ナニコレ珍百景|高校でそば打ち必修?北海道幌加内高校?そば部も?

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9月3日日曜日のテレビ朝日で19:00から、「ナニコレ珍百景」が放送されます。

番組のサブタイトルを見ると「そば必修高校」とあり、非常に興味を惹かれました。

番組予告を見てみると北海道の公立高校とのことで、検索してみるとどうやら「北海道幌加内高校」のことではないかと思われます。

本記事では北海道幌加内高校について調べてまとめてみました。

ナニコレ珍百景について

「ナニコレ珍百景」はテレビ朝日で放送されているバラエティ番組です。

2008年1月から2016年3月までは「珍衝撃映像バラエティ ナニコレ珍百景」としてレギュラー放送されていました。

全国にある珍しい風景を紹介し、審査委員が認定すると珍百景として登録されて番組公式サイトで公開されます。

単純に風景だけではなく、商品、人物、記録等と珍百景の登録候補は非常に幅広く、見飽きない番組だと思います。

北海道雨竜郡幌加内町について

北海道幌加内高校について記載する前に、北海道雨竜郡幌加内町について簡単にまとめてみました。

幌加内町(ほろかないちょう)は北海道の上川管内西部にある町で、東西方向約24km、南北方向63kmと南北に長い形をしています。

町の北部に家は点在するものの、ほとんど「森」ですね。幌加内町の最大の集落は町の南端に位置し、北海道幌加内高校もこの集落の中にあります。

下表に幌加内町の基本情報を記載しました。

面積767.04 km2
世帯数709世帯
総人口1,307人
男性:645人
女性:662人
(令和5年1月31日現在)
人口密度1.68 人/km2
町の木ナナカマド
町の花カタクリ
町の鳥アカゲラ
町長細川雅弘

幌加内町には以下の3つの日本一があるとのことです。

①そば畑の面積日本一・・・3,200 ha

町の中には下のような看板が建てられています。

②日本最大の人造湖「朱鞠内湖」・・・面積2,373 ha、周囲約40 km、水深約40 m

この眺めは壮観ですね!一度現地に行ってみたいです。

朱鞠内湖畔キャンプ場からの夜空です。星がめちゃくちゃ綺麗ですね。以前富良野で見た星空も良かったですが、こちらの星空も良いですね。

③日本最寒記録・・・-41.2℃

北海道幌加内高校について

北海道幌加内高校についてまとめてみました。

所在地北海道雨竜郡幌加内町字平和
設立年1954年
学校長後藤 卓
課程・学科・学期定時制・農業科・2学期制

北海道幌加内高校のホームページには、学校へのアクセス方法の記載がありません。

それもそのはず、学校のホームページにも記載がある通り、公共交通機関では通学が困難であり、生徒全員が学生寮に入るとのことです。

いの町の山村留学みたいな感じですね。

北海道幌加内高校は定時制ではありますが、全日制と変わらず朝登校して1~6時間まで授業を受けるとのことです。

また在校生のほとんどが町外出身者のようです。

北海道幌加内高校はGoogle Mapからも分かるとおり、幌加内町の南端の集落の中に建てられた高校です。

北海道らしく広々した感じの学校の佇まいです。塀もなくオープンで開放的な作りです。

高校周辺の地図を見てみると、飲食店が数軒あるようです。ただ、コンビニエンスストアやドラッグストア等は私が見た限りでは見当たりませんでした。

高校と同じ集落にあるお蕎麦屋さん。

北海道幌加内高校の必修科目「そば」について

北海道幌加内高校では、必修科目に「そば」があります。

この必修科目のそばは、平成14年度からスタートしたそうです。

きっかけは平成11年に改訂された当時の学習指導要領の中で、生きる力の育成が謳われ、町の特産品であるそばに着目して必修科目にそばを取り入れたそうです。

ちなみに現在の学習指導要領では以下のような記載があります。

2 学校の教育活動を進めるに当たっては,各学校において,第3款の1に示す主体的・

対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を通して,創意工夫を生かした特色ある教育

活動を展開する中で,次の(1)から(3)までに掲げる事項の実現を図り,生徒に生きる力を育むことを目指すものとする。

(1)  基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ,これらを活用して課題を解決す

るために必要な思考力,判断力,表現力等を育むとともに,主体的に学習に取り組む

態度を養い,個性を生かし多様な人々との協働を促す教育の充実に努めること。その

際,生徒の発達の段階を考慮して,生徒の言語活動など,学習の基盤をつくる活動を

充実するとともに,家庭との連携を図りながら,生徒の学習習慣が確立するよう配慮

すること。

引用:文部科学省, “高等学校学習指導要領(平成 30 年告示)解説”, 平成30年7月,p.218, https://www.mext.go.jp/content/20211102-mxt_kyoiku02-100002620_1.pdf(参照日2023-9-2)

当然のことながら全国で初めて唯一無二の授業のため、教科書や指導者もおらず、苦労したようですが、町内のそば打ち愛好者を招き教職員や生徒が一丸となってそば打ちを学んでいったようです。

必修科目として設定したにもかかわらず、予め指導者や指導方法を考えていなかったのはすごいですね…(^^;

現在は高校の先生が中心となってテキストも作成したとのことです。

先生方もそば打ちの腕前がレベルアップしているようですね。

生徒と共に先生たちも成長するなんてドラマみたいな展開。

そばの授業は、各学年2単位(週2時間の授業)で、全校生徒が卒業までに全麺協が主催するそば道段位制度の初段以上取得を目指すそうです。

そばの授業では、そばの基礎知識を学ぶ座学、そば畑に種まきをする農場実習、調理実習、実技実習等で構成されるようで、単にそばを打つだけではないようです。

北海道幌加内高校の部活動「そば局」について

北海道幌加内高校の必修科目の「そば」だけでも驚きなのですが、部活動でも「そば局」なる部があるようです。

そば局は、幌加内町のPR活動を行っており、放課後にはそば打ちの技術を磨き、そば打ち選手権大会に出場することを目標としているようです。

なんとこのそば局ですが、史上初の団体戦3連覇を成し遂げたそうです。

必修科目でそばを学び、さらには部活動でもそば打ちの技術を磨き上げある…

これほどまでにそばに情熱を傾けている高校生が他にいるのでしょうか?

いやいない!(個人の感想です。)

第13回全国高校生そば打ち選手権大会でも準優勝されているようですね。


本記事では北海道幌加内高校について調べてまとめてみました。

ナニコレ珍百景に出てくる学校は自然豊かな環境の学校が多いのですが、北海道幌加内高校周辺もやはり自然豊かな環境でした。

必修科目にそばがあるとのことで調べてみましたが、授業で学ぶだけでなく技術を磨き上げて大会でも優秀な成績を収めていることが分かりました。

元々は手探りで初めた必修科目のそばでここまで来れたのは教職員と生徒が一体となって一生懸命取り組んできた結果ではないでしょうか。

詳細をもっと知ることができると思いますので、ナニコレ珍百景の当日の放送を楽しみにしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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