聖光学院は開成に迫る勢い?小田和正氏母校の評判、学費、東大進学者数は?

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聖光学院開成評判中学受験

Yahoo!ニュースを見ていたところ、神奈川の聖光学院中学校が人気と偏差値ともに伸ばしているとの記事が目に飛び込んできました。

聖光学院の名前自体は以前から聞いたことがあり、「勇者たちの中学受験」の二つ目のハヤトのエピソードでも出てきたので知っておりました。

記事では卒業生の3人に1人が現役で東大との記載があり、どんな中学校なのか非常に興味を惹かれました。

調べてみたところ、聖光学院の2023年度の東大進学者数は78人でトップ5入りを果たしました。

また、2022年度の現役東大合格率は34%と開成とほぼ同等であることもわかりました。

本記事では聖光学院の基本情報や評判について調べてまとめてみました。

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聖光学院のニュース記事について

Yahoo!ニュースで聖光学院の人気と偏差値が急上昇しているとの記事を拝見しました。

記事によると2021年と2022年は卒業生の約3人に1人が現役で東大に合格しているらしく、近年多くの東大合格者を輩出しているとのことです。

また、聖光学院はカトリックの学校で規律を重んじ、テストの点数だけでなく情操教育にも力を入れており、面倒見の良さが保護者からの人気を呼んでいるそうです。

現役生の約3人に1人が東大とは驚異的な東大進学率です。

聖光学院がここまで躍進しているのを見ると、自分の子どもも通わせたい!となりますよね。

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聖光学院について

神奈川御三家の一角を担う聖光学院の基本情報についてまとめてみました。

基本情報

所在地神奈川県横浜市中区滝之上100
設立年1954年
設置者学校法人聖マリア学園
建学の精神カトリック的世界観にのっとり、人類普遍の価値を尊重する人格の形成、あわせて、高尚、かつ、有能なる社会の成員を育成する
偏差値男子:78(引用:首都圏中学模試センター)

著名な卒業生としては、小田和正さん(ミュージシャン)、大西卓哉さん(宇宙飛行士)など幅広い分野でご活躍されている方々が多くいらっしゃいます。

現在はお洒落で落ち着きのある色合いの外観の校舎ですが、2011年度から3か年計画で校舎の全面建て替えが行われたらしく、Googleのストリートビューで昔の校舎が今でも確認できます。

入試方法

2023年度の入試方法について下表にまとめてみました。

募集定員①175名 ②50名 帰国 若干名
出願期間①1/9~2/1 ②1/9~2//3 帰国 12/1~1/6
入学試験日①2/2 ②2/4 帰国 1/8
合格発表日①2/3 ②2/5 帰国 1/9
試験科目①国算理社②国算理社帰国 国算または算英

聖光学院ではまだ英語の試験は採用されていないようです。

また、帰国子女枠もあるのですが、興味深いのが帰国子女枠であるにも関わらず、英語を必須としていない点です。

これは英語圏以外の帰国子女への配慮なのでしょうか。

他の学校の帰国子女枠は英語が必須のところばかりなので、思わず目を引かれてしまいました。

入試実績

近年の入試実績を下表にまとめてみました。

募集人数は第1回入試が175名、第2回入試が50名、帰国生入試が若干名となっています。

試験日が2月2日及び4日のため御三家と試験日程は被りませんが、第1回入試も第2回入試も600名以上の応募者がいます。

第2回入試に関しては合格倍率が4倍以上と激戦が繰り広げられています。

御三家や新御三家を受験する層にとっては、2月2日及び4日にどこを受験するのかは併願戦略的に非常に重要ではないでしょうか。

学費

聖光学院中学校の初年度の学費合計は約127万円となりました。

単純に12か月で割ると、月額約10.5万円となりました。

入学金250,000
設備拡充費230,000
授業料492,000
維持費210,000
設備拡充費(入学後)84,000
初年度合計1,266,000
月額105,500
(単位:円)

下図は文部科学省の「令和3年度 子供の学習費調査の結果について」をグラフ化したものです。

私立中学の学習費総額は約144万円で月額約12万円であることから、聖光学院中学校の学費は私立中学の中でも安いほうだと言えます(募集要項記載の費用のみ計上)。

出典:文部科学省, 令和3年度 子供の学習費調査の結果について(令和4年12月21日)https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/mext_00001.html

