1月21日日曜日のテレビ朝日で19:00から、「ナニコレ珍百景 2時間SP」が放送されます。
番組内容を見ると「山口:小学6年でふぐ処理の免許」とあり、どうやら山口県の宇部市立西岐波小学校に通う中村智弥さんのことのようです。
小学5年生で試験に初挑戦しましたが不合格に…
しかし小学6年生となった今年、見事リベンジを果たして合格となり、史上最年少のふぐ処理師が誕生しました。
本記事ではふぐ処理師試験に合格した中村智弥さん等について調べてまとめてみました。
当日放送の他の記事はこちらをご参照ください。
ナニコレ珍百景について
「ナニコレ珍百景」はテレビ朝日で放送されているバラエティ番組です。
2008年1月から2016年3月までは「珍衝撃映像バラエティ ナニコレ珍百景」としてレギュラー放送されていました。
全国にある珍しい風景を紹介し、審査委員が認定すると珍百景として登録されて番組公式サイトで公開されます。
単純に風景だけではなく、商品、人物、記録等と珍百景の登録候補は非常に幅広く、見飽きない番組だと思います。
今回は史上最年少のふぐ処理師である中村智弥さんを取り上げるようです。
今日もご視聴ありがとうございました🙂
— ナニコレ珍百景【公式】毎週日曜よる7時OA (@nanikore_ex) January 14, 2024
来週はナニコレ珍百景2時間SP✨
全国のすごい子どもが続々🎉
🗾山口の小学生がふぐを処理🐟
🗾埼玉の高校生がコンビニスイーツ開発🍰
🗾恐怖😱家族の手作りおばけ屋敷👻#ネプチューン #佐々木蔵之介 #白石麻衣 #森泉 #ぺこぱ #斎藤ちはる#ナニコレ珍百景 pic.twitter.com/tNCjZaNpu3
小学6年生でふぐ処理師試験に合格した中村智弥さん
山口県の宇部市立西岐波小学校に通う小学6年生の中村智弥さんが史上最年少でふぐ処理師試験に合格したそうです。
各都道府県ごとに行われているふぐ処理師の試験は、山口県では実務経験3年以上が受験資格だったそうですが、2022年4月に制限が撤廃されたことで中村智弥さんも受験できるようになったとのことです。
元々家族においしいものを食べさせたいという純粋な想いと料理人になりたいという夢から、料理店を経営する親戚に相談したところふぐ処理師の試験を小学生でも受けられることを知り、受験を決意したそうです。
ふぐ処理師の試験は実技だけではなく、食品衛生法やふぐに関する知識を問う学科試験もあり、過去問を毎日100問解いたとか…
凄い熱意ですね(;゚д゚)ゴクリ…
実技においてはやはり小学生のためか腕力不足が否めず…
そこで親戚のアイディアで包丁の背をゴム製のハンマーで叩いて骨を断つ独自の技を習得したそうです。
昨年の不合格はせっかく独自の技を習得したのにも関わらず、緊張のあまり試験会場にハンマーを持ち込み忘れたせいだとか…(^^;
これは悔しい…
ハンマーさえあれば制限時間の20分以内に処理を完了し、昨年の時点で合格していたかもしれないと思うと実に悔しいですね(^^;
しかしそこから1年間さらに精進し、今年2023年7月12日に再度実技試験に挑み、見事合格を掴み取りました。
小さい頃から何でもよいので成功体験を得ることは、子供の自己肯定感に繋がり人生を豊かにすると思います。
中村智弥さんもふぐ処理師の試験を通した成功体験を基に、今後料理人の夢に向かって学校の入学試験や調理師免許の試験等もきっと乗り切っていけるのではないでしょうか。
ちなみに史上最年少のふぐ処理師の試験合格者ということもあり、以前に各メディアにも取り上げられていたようです。
🌈TBS THE TIME, 【 出張 安住がいく 】でご紹介した小学生ふぐ処理師🐡 #中村智弥 さんの記事はコチラ‼️‼️
— tysニュース【公式】 (@tysnews) August 23, 2023
山口県初「小学生ふぐ処理師」2年間の道のりに密着🔥https://t.co/TTmCewfeEj#ふぐ処理師#山口 #萩 #萩しーまーと#thetime_tbs #安住紳一郎 #安住 #アズミ#tys #テレビ山口 #NEWSDIG
小学5年生の時には宇部市長直々に応援を受けたこともあったようです。
8/19(金)
— 宇部市長の活動報告 (@ubecity_mayor) August 19, 2022
ふぐ処理師の資格に挑戦する中村智弥君の応援の為、西岐波の料理店を訪問。この料理店では、高校3年生村上修矢さんと中村君が一緒にふぐの捌き方を学んでおり、村上さんは、この夏、県内最年少でふぐ処理師の試験に合格しました。中村君の捌いたふぐをいただける日を楽しみにしています。 pic.twitter.com/TGbsndYtQA
ふぐ調理師免許とは?
恥ずかしながら私はふぐ調理師免許を一般的な調理師免許と同様に国家資格だと思っていたのですが、今回改めて調べてみたところ、各都道府県で定められた資格とのことです。
ちなみにふぐ調理師と記載しておりますが、山口県ではふぐ処理師、東京都ではふぐ取扱責任者、北海道ではふぐ処理者と名称が都道府県によってまちまちのようです(^^;
ここではふぐ調理師免許と呼びます。
ふぐ調理師免許の有資格者以外は業務を行えない業務独占資格であり、ふぐ調理師免許を保有することで除毒作業を行えるようになります。
この除毒作業とは、ふぐの皮や肝等の毒を有する部分を除去する作業のことを指します。
この除毒作業が不十分だとふぐ毒として有名な神経毒であるテトロドトキシンを摂取することになってしまい、しびれや嘔吐症状を起こし、重症になると呼吸困難に陥って最悪の場合は亡くなってしまうこともあります。
なんとこのテトロドトキシンの毒性は青酸カリの約1000倍!(よくコナンで出てくるあの青酸カリ。)
いかにこのふぐ調理師免許が重要であるかが分かります。
山口県のホームページによると、令和4年全国ではふぐ毒の中毒が10件発生しており、そのうち1件は中毒患者が死亡しております。
ふぐ調理師免許に関する試験が全国的に行われているのにも関わらず、令和になっても死亡事例が出てしまうとはやはりかなり危険な毒のようですね(^^;
参考:山口県,”フグ中毒”,2021-11-1,https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/39/19464.html
山口県では学科試験と実技試験の2種類の試験が課されており、学科試験では衛生法規やふぐに関する知識等、実技試験ではふぐの処理技術に加えて臓器の鑑別等も行われるようです。
各自治体で多少の違いはあるようですが、大体学科と実技の組み合わせではないでしょうか。
ふぐ調理師免許を保有しており、他の自治体に移動した場合は、移動先の自治体の講習を受けるだけで再びふぐ調理師免許を保有することが可能な場合もあるようです。
詳しくは各都道府県のホームページのご確認をお願いいたします。
本記事ではふぐ処理師試験に合格した中村智弥さん等について調べてまとめてみました。
史上最年少ふぐ処理師…
なんかかっこいい異名ですね。
小さい頃の成功体験は必ずや、中村智弥さんの人生を明るいものにしてくれるのではないでしょうか。
果たして中村智弥さんの史上最年少記録を塗り替える猛者は現れるのでしょうか…
ナニコレ珍百景当日の放送を楽しみにしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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