけになりかねません。
プレッシャーを与えるだけでは子供は萎縮し、家庭内の雰囲気は確実に悪くなると思います。
無意味にプレッシャーだけを与えるのはやめましょう。
過干渉にならない
コロナ禍で世の中の父親がリモートワークになったことから、子供の勉強を見る時間が長くなり、過干渉になる父親が増えたとの話を聞きました。
今まで母親が子供を上手くコントロールしていたところに、父親が積極的に関わりそのコントロールを乱してしまうケースも…。
父親が自ら勉強を教え、塾の解き方とは異なる方法を教えて子供を混乱させることもあるようです。
中学受験において父親と子供は適切な距離感が大事なのではないかと思います。
受験環境の変遷を理解せずに子供を指導しない
特に自分自身も中学受験をして、自信のある父親にこのような傾向があるそうです。
何十年も前と今では中学受験者数も異なりますし、問題の傾向や難易度も異なると思います。
そのような受験環境の変化を理解せずに、自分のときはこうだったと言って、無理矢理自分流を押し付けてしまうのは危険かもしれません。
最新情報を常に持っている塾の先生方の意見を素直に聞き入れたほうが無難かもしれません。
感情的になって暴言を吐かない
ついつい父親がイライラして暴言を吐いてしまうこともあるのではないでしょうか?
「中学受験なんかやめちまえ!」
「こんな問題も解けないのか!」
「同じ間違いをするな!」などなど…
色々調べてみると暴言自体が虐待になり、脳への影響があることが分かりました。
個人差や年齢差はあると思いますが、その影響は聴覚、知能、理解力の発達にまで悪影響(参考文献)が及ぶようです。
参考文献:友田 明美, “被虐待者の脳科学研究”, 児童青年精神医学とその近接領域, 2016, 57(5), p719-729
また、暴言を浴びせ続けられると子供は単純に傷つきますし、親の顔色ばかり伺うような主体性のない人間になってしまうと思います。
これは中学受験どころではなく、後々の人生にまで暗い影を落とすことになってしまいます。
否定的な言葉を浴びせない
上記の暴言に通じるものがありますが、否定的な言葉を使用するのも良くありません。
否定ばかりされると人間だれしも萎縮してしまうと思います。
そうなると否定されないことばかりを考えてしまい、中学受験本来の目的を見失うことになりかねません。
目的を見失えばモチベーションも上がらず、勉強の効率もより一層落ちてしまうことでしょう。
このような負のスパイラルに陥らないためにも、否定的な言葉は避けたほうが良いと思います。
小学校受験を経験しましたが、否定的な言葉を使用しないというのは言うのは簡単ですが中々難しいですね…(^^;
管理しすぎない
学習スケジュールを組んで効率よく学習を進めていくことは良いことだと思います。
「勇者たちの中学受験」でも父親視点で描かれたエピソードがありましたが、その父親はエクセルで子供の学習スケジュールを効率よく管理しようとしておりました。
仕事をする上でエクセルやoutlookでスケジュールを管理したりするのは、業務効率化の上で欠かせないことだとは思いますが、中学受験でもそれが上手く機能する保証はありません。
中学受験をするのは12歳の小学生です。
思うように学習スケジュールが進まないこともあるでしょう。
完璧に管理しすぎるとそれが子供のストレスになると思います。
父親が「せっかく自分が効率の良い学習スケジュールを組んでやったのに!」と思ってしまうかもしれません。
しかしながら、相手は子供なのだからスケジュール通りにはいかないということを念頭において対応したほうが、心の中も穏やかになるのではないでしょうか。
「勇者たちの中学受験」のレビュー記事は是非こちらをご参照ください。
自分の子供のころの自慢をしない
父親が立派な学歴の場合、自慢したくなることもあるかと思います。
しかしながら、子供にとっては自分のことで精一杯です。
むしろそんな自慢話を聞かされたら、ストレスになるだけかもしれません。
また父親の子供のころと比較されること自体がストレスになるでしょう。
中学受験はあくまで子供の戦いです。
自分の自慢はせずにサポートに徹しましょう。
中学受験に関心を持たな過ぎる
いくら母親主体と言えど、父親が中学受験に無関心すぎるのも問題ではないでしょうか。
経済面で支えることは重要なことですが、経済面で支えているからと言って母親に丸投げは好ましくないのではないでしょうか。
関わり方が難しいとは思いますが、無関心すぎると子供は自分の中学受験なんかどうでもいいのかと思ってしまうかもしれません。
できる範囲で、かつ過干渉にならない程度の距離感を見出したいところです。
本記事では、中学受験における父親の役割について考えてみました。
中学受験での父親の役割としては以下のようなものがあるのではないでしょうか。
・母親を陰で支える
・いざというときに物申す
・適度に子供を褒める
・経済面で中学受験を支える
・休みの日に子供の気分転換に注力する
・塾の先生との交渉や協議
・塾の送迎
各家庭によって差はもちろんあるとは思いますが、小さいころから多くの時間を共有していた母親と比較し、父親の中学受験への関わり方は色々と考えてしまうことがあるのではないでしょうか。
我が家の場合は父親である私が仕事のせいで時間が取れず、子供たちに接する時間は母親に比べて少ないことは明らかです。
そんな自分にできる精一杯の範囲内で子供にとってプラスになることができればと願わずにはいられません。
最後までお読みいただきありがとうございました。