Yahoo!ニュースを見ていたところ、Forbes JAPANが「イノベーティブ・エデュケーション・アワード」という賞の選出者を公表しておりました。
この賞では子どものウェルビーイングを実現する変革者を表彰するとのことでした。
正直なところどういう賞なのか初見では良く分かりませんでした…(^^;
選出者を見てみると、吉本興業所属のお笑い芸人のエハラマサヒロさんの長女の美羽さんも受験したドルトン東京学園中等部の名も記載されておりました。
選出理由は「学習者中心の教育」だそうです。
本記事ではイノベーティブ・エデュケーション・アワードやドルトン東京学園の学習者中心の教育について調べてまとめてみました。
ドルトン東京学園選出のニュースについて
Yahoo!ニュースでForbes JAPANが「イノベーティブ・エデュケーション・アワード」という賞の選出者を公表しており、ドルトン東京学園中等部・高等部が見事選出されておりました。
どうやら「学習者中心の教育」が選出理由のようです。
賞の詳細やドルトン東京学園の選出理由について、以下見ていきたいと思います。
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参考:Yahoo!ニュース Forbes JAPAN, “選出! 子どもたちのウェルビーイングを実現する変革者たち30”, https://news.yahoo.co.jp/articles/059e5a46cd81068ff1d58acd3dddfb0337b619bd(参照日2023-4-30)
ドルトン東京学園について
ドルトン東京学園中等部・高等部は2019年に大手予備校の河合塾が運営を開始した中高一貫校です。
ドルトン東京学園の教育理念は「汝自らを求めよ」で、ドルトン東京学園に集う生徒がありたい自分、あるべき自分を究め、学び続ける人となるように学校側は支援するとのことです。
学校名の一部にもなっているドルトンですが、約100年前にアメリカの教育家ヘレン・パーカストが詰め込み型の教育に警鐘を鳴らすために提唱した教育メソッドであるドルトンプランから来ています。
ちなみにドルトン東京学園で検索すると「ドルトン東京学園 金持ち」とサジェストされます。
これは初年度納付金が154万円で、文科省の令和3年度の学習費調査の私立中学の平均144万円よりも高いことに由来していると思われます。
また日テレで放映されていた「スッキリ」で特集されていたお受験企画で、吉本興業所属のお笑い芸人のエハラマサヒロさんの長女の美羽さんも受験したことでドルトン東京学園は注目を浴びていました。
ドルトン東京学園のホームページでも「スッキリ」にドルトン東京学園が登場したことを掲載しております。
ドルトン東京学園については以前の記事で詳細に記載しておりますので、是非ご参照ください。
イノベーティブ・エデュケーション・アワードについて
Forbes JAPAN(フォーブスジャパン)が主催しているイノベーティブ・エデュケーション・アワードについて調べてみました。
フォーブスジャパンで初めてとなる教育に関するアワードだそうです。
フォーブスジャパンについて
フォーブスは元々アメリカで発行されている経済雑誌です。
フォーブスジャパンは、リンクタイズ株式会社が発行する日本語版のフォーブスになります。
アメリカ版と同様に主に経済に関する記事を掲載しています。
発行間隔は月間で毎月25日発売で、紙版もデジタル版も1200円となっています。
イノベーティブ・エデュケーション・アワードについて
イノベーティブ・エデュケーション・アワードでは、子供たちのウェルビーイングを実現する変革者として、新たな教育を実践してきた30の小中高校、教育委員会等を選出するもののようです。
最近よく聞くようになった「ウェルビーイング」ですが、意味としては以下のようなもののようです。
(注)”well-being”について
OECD の国際報告書では,”well-being”を「生徒が幸福で充実した人生を送るために必
要な,心理的,認知的,社会的,身体的な働き(functioning)と潜在能力(capabilities)である」と定義している。“well-being”は,心身の「良好な状態」や「健やかさ」「幸福度」という言葉で翻訳されることが多いが,それらの言葉が意味するところ(定義)や解釈は人や立場,文脈によって異なる。”well-being”の日本語訳については,慎重に検討する必要があり,本報告書のタイトルでは,”well-being”を「健やかさ・幸福度」として仮訳をあてている。
引用:国立教育政策研究所, “OECD 生徒の学習到達度調査”, 平成29年4月,
https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/pisa2015_20170419_report.pdf(参照日2023-4-30)
どうやら経済協力開発機構(OECD)の報告書の中で定義がなされており、端的にいえば健やかさや幸福度を表す言葉のようです。
つまりイノベーティブ・エデュケーション・アワードは子供たちの健やかさや幸福度を実現してきた教育機関に対する表彰と言えるのではないでしょうか。
ドルトン東京学園の選出理由となった取り組みについて
Yahoo!ニュースの記事によるとドルトン東京学園がイノベーティブ・エデュケーション・アワードに選出された理由は、先進的な「学習者中心の教育」とのことでした。
この「学習者中心の教育」は、ドルトンプランの根幹です。
ドルトン東京学園のホームページにも記載があるように、ドルトン東京学園では生徒が主役であることを重要視しております。
この生徒が主役というのが顕著に表れているのが、自由に自分の研究を行うことができる「ラボラトリー」の時間です。
ラボラトリーには基礎ラボと探究ラボがあるのですが、特に探究ラボは自分でテーマを決めて自由に学ぶ時間も用意されております。
生徒自身が自分でテーマを決め、学習計画を立案し、自由な探究活動を行います。
ホームページには、地図作り、国際交流、車いすバスケの体験、気象予報士資格の取得等かなりバラエティに飛んだ取り組みをしているようで、生徒自身の自ら考える力を養うとともに、実践的な能力も培われると思いました。
特徴的なのが実践されているテーマは校内に留まることなく、地域や他大学等と積極的に交流をしており、社会に出てから必須のコミュニケーション能力の養成にも一役買っていると思われます。
とにかくテーマの幅が広く、これなら受賞したのも納得できるなというのが率直な印象です。
開校から日が浅いドルトン東京学園ですが、今後も増々目が離せません。
本記事ではイノベーティブ・エデュケーション・アワードに選出されたドルトン東京学園の学習者中心の教育について調べてまとめてみました。
ドルトン東京学園の「ラボラトリー」の時間は非常に自由度が高く、自主性、創造性を養えるとともに、コミュニケーション能力まで培える素晴らしい取り組みだと感じました。
河合塾が開校した学校ということで、学力偏重のカリキュラムと思いきや、将来生きていくうえで重要な術もきちんと習得できるようにカリキュラムが考えられていることは、保護者目線で非常に感銘を受けました。
ドルトン東京学園に興味をお持ちの保護者の方々は今回の選出をどのようにお思いになったでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。