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聖光学院の評判について

気になるのは聖光学院の評判だと思います。

良い口コミと悪い口コミをいくつかピックアップしてみました。

ここに書いてある口コミが全てではないことをご承知おきください。

良い口コミ

学業の面では塾いらずといわれるように、授業が充実し、生徒間でも勉強するような環境が整えられていると思います。また、学業だけではなく、生活面でも色々な行事、生徒会、執行委員など自ら参加できるものが多くあり、積極的に参加すれば沢山なことを経験できる学校だと思います。

引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8331/

いじめることをするなら、他のことに興味をもっていそう。一人一人が、影響をうけあっているけど、見下したり、けなすことはない感じがする。もしもケンカがあったなら、仲裁がはいりそう。

引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8331/

友達同士で勉強を教えあうなど、生徒同士で協力し合う環境があるようです。

引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8331/

調べてみると全体的に良い口コミの方が圧倒的に多いように感じました。

特に環境面での良さを取り上げている口コミが多く、学校、先生、生徒のどれをとっても雰囲気の良さが伝わってきました。

学業も優れ、雰囲気も優れているのであれば保護者としては安心できる環境と言えるのではないでしょうか。

悪い口コミ

いじめは普通にあります。おまけにいじめが起こった場合、先生や学校のカウンセラーは被害者に何もしてくれません。一部の先生は、いじめの加害者の味方をします。不登校の学生もクラスに1人はいることが多いです。

引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8331/

塾要らずがウリと言うが、生徒が能動的に動かなければならない。

引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8331/page=2/#reviewlist

冬服は全く格好悪い。別に構わないが。値段は常識の範囲内であるが。

引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8331/page=2/#reviewlist

いじめに関しての口コミがありましたが、以前当ブログでも取り上げましたが下のグラフのように国立、私立、公立問わずいじめはあります。

いじめが完全に無くなったら理想ですが、現実的ではありません。

いじめに関して不満が出てしまうのは致し方ないと思います。

塾いらずが良い口コミにも悪い口コミの中にも出てきました。

結局は生徒自身の意欲と自ら動けるかどうかにかかっているのではないでしょうか。

自主性のない生徒は聖光学院に限らずどこにいってもダメだと思います…。

冬服に関しても悪い口コミがありましたが、許容範囲は人それぞれですし、制服と学力が関係するわけでもないので、聖光学院に入るレベルの生徒さんなら気にしない人の方が多いのではないでしょうか。

出典:文部科学省, 令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果, https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm

いじめに関してはこちらの記事も是非ご参照ください。

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聖光学院と開成の進学実績比較

聖光学院と開成を比較する前に今年の東大合格者数をグラフで見てみたいと思います。

出典:日刊ゲンダイDIGITAl, https://news.yahoo.co.jp/articles/86a73fe97d6d9844334fcd6a881520e086b99a09(参照日2023-3-28)

相変わらず開成がトップの座を守っていますが、2位以下が団子状態と言ってもいいのではないでしょうか?

麻布と並んで聖光学院は78名の東大合格者を輩出しており、全国トップクラスであることは間違いありません。

開成と聖光学院の近年の東大合格者数の推移をグラフ化しました。

開成は1学年400名に対し、聖光学院は1学年225名であることから、単純比較はできません。

2022年度の聖光学院の東大合格者数91名のうち現役合格者数は77名で、卒業生が228名だったことから、現役東大合格率は約33.77%です。

一方で2022年度の開成の東大合格者数193名のうち現役合格者数は137名で、卒業生が405名だったことから、現役東大合格率は約33.82%です。

2023年は詳細な数値がまだ不明なのでなんとも言えませんが、現役東大合格率では聖光学院は開成にほぼ並んでいると言えます。

開成のように1学年400人程度のマンモス校を選ぶより、より少人数での教育を好むのであれば、聖光学院を選ぶのも十分ありではないでしょうか。

上のグラフは近年における開成と聖光学院の早稲田大学と慶応義塾大学の合格者数の推移を示しています。

早稲田大学と慶応義塾大学ともに合格者数は開成の方が多いものの、年度によっては1学年の生徒数が少ない聖光学院の合格者数が肉薄しており、聖光学院の生徒のポテンシャルの高さが垣間見えたような気がしました。


本記事では聖光学院の基本情報や評判について調べてまとめてみました。

聖光学院の2023年度の東大進学者数は78人でトップ5入りを果たしました。

2022年度の現役東大合格率は34%と開成とほぼ同等であることもわかりました。

聖光学院の口コミも概ね良いものが多く、学業及び環境共に非常に魅力的な学校と言えるのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

聖光学院は「勇者たちの中学受験」にも登場しています。

こちらの記事も是非ご参照ください。

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